2021.5.6
夏祭りを盛り上げよう!保育士のための出し物アイデア8選
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季節の風物詩でもある夏祭りは、楽しみにしている子や保護者も多いのではないでしょうか。
保育士は準備にとりかかるにあたって、夏祭りがいっそう盛り上がるように楽しいアイディアを考えてみましょう。
「そもそも夏祭りはどうしてやるの?」というポイントも含めて、解説していきます。
夏祭りのねらいとは
さまざまな行事が行われる保育園ですが、特に夏祭りはしっかり準備をして本番を迎える大がかりな行事となりますよね。
そもそも夏祭りが保育園での定番となった背景には、夏祭りそのものが「日本の伝統である」という点が挙げられます。
盆踊りのように、古くから行われているものは新しい世代の子どもたちにも親しんでもらいたいという考えから、保育園内で夏祭りが行われることが一般化したと考えられます。
また、保育園で行われる行事は普段の遊びや学びと違ってみんなで協力して成功させる達成感を得られるという魅力があります。
友達との親睦を深めることができるのはもちろんのこと、保護者に対し立派な姿を見せられる機会となります。
また、大きなイベントは保護者同士も関わり合いのきっかけができるようになるでしょう。
たくさんの人にとって貴重な場だからこそ、楽しくなるように夏祭りにはさまざまな出し物を用意しましょう。
楽しくて盛り上がるゲーム系の出し物
まずは、定番のゲーム系の出し物から考えていきましょう。
夏祭りの定番である「輪投げ」や「射的」、「金魚すくい」は、子どもたちが主体となった工作でも実現できます。
例えば画用紙、新聞紙、ガムテープ、ラップの芯などすぐに用意できるものを使って、輪投げの的や金魚すくいの金魚を作ってみましょう。
射的の場合は、輪ゴムを使って的を狙うようにすれば、小さな子どもでも無理なく遊べます。
ただし「人に向かって撃ってはいけない」、「周りに人がいないか十分注意してから撃つ」といったポイントは事前にしっかり確認してください。
さらにゲーム系の出し物では、景品を用意してもよいでしょう。
子どもたちの手作りメダルやお花を作っておき、高得点の子にはプレゼントすることでいっそう盛り上がるはずですよ。
夏祭りと言えば定番!屋台系の出し物
夏祭りと言えば、屋台にわくわくした経験がある人も多いのではないでしょうか?
保育園の夏祭りでも、問屋やインターネット通販を利用することで屋台を再現できます。
例えば「ヨーヨー釣り」に使うカラフルな水風船のヨーヨーも、個人が購入することができるんですよ。
あとはビニールプールを用意し、ヨーヨーを浮かべて、釣り糸で釣れる状態にすれば完成です。
S字フックなどがあると、小さな子どもたちも気軽に参加できますよ。
さらに、「かたぬき」なども購入可能です。
「ピンを子どもに持たせるのは不安」というときには、つまようじなどを用意するとよいでしょう。
また、ひもを垂らして景品をつける「くじひも」も夏祭りの定番です。
こちらは、段ボールやひもを使って手作りもできますので、ゲームと同様に手作りしてみてもよいでしょう。
みんなで楽しめる出し物
ゲームや屋台のほかに、みんなで集まって楽しめる出し物を用意するのもおすすめです。
例えば夏祭りの定番である「盆踊り」は、子どもも保護者も一体となって楽しめる時間となるでしょう。
子どもも楽しめる盆踊りソングもたくさん展開されていますから、気になる曲を探してみましょう。
盆踊りだけでなく、カジュアルなダンスと組み合わせてもよいでしょう。
以前流行った「恋ダンス」のように、そのときどきで流行っているダンスがあったらうまく組み合わせられないか工夫してみてくださいね。
さらに、夏祭りの定番である「おみこし」も忘れてはいけません。
保育園によっては、おみこしを手作りするところから夏祭りがはじまる……ということもあるではないでしょうか。
段ボールを使ったおみこしなら、子どもが主体となって制作を進めていくことができます。
とは言え、ほかの出し物に比べてとても大がかりになることから大変な思いをするかもしれませんが、その分友達と協力する経験ができます。
デザインや役割分担など、子どもたちの意見を大いに取り入れながら進めていきましょう。
まとめ
「夏といえば夏祭り!」というように、子どもたちも保護者も楽しみにしていることの多い行事ですから、せっかくなら盛り上げたいですよね。
ゲーム、屋台、盆踊りやおみこしなど楽しい出し物を考えながら、工夫して準備を進めていきましょう。
子どもの意見をたくさん取り入れることで、子どもの自尊心や協調性を育むきっかけにもなりますよ。