2023.8.16
放課後等デイサービスとは?仕事内容の特徴や他の施設との違いは?
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保育の免許を活かせる職場にはたくさんありますが、今回ピックアップするのは「放課後等デイサービス」です。
都市部から地方まで、全国に施設が増えている放課後等デイサービスについて、あなたは正しく理解できているでしょうか?
どのような仕事を求められるのか、一般的な学校やほかの施設とはどう違うのかといったポイントをご紹介していきましょう。
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放課後等デイサービスとは?
放課後等デイサービスとは、なんらかの障がいを抱えている子どもたちが利用する保育・教育サービスのことです。
サービス利用者はその名前の通り、学校がある平日の放課後、土日、夏や冬の長期休暇等を利用して集まります。
利用できるのは6歳から18歳までの就学児で、未就学児の場合には「児童発達支援」というサービスを利用します。
また、年齢のみならず利用の目的や、どのような障がいを持っているかも人によって違います。
集まった子どもたちは、集団生活になじむための訓練をしたり、周りの人とのコミュニケーションを学んだり、学校では見つけづらい居場所を確保したりと、ここでしかできない活動に取り組みます。
自宅に家族のいない子どもたちにとって、放課後の居場所になるという点は放課後児童クラブなどと同様の役割を果たしていると考えてもよいでしょう。
さらに、放課後等デイサービスならではの役割として障がいに対する理解やサポート体制が整っていることが挙げられ、家族が自宅にいる家庭からも多く利用されています。
そのため、子育てについて悩みを抱える保護者のサポートをするという役割も期待されています。
放課後等デイサービスでの仕事内容
放課後等デイサービスにおける具体的な仕事は、保育施設と同様に遊びや学びのサポート、日常生活のサポート、給食やおやつのサポートなどがあります。
施設内でイベントや行事を行うときには、企画立案、準備、当日の実行なども率先して行うことになるでしょう。
子どもたちが「やりたい」と興味を示したことは協力し、「できない」と弱気になったりパニックになったりしている場合には優しく声をかけてあげましょう。
また、日報を作成したり、必要に応じて事務作業をしたりすることもあります。
さらに放課後等デイサービスならではの仕事として、送迎を行う施設もあります。
子どもの学校や自宅までお迎えやお見送りをして、子どもの安全をサポートしましょう。
放課後等デイサービスで働くメリット
放課後等デイサービスでは、年齢、趣味、遊び方、学び方などがまったく違う子どもたちとかかわることができます。
そのため、保育士も日々刺激を受けながら成長していける環境が整っています。
また、比較的定員数が限られており、小規模で子どもたちと密接な関係を築きやすいところも放課後等デイサービスの魅力です。
クラス担任のように、ひとりで多くの子どもを見なければならない立場になると、どうしても一人ひとりとじっくり向き合うことが難しくなるものです。
しかし、限られた人数をしっかり見る体制が整っている環境ならば、細部まで行き届いたサービスを実現できるでしょう。
スタッフ同士で協力し合わなければならないシーンも多いことから、スタッフの団結力も優れた、アットホームな職場が多い傾向にあります。
障がいがあるために社会から疎外されているように感じている家庭は多く、そうした子どもの支援を行うことは社会貢献にもつながり、ニーズが大きい分やりがいも感じられるでしょう。
放課後等デイサービスで働くデメリット
デメリットとしてはまず、幼稚園や保育園よりも求人数が限られていることが挙げられます。
「働きたい!」と思ったそのときに条件にあう求人が見つかるとは言えず、長い目で求人探しをしながら転職活動をしなければいけません。
また、単なる保育の知識だけでなく、幅広く発達や病気の理解が必要なため、一般的な保育施設よりも学ぶべきことが多い傾向にあります。
たとえ同じ障がいと診断されている子どもであっても、正しい対応はそれぞれ異なるためよく見極めながら対応しなければいけません。
場合によっては一人で複数の子の対応をしなければいけなかったり、パニックを起こした子どもの対応につきっきりになったりと、大変に感じることもあるでしょう。
臨機応変な対応ができる人、年齢などにとらわれず一人ひとりに合った対応ができる人なら、楽しみながら働けるはずです。
まとめ
「スキルを生かしたいけれど、保育施設以外の場所でも働いてみたい」、「もっと広い年齢層の子どもたちとかかわりあいたい」。
そんな希望のある保育士にとって、放課後等デイサービスの求人は狙い目と言えるでしょう。
転職サービスを利用してこまめに求人検索をしながら、理想の求人を探してみてください。