ブラックな保育施設で働きたくない!保育士が安心して働ける環境の見分け方

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2024.3.15

ブラックな保育施設で働きたくない!保育士が安心して働ける環境の見分け方

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就職先や転職先を探す上で「ブラック企業でないかどうか」をチェックするのは非常に重要ですよね。

しかし「なにをもってブラック企業と考えるか」という点は、判断が難しいところです。

今回は、転職活動前に覚えておきたいブラックな職場の見分け方をご紹介していきます。

保育士を苦しめるブラックな保育施設とは?

保育施設において「ブラック」と呼ばれるような環境には、いったいどのような特徴があるのでしょうか?

まず、多くの保育士から苦情が募りやすいのが、休みが少なく働き詰めになってしまう環境です。

保育士はどうしても、残業や持ち帰り仕事が多い傾向にありますが、中には残業や休日出勤が続くのが当たり前となっている職場もあります。

休暇や休憩を十分にとれない環境はストレスが溜まりやすく、保育士を苦しめるでしょう。

そうした労働量に見合った給料があればまだ納得できるものですが、給料にも納得できていないとなれば、ますます不信感が募るでしょう。

長時間労働が当たり前の環境では、労働時間と給料を計算したときに、最低賃金を下回ってしまうという可能性もあります。

残業が当たり前になっているのに、残業代は未払い……ということもあるかもしれません。

そのような職場では、働くモチベーションをキープするのも難しくなるでしょう。

通常、認可保育園であれば、国から保育士の処遇改善手当を受け取っているはずです。

しかしブラックな職場の場合、処遇改善手当を保育士の給料にきちんと還元していないケースもあります。

その点がどうなっているのか開示してもらえればいいのですが、職場によってはそもそもそうした内部事情を明かしてもらえないこともあるでしょう。

そのほかにも有給休暇を消化させてもらえなかったり、働き方に疑問を感じても経営者とわかりあえなかったりといったトラブルも、ブラックな職場ではありえます。

ブラックな保育施設の見分け方とは?

ブラックな保育施設を見分けるためには、やはり職場の見学へ行くことが大切です。

求人情報を見ているだけでは本質にはなかなか辿りつきにくいものですから、できる限り事前に足を運びましょう。

まず、経営者や職員がどのような雰囲気なのかはよくチェックしておきましょう。

特に経営者のように上に立つ立場の人が、高圧的であったり自慢が多く自分をよく見せようとしていたりする場合には注意が必要です。

また、実際に働いている保育士さんの表情や雰囲気も気にかけましょう。

保育士さんがつらそうにしていたり、大変そうにしていたりするのに、経営者や上の立場の人が特に気にかけていない環境は、あまり魅力的とは言えません。

つらい環境が日常的な職場と考えて良いでしょう。

明るい雰囲気の保育施設で、保育士もいきいきと働いているようすがあれば、安心ですね。

また子どもたちに対してどのような言葉を使っているのか、どのような対応かも見極めるポイントです。

「見学へ来た大人」への対応と「いつも見ている子どもたち」への対応では、やはり後者の方が素の部分が出やすくなります。

もちろん施設の方針によって変わる部分でもあるのですが、子どもたちを上から押さえつけるように厳しい言葉を使っていたり、大きな声で叱咤していたりする施設もあります。

子どもとの接し方が、自分の理想的な保育スタイルと合致しているのかよく考えてみましょう。

また、タイムカードの有無についてもチェックしてみましょう。

勤務時間の管理について手書きであったり、そもそも記録そのものを取っていなかったりする場合、あまり安心して働ける環境とは言えません。

タイムカードさえあれば良いというわけでもありませんが、そもそもタイムカードの管理が曖昧な環境は、サービス残業などが起きやすい傾向にあります。

求人情報でブラックな保育施設を見抜ける?

とはいえ、実際に保育施設へ足を運ぶのが難しい場合もありますよね。

そのとき、求人情報のみで保育施設を見分けるのは簡単ではありません。

そんな中でも、たとえば常に求人が出ている施設には注意しましょう。

求人が長い期間出ているということは、人が定着しないなどの理由で慢性的な人手不足に陥っていると考えられます。

また、施設側の人材の扱いが悪くすぐに人が辞めてしまう環境かもしれません。

いずれにせよ、少し注意して見てみるべきでしょう。

また「自分にとって納得できる条件」を洗い出してみることも大切です。

ブラックと感じるポイントは、人によっても変わるものです。

自分にとっては普通でも、人から見ると「それってブラックだよ」と感じることもあるでしょう。

「人から見るとブラックな環境で働くのが普通になっていた」ということもあるかもしれません。

この機会に改めて「どんな環境で働きたいと思うのか」という点を明確にしてみると、今後の働きやすさにも関わってくるでしょう。

まとめ

せっかく働くのなら、ブラックと呼ばれる職場ではなく納得して働ける労働環境で自身の業務に注力したいですよね。

実際に保育施設へ足を運ぶことによって、施設内の人間関係などに目を向けることができ、ブラックな環境を見極めることができるはずです。

合わせて「自分にとって、どのような環境がホワイトと言えるのか」という点をよく考えることで、よりスムーズな転職活動が叶いやすくなりますよ。

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