えり先生:派遣の先生インタビュー

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2023.12.4

えり先生:派遣の先生インタビュー

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えり先生

派遣保育士歴:2年目
兵庫県宝塚市 保育園勤務

#平日は保育士、週末は飲食店勤務
#どんな仕事も大切なことは一緒
#メリハリが豊かさへの道

今はどんな働き方ですか?

ベルサンテの派遣保育士となって1年半がたちます。

今は、兵庫県の私立保育園で月~金の8:00~17:00で働いて、週末に月3回ほど飲食店でも勤務しています。

保育士と飲食のダブルワークですね。

保育士を目指したきっかけは?

通っていた幼稚園の先生に憧れて「先生になりたいな」と思ってはいたのですが、本気で保育士を目指そうと決めたのは大学に進学してからなんです。

生まれも育ちも和歌山で、地元にある大学にはAO試験で入学。高校時代にバスケット部で打ち込んでいたのでその経験を活かして進学しました。

保育科を選んだのは、部活で培った体力を活かせること、昔から先生に憧れていたこと、資格のある保育士に将来性を感じたとか、色々考えた結果この道が私には合っているかなと思ったからです。

でも、入学当時は将来についてまだ漠然としていて……。いろんな授業を受けたり実習へ行くたびに「ちゃんと自分にできるのかな……」と、徐々に保育の大変さを知って不安だったことを覚えています。

新卒時代を今、振り返ると?

大学卒業後は、実習先でお世話になったこども園に就職しました。

すごくきっちりしている園で、新卒として働く私にとってはなかなかハードな毎日でしたね。

ただ、“やらなあかんことは、きちんとやらなあかん”という基礎を一から十まで肌身で教えてもらった経験は今振り返ると有難かったなと思います。

その後転職をして別の保育園で4年ほど勤務。

その園も上下関係がしっかりある園で厳しい面もありましたけど、自分の好きな保育をさせてもらえて充実感はすごくありましたね。

自分の好きな保育とは?

今も“メリハリのある保育”を心掛けています。

二園目でお世話になった保育園では行事にすごく力を入れていてレベルも高かったように思います。

だからといって練習や行事に向けての取り組みに偏ると子どもたちもしんどくなってしまうので、「今日はこの時間までは思いっきり遊ぼう!終わったらお稽古しよう!」と朝一番にスケジュールを伝えて、見通しがたつように工夫したり。

行事が終わったら、普段やらないような楽しい製作や活動をしたり、いろいろ工夫することで、練習の時の集中度が高くなったり、遊んでいるときの笑顔が増えたり子どもの様子をみながら常に考えて保育できたなという感じがします。

派遣で働くことを決めたきっかけは?

和歌山から兵庫に引っ越してきたタイミングで今後の仕事について考えていました。パートナーの転勤などを考えると直接雇用は難しいかもと思っていました。

そんなときにインスタでつながった前職の先輩が「もう保育士しないの?」とDMをくれたんです。

その先生のご主人も転勤が多くて「だったら派遣保育士で働いてみたら?」とベルサンテさんを紹介してくれて。

「まずは話だけでも」と電話をかけたら、タイミングよくトントン拍子で話が決まりました。

和歌山にいたときは、身近に派遣保育士さんがいなかったので、ベルサンテさんから求人のバリエーションや産休育休実績、派遣保育士の実情とか色々話を聞いて「こんな働き方があるんだ!」とびっくり。

「都会って、すごい!」みたいな(笑)。

ベルサンテの印象は?

nakashioya(向かって右)と同チームのwada(向かって左)と3ショット
担当のnakashioyaさんは初めて電話で話した時に「優しそうな人だなぁ」と感じたのが第一印象で。

そこから実際にお会いして、仕事が決まるまでの段取りもすごくスムーズでした。

優しいだけじゃなく仕事もできる方、といった印象もあります。希望する働き方や仕事のスタート時期についてもこちらの意向をきちんと汲み取って提案していただいたので。

普段は電話でお話しすることが多いですが、定期的に園に来てくださってお話させてもらうことも。

顔を見てコミュニケーションを取ることも大事にしてくださっているのは安心に繋がっています。

保育士と飲食、ダブルワークをする理由は?


飲食店勤務時のワークスタイルにチェンジ!
保育園では平日にフルタイム。飲食の方はシフトの融通が利くので、体調やスケジュールを見ながら月に数回勤務しています。

飲食の仕事は大学時代からお世話になっていてトータルで4年半ほど勤務しています。

あるとき店長から「先生の仕事もしているえりさんだから、きっとこっちの仕事でも指導役に向いているよ」とアドバイスをいただいて、そこからトレーナーとしての役割も担わせてもらっています。

保育はもちろんですけど、飲食の仕事も好きなんですよね。

ありがたいことに両方ともダブルワークOKで雇ってもらっているので、それだったら別に一つに絞らなくてもいいと思ったんですよね。

ダブルワークで上手く掛け持ちするコツは?


保育士、飲食、そしてプライベート、それぞれの時間にきちんとメリハリをつけることを大事にしています。

直接雇用で働いていた保育士のときは仕事を持ち帰ることも多くて、家に帰っても「仕事の延長線」という感覚がどこかあって、常に気持ちが落ち着かなかったんです。

派遣だと朝8時から5時までが勤務時間と決まっているので、終わった後はゆっくりしようとか、気持ちの面での切り替えを自然とできるようになりました。

実際にダブルワークをしてみて “どんな仕事も人と人との繋がりでできる仕事しか、この世にはないんやな” とひしひしと感じます。

関わる対象が変わりますけど、お客様に喜んでもらったり、子どもの成長といった目的に向かって皆で助け合うことの大切さは、どんな仕事でも一緒だなと思います。

「やっぱり、保育っていい」と思う瞬間は?


子どもの成長する姿にはいつも驚かされます。

以前に年少クラスを担当したときに、生活発表会でハンドベルに挑戦したんです。子どもはもちろん、私自身もベルを教えるのが初めてで。

最初のころは上手くできなくて「もう無理~」と頭をかかえていました。

そんなときに経験のある先輩に相談したら「基礎をひたらす教えた方がいいよ!」とアドバイスをいただいたんです。

その日からはその言葉を信じてひたすら基礎を中心に練習。「今日はここまで、明日はここまでがんばろう」と一歩ずつがんばりました。

その甲斐もあって、予行演習のときに他のクラスの先生たちから「すごい!一番良かったよ!」って褒めてもらえたときは、すっごく嬉しかったですね。

ここまでの積み重ねに対して結果がでて褒められて、子どもたちも自信になったようで本番でも大成功。

“この子たちのパワーってすごい!”と感動しましたね。

今後のお考えは?


いつも優しく接してくだださる園長先生
今の私の役割としては、リーダーの先生が目指すゴールにむけてしっかりと支えていきたいです。

こんなクラスにしたいとか、こんな風に育ってほしい!という園やクラスの目指すものがあるので、それをしっかり理解して押し上げていけるような先生になりたいと思います。

働き方としては、今のダブルワークが自分に合っているので、しばらくこのかたちのまま経験を積み重ねていきたいです。

大切にしている言葉は?


「いつも ありがとう」

年少クラスを担当したときに、クラスの女の子からもらった手紙に書かれていた言葉を今も大切にしています。

仕事で「いつも すみません」と謝ることが多かった私にとって、「いつも ありがとう」という言葉は新鮮に響きました。

それからは、人から何かをしてもらったときには「すみません」じゃなくて「ありがとう」と伝えるようにしています。

【編集後記 fromえり先生担当の保育コンシェルジュより】

えり先生から初めて電話で問い合わせをいただいたその日にお会いして面談させていただいたことを、今でも覚えています。

すべてのタイミングがピタッと当てはまったあの日からご縁が今に繋がっていることがとても奇跡的で嬉しく思っています。

えり先生といえば、飲食店とのダブルワークが印象的です。

インタビューの中にある「保育はもちろんですけど、飲食の仕事も好きなんですよね。ありがたいことに両方ともダブルワークOKで雇ってもらっているので、それだったら別に一つに絞らなくてもいいと思ったんですよね。」というお話がとても心に響きました。

これからの時代、1つの職場だけではなく、えり先生のように「自分の好きを両立する働き方」も増えていくと思っています。

保育現場でも、飲食現場でも人との関わりを大事に仕事をされているえり先生。

これからも保育、飲食、プライベートのそれぞれの時間のメリハリを大事にして充実した日々を過ごしてくださいね。今後ともよろしくお願いいたします。

from 保育コンシェルジュ nakashioya

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インタビュー・構成 ・文 : 野間直樹
文 : 堀池恵美
写真 : 黒田彩加

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