2022.8.2
障がい児保育の知識は本で身に着けよう！おすすめ書籍4選
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障がい児保育を行うにあたって「こんなときどうしたらいいんだろう？」と悩んだら、ぜひ書籍を参考にしてみましょう。
今回は、障がい児保育にあたっている先生にアンケートをとり、役立つ書籍を教えてもらいました。
障がい児保育にあたっている先生はもちろん、そうでない先生も、この機会に改めて知識を深めてみませんか？
シーン別で分かりやすい書籍
保育の現場で起こる問題やトラブルについて「こんなとき、どうするのが正解なの？」と悩んでしまうこともあるでしょう。
そうしたときに必要なのが、シーンごと、ケースごとの解決策ですよね。
そこで、シーン別の解決策がわかりやすいとして支持されているのが学習研究社発行、田中康雄著の「気になる子の保育Q&Q 発達障がいの理解とサポート」です。
こちらの書籍では、事例ごとに障がいの説明、具体的な配慮について丁寧に説明されています。
「ちょうどこういうトラブルが起きていた！」「自分が悩んでちる事例と同じ！」という事例も見つかるかもしれません。
今、まさに問題を抱えているという先生には特に参考になるでしょう。
子どもたちとの関わり方について具体的なヒントを得られる、大切な一冊として重宝しそうですね。
保護者対応へも活用できる書籍
障がい児保育では、子どもにかかわる色々な立場の人との協力が必要不可欠です。
障がい児保育において主に関わるのはやはり子ども本人ですが、同時に子どもの保護者ともうまく連携していかなければいけません。
そうしたときに頼りになるのが、主婦の友社発行、塩川宏郷監修の「もしかして発達障害？ 子どものサインに気づく本」です。
発達障害と診断されるまでのあいだには、保護者や先生など周りの大人が「あれ、もしかして？」と感じはじめる……という過程があるでしょう。
そうしたとき、子どものちょっとしたサインを見逃すことなく適切な対応をすることが重要です。
こちらの書籍には、そうしたサインへの対処方法がわかりやすくまとめられています。
子どもの将来のためにすべきことも記載されていますので、長い目で見ながら子どもに寄り添う方法を確認できます。
さらに、子どもだけでなく保護者への寄り添った情報提供にも繋げられます。
保護者との二人三脚で子どもと向き合っていく上で、重要な一冊となるでしょう。
漫画で読みやすい書籍
保育の先生の中には「保育の知識をつけたいけれど、文字の多い本を読むのがあまり得意ではない」という人もいるでしょう。
そうした人におすすめなのが、マンガで障がい児保育の知識を身に着けられる書籍です。
メイト発行の久保山茂樹著「まるっと1年マンガでなるほど気になる子の保育」は、そのタイトルの通り、マンガで障がい児保育を学ぶことができる一冊です。
専門書などを読んで文字を追いかけるのが苦手な人にとって、とてもわかりやすい一冊と言えるでしょう。
マンガでは、発達障害の傾向がみえるなど気になる子の対応に、試行錯誤する先生目線の内容が描かれています。
このときの先生の言動が「リアリティがある」と話題を集めているのです。
マンガだけでなく、写真も添えてあるため、活字の本を読むのが苦手な人でも読みやすく感じられるでしょう。
言葉かけの引き出しが増える書籍
障がい児保育において、子どもと対峙したとき「どんな風に声掛けをしよう？」と頭を悩まされることもあるのではないでしょうか。
ちょっとした言葉の使い方によって、子どもが心を閉ざしてしまったり、反対に開いてくれたりもするため、言葉の使い方には気を遣ってしまいますよね。
そこでおすすめしたいのが、河出書房新社が発行している、宮尾益知監修の「発達障害の子どもが元気になるやさしい言葉かけ」です。
「どうやって声をかけよう？」と悩むシーンもケースごとに、具体的な言葉かけとその説明が記載されています。
「これが正解！」という確固たる答えを見つけるというよりも、声掛けをするにあたっての引き出しを増やすきっかけづくりになるでしょう。
読んでいくほど「あのとき、こうすればよかったんだ！」「明日はこうやって対応してみよう」と十何に考えるきっかけが見つかるかもしれません。
まとめ
「気になる子」と向き合う上では、まず子どもが何を考えているのかくみとり、適切な言葉でコミュニケーションをとる必要があります。
さらに保護者さんへの対応など、すべきことが多いため頭を悩まされてしまうでしょう。
正解のないテーマだからこそ、書籍を参考にあらゆるケースの知識をつけることで自分なりの解決方法を見つけましょう。
