2019.7.19
資格がなくても保育施設で働ける!「保育補助」の仕事とは?特徴は?
3992View
「保育の仕事に憧れがあるけれど、資格を持っていないからできない」と諦めていませんか?
実は、保育にまつわる仕事の中には無資格でも就ける「保育補助」という業種があります。
どのような仕事なのか、詳しく掘り下げていきましょう。
やりがいと収入の両立を
転職を望む保育士の方には、保育士専門の求人サイトが断然オススメ。
保育業界の知識に乏しい求人サイトでは、あなたのスキルを適正に評価し、最適な職場を紹介してもらえない可能性も……。
保育士専門の転職サイトなら、あなたの持つスキルを最大限活かし、やりがいと収入を両立できます。
「保育補助」とは?
保育補助とは、保育に関連する資格がなくても保育の現場で働くことができる業種です。
一般的に、保育士になるためには国家資格を取得しなければならないため、学校や講座に通って十分な知識とスキルを身につけ、試験に合格する必要があります。
しかし狭き門でありながら、ようやく資格を取得し保育の現場に立ったときに「仕事がハードすぎる」、「給与や待遇が見合っていない」という理由から辞めてしまう人は少なくありません。
近年、共働きの家庭に対応するために延長保育、夜間・休日保育などの制度を取り入れている保育施設が多いため、保育士一人ひとりの負担が大きくなっているのです。
そうして保育士不足が嘆かれる今、現状を打破するために「資格を持っていない人でも保育の現場に立てる」という役割の保育補助の求人が増えています。
その名の通り保育士のサポートをメインに行う保育補助は、保育士の負担を軽くし、保護者の多様なニーズに応えるために必要な戦力と言えます。
「保育士」と「保育補助」はどう違う?
前述の通り、有資格者しかなれない保育士と違い保育補助は資格がなくても働けることが大きな特徴ですが、実際には有資格者があえて保育補助として働いているケースもあります。
これには、雇用形態の違いが関係しています。
もちろん施設によっても違いますが、保育士は正規雇用、保育補助はパートやアルバイトというように雇用形態が異なることが多く、パートやアルバイトとして働きたいと考えた人材が、保育補助としての働き方を選びます。
勤務時間が短くなったり、勤務日数が少なくなったりすることで、子育てや介護などプライベートの時間が必要な人材でも、無理なく働きやすくなることから「正規雇用では忙しすぎる」、「正規雇用で働いていると自分の子どもと触れ合う時間が持てない」という人が、保育補助という道を選ぶのです。
一方で、主な仕事内容は子どもの世話をしたり、食事の補助をしたり、学びや遊びをサポートしたりと保育の仕事と大きく違いません。
どんな仕事を任せるかは職場ごとに違うほか、自治体によってもガイドラインが違うため、保育補助の求人へ応募する際には具体的な仕事内容を確認しておくことをおすすめします。
保育補助のメリット
保育補助はシフト制の勤務になることが多いため、ライフワークバランスを整えて働きたい人にとってうれしい働き方と言えるでしょう。
そして、保育にまつわる専門的な知識がなくとも、子育ての経験がある人なら活躍できます。
「空いた時間を活かしてお金を稼ぎたい」、「専門的な知識や技術には自信がないけれど、子どもが好き」という人にとって、魅力的な求人です。
また、先ほど仕事内容は保育士とほとんど変わらないとお伝えしましたが、保育補助なら責任の大きな仕事を任される機会は少なくなるでしょう。
例えば、施設のメインの業務となる子どもや保護者の対応が求められても、書類作成などのこまごました作業を行う機会はあまりありません。
もちろんこちらも職場によって細かな規定は違いますが、あくまで保育士のサポートがメインとなることから残業や持ち帰り業務が少なかったり、面倒な仕事は避けられたりするのも魅力です。
それでいて、保育の仕事にはしっかり携わることができるので「将来的には資格を取得して、保育士として働いてみたい」と考えている人にとって、比較的楽に、かつしっかり経験がつめる環境です。
保育補助のデメリット
正規雇用でない保育補助は、どうしても給与面で不満が起きやすいというデメリットがあります。
資格手当が用意されている職場では、仮に同じような仕事を担当していても有資格者の人材と月数万円程度必ず差が出ます。
「保育士と同じような仕事をしているのに、給料にこんなに差があるのは理不尽だ」というような不満にもつながりかねません。
そうした思いから不信感につながったり、保育士と保育補助とのあいだで確執が生じたりすれば、働きにくく感じられてしまうでしょう。
さらに、給与だけでなく福利厚生や賞与などの待遇面でも、保育士と同等の保障を受けられない場合があります。
社会保険など働く上で重要なポイントについて食い違ってしまうと、勤めはじめてからトラブルにもなりかねません。
待遇だけでなく仕事内容についても「子どもと触れ合えると思っていたのに、実際は掃除などの雑務ばかりで思っていた内容ではなかった」というトラブルを招く可能性があります。
職場ごとに違うことは多いため、応募時にしっかりと求人を確認しておくことをおすすめします。
まとめ
無資格でも保育の現場で働ける保育補助は、人材不足の施設にとっても、保育に携わりたいと考える人材にとっても魅力があるはずです。
転職を考えているとき、保育補助という働き方を考慮してみるのもいいかもしれません。