2020.3.22
正しい手洗い方法解説!ウイルスから身体を守るためにしてはいけないことは?
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さまざまなウイルスの感染予防には「手洗い」が欠かせません。
ところで、あなたは「正しい手洗いの方法」について、理解できているでしょうか。
正しい手洗いの手順や注意したい点、誤った手洗いのやり方まで、改めて確認していきましょう。
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再確認したい手洗いの重要性
手洗いは日常的に行う身近な行動だからこそ、ついおざなりになってしまうのではないでしょうか。
特に子どもの場合、しつこく手洗いを呼びかけると「うるさいなあ」と感じ、手洗いに悪い印象を抱くようになってしまいます。
手洗いがなぜ大切なのか、なぜ口をすっぱくして注意しているのか理解してもらうためには、手洗いをしていないとどうなるのか教える必要があります。
手洗いをしっかりしていないと、各種感染を引き起こしかねず、体調不良や最悪の場合には命にかかわる可能性もあります。
例えば、なにか食べるときに手についたウイルスが一緒に口に入ってしまう「経口感染」や、ウイルスに直に触れてしまうことで感染する「接触感染」など、さまざまな経路から感染しかねないため手洗いを習慣づけなければなりません。
特に、食事の前、料理をする前、帰宅時など外から帰ってきたとき、トイレの後などのタイミングには衛生面を考えて手洗いを習慣づけましょう。
さらに、咳やくしゃみをした後、ティッシュで鼻をかんだ後、動物に触る前や触った後、昆虫や草花に触れた後も手洗いの習慣をつけることをおすすめします。
正しい手洗いの流れをチェック
それでは、正しい手洗いとは具体的にどんなものなのか確認していきましょう。
まずは、あらかじめ手全体を水で濡らします。
指のあいだなども含め、十分に水を行き渡らせましょう。
その後、ハンドソープや石けんを手に取り、よく泡立てます。
その過程の延長として、まずは手のひらをすり合わせるようにしながら洗っていきましょう。
続いて、手のひらで手の甲を包みこむようにしながら、手の甲を洗っていきます。
右手を洗ったら左手、というように、両手とももれなく洗うようにしてください。
続いて、指を組むようにして忘れがちな指のあいだを洗っていきます。
そのとき、指先や爪のあいだもこすり合わせながらしっかり洗いましょう。
親指も、同様に洗ってください。
親指は反対の手でぎゅっとつかみ、ねじるように引いて洗いましょう。
最後に、指先で輪っかを作るイメージで手首を挟み込み、手首までしっかり洗います。
十分に洗えたと感じたら、泡を流水で洗い流しましょう。
きれいなタオルやペーパータオルで水気を拭き取り、終了です。
タオルに細菌が付着していた場合、せっかくきれいにした手がまた汚れてしまうのでタオルをこまめに取替え清潔な状態を保つことも非常に重要です。
手洗いの際に気をつけたいこと
上記の手順に従って手洗いをするときに気をつけたいのが、石けんをしっかり泡立てることです。
石けんを泡立てることによって、爪のあいだや手のしわといった細かな部分まで石けんが行き渡りやすくなります。
ハンドソープを利用するのであれば、はじめから泡立っているハンドソープを選ぶのもおすすめです。
なかなか自分で泡立てるのが難しい小さな子どもも、泡立った状態で洗うことができますよ。
また、せっかく正しい手順に従っていてもすぐに洗い流してしまっては意味がありません。
手洗いは、30秒を目安に十分な時間行いましょう。
はじめのうちは、心の中で「いち、に……」と数えて30秒の感覚を覚えるといいでしょう。
子どもと手洗いを学ぶときには、アラームをセットしてみるのもいいかもしれません。
最初は長く感じるかもしれませんが、慣れてくると十分に洗えていないときに物足りなさを感じるようになりますよ。
こんな手洗いは「NG手洗い」!
冬場は水が冷たいことから、ついぱぱっと洗って済ませてしまうこともあるのではないでしょうか。
手のひらをさっとこすり合わせるだけ…という洗い方をしてしまう人は多いのですが、これではきちんと洗うことができません。
指のあいだや指先にウイルスが付着していた場合、知らずしらずのうちに口に入ってしまうリスクもあるため、細かな部分までよく洗う習慣をつけましょう。
また、清潔な状態に導きたいあまりこまめに手を洗いすぎてしまうのも実はNG行為です。
過剰に手洗いをしすぎると、ウイルスから身体を守ってくれる「常在菌」まで落としてしまう可能性があります。
これでは、かえって手がウイルスに弱い状態になりかねませんので、あくまで適度な手洗いにとどめておくことをおすすめします。
まとめ
今回は、手洗いの基本として細かなところまでしっかり洗うための手順や気をつけたいことについてご紹介してきました。
改めて見直してみると、日頃の手洗いが不十分だと気づくこともあるのではないのでしょうか?
今回の内容をきちんとおさらいして、正しい手洗いを習慣づけましょう。