2024.7.29
扶養内で保育士として働くことはできる?無理のない範囲で自分らしく働く方法とは?
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現在、家族の扶養に入っている人であれば転職や復職の際に「扶養内で働く」という条件が外せないでしょう。
扶養内で働きたいときには、求人の探し方にも工夫が必要になります。
「扶養内で保育士として働きたい!」という人に知っておいてほしい情報をまとめました。
保育士は扶養内で働くことができる?
保育士の仕事というと「担任制度がある」「仕事量が多く大変な仕事」というイメージがある人も多いのではないでしょうか?
そのため「自分のペースで働く」ということが難しいとイメージしてしまうでしょう。
特に「扶養内で働きたい」という希望があるときは「そもそも保育士が扶養内で働くことはできるの?」と気になってしまうでしょう。
結論からお伝えすると、扶養内、希望の範囲で働けるかどうかは施設によって変わります。
転職や復職で働き方を考えるときには、その点をきちんと確認しましょう。
また、採用前に「扶養内で働きたい」という希望を、必ず施設側へ伝えるようにしてください。
あわせて「どのくらいまで稼ぎたいか」という点もあらかじめ考えておきましょう。
扶養内で稼げる金額には、いくつかのパターンがありそれぞれ「◯◯万円の壁」と呼ばれています。
100万円の壁は、その壁を越えてしまうと住民税が課されるようになるという壁です。
自治体ごとに細かな設定が異なりますので、あらかじめ確認しておきましょう。
続いて103万円の壁として、所得税が発生する壁があります。
さらに150万円の壁は、世帯主が配偶者所得控除を満額受ける基準となる壁です。
配偶者所得控除は満額で38万円の控除となりますので、よく検討して決めましょう。
新たに加わった条件にも注意
さらに注意しなければいけないのが、106万円の壁です。
これを超えた場合は、勤務先で社会保険に加入しなければいけなくなります。
ちなみにこの金額は厳密なものではありません。
「106万円を超えた瞬間に社会保険が必要になる」というのではなく、日々の働き方から「社会保険に入る必要がある」と判断された場合に該当します。
社会保険への加入義務が発生すると、年間でおよそ15万円の保険料が給料から天引きされるようになります。
そのため手取りが減る点に注意しましょう。
2022年10月以降の社会保険の加入条件は、次の通りです。
■週20時間以上働いている
■1カ月に8.8万円以上稼いでいる
■勤務期間が2ヵ月を超える
■勤務先の従業員が101人以上である
■学生ではない
さらに2024年10月以降は、新しい条件も加味されます。
現在、勤め先の従業員数が「51人以上の企業」の場合、社会保険適用拡大の対象である特定事業所となります。
つまり「従業員数が60人の企業で、これまでは社会保険の加入義務がなく働いていたけれど、2024年10月以降は加入義務が発生する」という事態が起こる可能性があるのです。
扶養内で働きたいときに注目するポイント
扶養内で働きたい場合、これまで通りに上記の条件を考慮するのとあわせて、勤め先の従業員数もしっかり確認しましょう。
従業員数51人以上の企業であれば、これまでは社会保険に加入せずにいられた人でも、新たな「壁」に引っかかってしまうかもしれません。
前述の要件をすべて満たしている場合、2024年10月以降にはこれまで通りの働き方は続けられなくなるでしょう。
前述の要件をよく見直し、自分が該当していないか、また勤め先や働きたいと思っている事業所が該当していないかよく確認してみてください。
逆を言えば、上記の条件に該当していないのであれば、例えば週20時間以上働いていても扶養内にとどまることができるということです。
扶養内で働きたいなら、従業員数をチェックしながら特定事業所に該当していないかしっかり確かめましょう。
扶養内でのご相談はほいコレへ!
2024年10月以降、これまで通りの働き方ができなくなり困ってしまう人もいるのではないでしょうか。
そんなときはほいコレへご相談ください。
ほいコレは、保育士の働きやすい環境づくりをサポートする派遣サービスです。
ほいコレの運営会社であるベルサンテ株式会社は、特定事業所に該当しないため扶養内勤務も可能になります。
ベルサンテグループは創業50周年の保育専門の派遣会社で、関西と東海を中心に500カ園1000名以上の保育士が稼働中です。
実績も多数あるのでもし、「扶養内で働けるかわからない」と不安や不満を感じているのであれば、お気軽にご相談ください。
一人ひとりに合わせた、柔軟な働き方を叶えます。
まとめ
保育士の仕事というと正職員がイメージされやすいかもしれませんが「扶養内で働くのが難しい」というわけではありません。
扶養内で働くときには、時間などの制限や制約を踏まえなければいけませんが、派遣なら、環境に合わせた理想の働き方を叶えやすくなります。
働き方に関するご相談は、ほいコレにお聞かせください。