扶養内でパート保育士として働くときの、年収や働き方の注意点

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2020.8.4

扶養内でパート保育士として働くときの、年収や働き方の注意点

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保育士が家族の扶養内で働こうと考えたとき、注意しなければならないのは年収です。

なにも考えずに働きすぎてしまうと、かえって税金や社会保険の負担が増え、家計を圧迫してしまうことにもなりかねません。

特に「106万」、「130万」、「150万」の壁については、きちんと理解しておきましょう。

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扶養内で働くときに覚えておきたいこと

あなた自身がご家族の扶養内にいる場合、支払わなければならない税金の種類や金額、また保険に加入しなければいけないかどうかは、年収によって変わります。

まずは簡単に、いくつかの条件を確認していきましょう。

■年収が100万円以上…住民税の支払いが求められる
■年収が106万円以上、もしくは130万円以上…条件によって社会保険の加入が求められる
■年収が150万円以上…所得税の支払いが求められる

これらの条件に当てはまる場合、税金や社会保険についても理解しながら働く必要があります。

「たくさん働けば、その分だけ懐に入ってくる」と考えていると、税金や保険によってかえって出費がかさんでしまう可能性があるため注意しましょう。

社会保険の加入が求められるケースとは?

前述のように、年収が増えると社会保険の加入が求められます。

中には、年収が130万円以下であっても社会保険の加入が必要なケースもありますので、条件について詳しくご紹介していきましょう。

■週に20時間以上働いている
■残業代、手当等は含まず月に8万8,000円以上の給与を受け取っている
■週に正社員の3/4以上の時間を働いている、もしくは一ヶ月に正社員の3/4以上の日数働いている
■勤め先で社会保険の被保険者である従業員が501人以上いる
■同じ勤め先に1年以上勤務する予定がある
■学生ではない

これらのケースに当てはまると、社会保険に加入しなければならないためその分手取りの金額が少なくなります。

しかし、社会保険に加入すればその分相応の手当を受けることができるため、一概にデメリットと考える必要はないでしょう。

保険の内容と手取りをよく比較して、自分に必要かどうかよく考えて働き方を調整したいものです。

「150万の壁」とは?

社会保険への加入を受け入れ、もっと働きたい、稼ぎたいと思っている人が次に注意すべきなのは「150万の壁」です。

先ほどご紹介したように、年収が150万円を越えると所得税を支払わなければなりません。

この150万の壁は、2017年までは「103万の壁」と言われていました。

というのも、それまでは年収103万円を越えた時点で所得税の支払いが求められていましたが、2018年以降制度が変更し、150万円までは控除が受けられるようになったためです。

ただし、配偶者の年収が1,121万円以上の場合、控除額にも影響があるためよく調べておくとよいでしょう。

保育士が扶養内で働く方法

年収の壁を加味した上で「扶養内で働きたい」と思ったときには、雇用形態や労働時間を調整する必要があります。

例えば、正社員ではなくパートの保育士として働くことで無理なく働けるようになるでしょう。

パート保育士なら、正社員と違ってシフトを作って勤務時間を調整できるため「週に20時間以上働くことにならないように」、「月に8万8,000円を超えないように」と自由に調整できます。

施設によっては「子どもを預けている午前の時間だけ」、「夕方以降の時間だけ」というような働き方も可能です。

もちろん、年収も計算しやすくなるため「知らずしらずのうちに扶養内の働き方ができなくなっていた」というトラブルも避けられるでしょう。

扶養内で無理なく働くために気をつけること

このような働き方を実現するためには、職場にしっかりと「扶養内で働きたい」という旨を伝えておかなければいけません。

あらかじめ園長やほかの保育士に伝えておけば、残業を任されにくくなったり、労働時間外の作業を変わってもらったりとサポートを受けやすくなるでしょう。

しかし、どの保育施設でも必ず理解が得られるわけではありません。

中には「すべての保育士に必ずクラスを担当してもらうという方針がある」など、労働時間を抑えて働くことが難しい場合もあるでしょう。

その際には、転職支援サービスを利用した転職を検討しましょう。

転職支援サービスでは「扶養内で働きたい」という保育士の希望に合う求人だけをピックアップし、紹介、応募することが可能です。

働きはじめてから「思ったような働き方ができない環境だった」と気づくようなトラブルもありませんので、スムーズに理想の転職を叶えられるでしょう。

まとめ

扶養内で保育士として働くのであれば、どれくらい働いていいのかよく理解しておく必要があります。

特に、今回ご紹介した「給与の壁」は理解した上で家庭で話し合っておかなければ、知らず知らずのうちに損をしかねません。

働ける時間が限られている人でも、転職サービスを利用すれば無理なく働くことができますので理想に合った求人を探してみてくださいね。

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