2021.1.26
出戻りの保育士が増えているって本当?ブランクのある保育士も復帰できる?
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今、出戻りの保育士が増えているのをご存知ですか?
コロナ禍の今だからこそ、かつて保育士として活躍し、近頃は現場を離れていた人たちが改めて保育士として保育現場へ出戻りしているのです。
出戻りの保育士は活躍できるのか、またブランクのある中で保育のスキルを使って働くにはどうしたらいいのか、解説していきましょう。
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出戻りの保育士が増えている?
コロナ禍の今、大手企業を含むさまざまな企業や店舗の倒産、閉店が相次いでいます。
現在の仕事で思うように稼げない、副業を検討している、といった事情を抱える人が増え、その中でかつての資格やスキルを活かし「出戻り」する人も増加しています。
保育の業界も同様です。
以前は保育士として働いていたものの、今は辞めて別の職種についている人が、クビを切られる心配が少なく安定している保育士へ戻りたいと考えるのです。
特に、国家資格である保育士免許を保有している人材は、保育の現場にとっては「救世主」となるかもしれません。
ブランクがあっても働ける?
出戻りの場合「ブランクがある状態で受け入れてもらえるのか?」という不安を抱えてしまうのではないでしょうか。
しかし、多くの施設を見ていくと「出戻りは受け付けていません」という施設はあまりないようです。
多くの保育施設が人材不足にあえいでいる中で、即戦力となる人物は前向きに迎えられるでしょう。
以前働いていた保育施設であれば、園長やほかの保育士さんもお互いに性格を理解しているので、働きやすさにつながるでしょう。
ブランクがあって不安なときには、いきなりフルタイムで働くのではなく、時短勤務をお願いしてみるのもいいかもしれません。
以前勤めていた保育施設にかけあってみてもいい?
基本的に出戻りはよくあることと言えますが、場合によっては施設側が出戻りを受け入れないケースもあります。
以前勤めていた保育施設でトラブルがあったときや、施設側から辞めさせられたケースでは、出戻りはできないと考えた方がよいでしょう。
園長やほかの保育士とケンカ別れをしていたり、いい印象をもたれずにいたりするときにも「また一緒に働きたい」とは思われないかもしれません。
「家庭の事情で働けなくなった」、「キャリアアップをしたいので転職をしたい」というような形で退職したのなら「落ち着いたのでまたお世話になりたい」とかけあってみてもよいでしょう。
ただし、出戻りであれば多くの場合であなたの抜けた穴に次の職員を雇っているはずですから、正職員として勤めるのは難しいものです。
パートやアルバイトなど、お手伝いのような形で雇われることに問題がなければ、施設に頼んでみるとよいでしょう。
「派遣保育士」という働き方もある
副業などの形を希望する方や、家庭との両立を希望する方、責任の重い仕事に抵抗がある方、その他の柔軟な働き方を求めている方には、派遣保育士という働き方もおすすめです。
派遣保育士とは、保育施設ではなく派遣業者と契約し、案内された施設で働く保育士のことです。
ほかの職種でも人材派遣会社に雇用され、派遣されるという働き方がありますが、保育士も同じような働き方ができるのです。
「紹介予定派遣」や「登録型派遣」といったタイプがあり、前者は派遣先でいずれ正職員として雇用するものとして派遣し、後者はそういった条件なしに派遣先を紹介します。
どちらも派遣保育士であることには変わりませんが、自分の働きたい状況をよく考えてどちらを選ぶか決めるとよいでしょう。
派遣保育士として働くメリット
派遣保育士のメリットは、社会の在り方が変わっても比較的安定して働けることにあります。
他業種のように「なかなかシフトに入れなくて稼げない」という状態にはなりにくいでしょう。
また、派遣保育士は休業補償がでます。
有給休暇等も使うことができ、条件によってはパートやアルバイトよりも働きやすくなるでしょう。
それでいて、正職員に比べれば柔軟な働き方も叶えやすいことから、ブランクがあり不安を抱えている保育士にもおすすめできる環境と言えるでしょう。
まとめ
コロナ禍で働き方を見直したときに「一度は辞めてしまった保育士の仕事にもう一度トライしたい」と考えることはめずらしいことではありません。
しかし、以前お世話になっていた施設へまたお願いするのは気が引けるというとき、また時間の都合などによって正職員として勤めるのは難しいというときもあるでしょう。
そうした場合には、派遣保育士という働き方を検討してみましょう。
自分にあった働き方を見つければ、よりよい環境で新しい生活をスタートできるかもしれませんよ。