2019.4.24
保育士を辞めたい!理由や原因 円満退職・転職のポイント
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かわいい子どもたちの成長を身近で感じられる保育士の仕事は、やりがいも十分ではないでしょうか。
しかし、小さな不満や気になることが積み重なると、いずれ「もう辞めてしまいたい」と考えかねません。
一般的に保育士はどのようなタイミングで辞めたいと感じるのか、また実際に退職に踏み切るのは正しいのか、この機会に考えてみましょう。
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保育士を辞めたいと感じてしまう理由や原因
モチベーションが下がってしまう理由に考えられるのは「職場の環境が自分に合っていない」ということです。
例えば「子どもの数に対して保育士が足りていない」、「人間関係がギスギスしている」、「職場が自宅から遠く、通勤に時間がかかる」など。
こうした環境の中で「しかも、給料が安い」、「その上、仕事が覚えられない」というようなネガティブな問題が重なると、モチベーションが著しく低下してしまいます。
一つひとつは些細に思えることでも、積み重なると大きな問題になり「もういやだ」、「辞めたい」という結論につながってしまうのです。
保育士を辞めるべきか悩んでいるときに考えたいこと
「保育士を辞めたい」と感じたとき、衝動のまま行動してしまうと後悔することもあるでしょう。
だからと言って「仕事を辞めることは悪いこと」、「職場の他の保育士に迷惑がかかってしまう」と考えて無理をすることも、得策ではありません。
自分がもっとも優先することはなにかをよく考え、決断しましょう。
例えば「給料や待遇」と「人間関係」を天秤にかけたとします。
「給料には不満があるけれど、現在の職場の人間関係はとても良好で他の職場で同様の環境と出会えるか不安」という場合は、現在の職場で働き続け、キャリアアップを目指すほうがいいかもしれません。
しかし「給料や待遇に不満はないけれど、人間関係のトラブルが多くストレスの限界を感じている」という場合、できるだけ満足のいく給料・待遇の転職先を探すべきでしょう。
保育士として働く上で、給料や待遇、人間関係のほか、仕事量、勤務時間、休日や休暇、通勤にかかる時間、職場のシステム、上司との関係、保護者との関係など、気になることは数え切れないほどあるはずです。
まずはそれらを一列に並べ「自分にとって大切なこと・最優先したいもの」を考えてみてください。
その上で「仕方なく諦められること」も明確にすることで、現在の職場で頑張るべきか、すぐにでも転職すべきか考えてみましょう。
保育士を辞めるまでの流れ
苦しい思いをしてまで今の仕事を続けているのであれば、思い切って上司に転職したい旨を打ち明けましょう。
とは言え、クラスの受け持ちなどの責任が求められる保育士の業界では、年度末にあわせて退職するのが一般的です。
そのため11月~1月ごろには退職願いを出し、残りの数ヶ月で後任を見つけてもらったり、他の職員に仕事を引き継いだりしていく必要があります。
「つらいので、今月いっぱいで辞めさせてください」というような要望は、なかなか飲んでもらいにくいものです。
もちろん、心身の限界が訪れている場合ややむをえない場合はこの限りではないので、なるべく早めに切り出し相談すべきでしょう。
退職の意向を認められたら、職員や保護者など、お世話になった人へ報告し、挨拶をしていきます。
その後、必要書類のやりとりを行います。
源泉徴収票や在職証明書、健康保険資格喪失証明書などの書類は、自治体やハローワークで手続きをする際に必要になります。
書類によっては、辞めてから自宅へ郵送される場合もあるため、辞める前にいつ受け取れるか、職場へ確認しておくといいでしょう。
退職の日が迫ってきたら、デスク周りやロッカーの清掃をしたり、備品を返却したりといった細々とした作業を行います。
「立つ鳥跡を濁さず」という言葉があるように、辞めてから「あんな辞め方をするなんて!」と思われてしまわないよう、小さいことまでよく意識を向けてください。
円満に退職するためのポイント
年度末での退職が一般的だからと言って、3月に突入してから「今月で辞めます」と伝えることは辞めましょう。
職場が十分に準備できなくなってしまうので、必ず退職の意向は2ヶ月ほど前には切り出しておきましょう。
「後任の人がいないから退職は受け入れられない」、「来年度まで待ってほしい」というように、強引に引き止められかねないため、できれば早めに伝えておくことが大切です。
また、退職理由については「介護や引越しなどの家庭の事情」など、トラブルにつながりにくい内容を考えましょう。
いくら本当の理由であっても「給料が割に合わなくて辞めたい」、「職員とのそりが合わない」というような理由を伝えてしまうと、不信感を与え年度末までの業務の中で、あなたも職場の人もお互いに嫌な思いをしかねません。
もちろん嘘をつく必要はありませんが、言わなくてもいいことをわざわざ言ってしまわないように気をつける必要があるでしょう。
まとめ
保育士という業種は、時代や地域に関係なく常に求められます。
非常に需要の高い仕事だからこそ「辞めたい」という気持ちのまま、現場を離脱してしまうのはもったいありません。
辞めたいという気持ちとよく向き合った上で、どうしても今の職場を離れたいのであれば、よりよい環境への転職を検討してみてはいかがでしょうか。