保育士は副業できる?隠れてやると保育施設にバレる?確定申告は必要?

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2024.10.22

保育士は副業できる?隠れてやると保育施設にバレる?確定申告は必要?

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近年、多くの企業が「副業OK」というルールを設けて、より自由な働き方を推進しています。

そのため保育士の中でも「副業をしてみたい」と感じる人が多いのではないでしょうか?

実際、保育士など保育に関わる人が副業をしてもいいものなのか、ばれずに副業ができるのかなど、気になるポイントを解説していきます。

保育士は副業ができる?

保育士は、どのような保育施設に勤めているかによって副業ができるかできないかが変わります。

具体的に言えば、公立保育園や公立幼稚園の正規職員は原則として副業ができません。

しかし私立の保育施設であれば、副業が許されていることもあるでしょう。

とは言え「私立保育施設だから必ず副業ができる」とは言えませんので、保育施設へ問い合わせる必要があります。

また「正職員は副業禁止だけれど、パートやアルバイトといった雇用形態なら可能」という条件のケースもあります。

そのため現在の職場に勤めながら「副業をしたい」と考えているのであれば、まずは保育施設の就業規則を確認してください。

公立保育園ではなぜ副業ができないの?

前述の通り、公立保育施設に勤めている場合には原則として副業が禁止されています。

パートやアルバイトをはじめ、なんらか特定のケースでは許されることもありますが、「公立保育施設勤務の正規職員」となると基本的にNGだと考えた方が良いでしょう。

ここには、公立保育施設で働く保育士がいわゆる「地方公務員」にあたるという仕組みが関係しています。

公務員というと、一般的には自治体の役所などで働く人をイメージするかもしれません。

実はそれ以外にも、公立保育施設の保育士も「地方公務員」になるのです。

地方公務員は、公務員としての職務をまっとうするための「地方公務員法」を遵守しなければいけません。

地方公務員法の一環として「副業の禁止」が決められています。

一部の自治体は条件つきで許可が出ていることもありますが、原則として禁止されていると考えましょう。

保育士の副業を禁止されるのはなぜ?

私立の保育施設であっても、中には副業を禁止している保育施設もあります。

給与に不満のある保育士の場合、副業を禁止されているとなれば「どうやって生活すればいいのか困ってしまう」という人もいるかもしれません。

それでは、なぜ「副業禁止」と決められることがあるのでしょうか?

まず、もっとも多いのが「副業を許可することにより、本業に支障が出る場合がある」という点です。

例えば副業で夜勤の仕事をしたあと、ふたたび保育施設へ通って本業に従事するとなれば、当然ながら体力勝負となるでしょう。

注意力が散漫になり、万が一子どもたちに怪我をさせたり、危険の伴う行為をしたりしては、保育施設の責任問題となります。

また、短期的には問題なく副業ができていた場合でも、長期的に見るとトラブルが起こる可能性があります。

特に多いのが、健康被害です。

慢性的な睡眠不足や、体力の消耗に対し十分な休息をとれていない場合、病気などのような形で表出することもあるでしょう。

こうした理由から「本業に専念してほしい」という意味を込めて、副業を禁止するケースなあります。

さらに職種によっては、保育施設のイメージにかかわることから禁止されます。

例えばキャバクラやスナック、風俗などいわゆる夜の仕事は、子どもを預かる仕事と並行して行う上ではどうしてもギャップを感じやすくなるでしょう。

プライベートで偶然保護者と会ってしまい、良いイメージを持たれないということもあるかもしれません。

さらには「あの保育施設では、夜のお店で働いている保育士を雇っている」と保育施設全体の印象にもかかわります。

こうしたリスクから、副業禁止という判断をとるのです。

保育士が副業をしたとき確定申告は必要?

もし、保育施設で副業が禁止されていなかった場合には、副業も前向きに検討することになると思いますがそこで気になるのが税金問題です。

もし、副業の収入が年間20万円以上となった場合には、確定申告が必要です。

収入額や経費を申告書類にまとめて税務署に申告し、収入分の納税を行いましょう。

副業の収入が20万円以上であるのに、確定申告をしていない場合「申告漏れ」として処分され、脱税にあたるため注意しましょう。

ちなみに確定申告をすることにより、勤務先にもその旨が伝わります。

「隠れて副業をすればばれない」と考えていると、確定申告のタイミングで明るみに出るためこちらも注意してください。

副業はできないけど給与をあげたいときは?

このような手続きの面倒さや、そもそも保育施設の決まりによって、副業が現実的でない保育士も少なくないでしょう。

かと言って、保育施設の給与だけでは生活が成り立たないということもあるかもしれません。

副業もできず、本業の稼ぎが少ない…というときの解決方法はずばり「転職」です。

現在よりもよい条件で働ける保育施設への転職により、給与面の不満が解決するでしょう。

保育士の中には「転職すると今より悪い条件にならない?」「ひとつの保育施設で長く勤めた方がいいのでは?」と思う人もいるかもしれません。

しかし、転職の仕方をきちんと選べばよりよい条件の求人を見つけることは難しくないんですよ。

そのために利用したいのが派遣サービスです。

派遣ではたくさんの求人の中から、一人ひとりに合った求人情報がピックアップされます。

「給与が高い+副業OK」など自分にとって譲れない条件も踏まえ、理想の求人を見つけることができるでしょう。

まとめ

公立保育園で働く保育士は、地方公務員に分類されることから副業が禁止されています。

私立保育園の場合はそれぞれの取り決めによって副業ルールが異なるため施設へ確認しましょう。

副業禁止の保育施設で働いている場合「給与が高い+副業OK」といった条件の求人に出会えれば、お財布事情が大きく変わるかもしれませんね。

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