2024.6.15
保育士は副業できる?こっそりやってばれることもある?収入を増やすにはどうすればいい?
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近年、働き方がフレキシブルになっていることもあり、多くの職場で「副業OK」という体制が整っています。
ここで気になるのが「保育士の場合はどうなの?」ということですよね。
「現在の収入だけではちょっと不満」「少しでも収入を増やせれば」と考えている保育士さんに向けて、保育士と副業の気になる関係について解説していきます。
保育士は副業できる?
保育士として給料を受け取りながら「少ない」「生活が厳しい」と感じている人もいるのではないでしょうか。
近年、積極的に保育士の処遇改善が行われていると言えど、すぐさま「受け取る給料に納得できるようになった」というわけではないでしょう。
資格取得やキャリアアップの中で少しずつ給与が高くなっていくこともあると思いますが、いずれにせよすぐに成果を得られるわけではありません。
そんなときに、収入を増やしたいからと副業を考える人もいるかもしれません。
保育士の副業が許されるかどうかは、施設によって変わります。
例えば、公立保育園の正規職員である場合には、公務員と同じ扱いをされるため副業はNGとなります。
ただしこのような決まりも、自治体によって違います。
詳細を知りたい場合には、自治体に問い合わせてみるのもいいでしょう。
公立保育園以外であれば副業できる?
公立保育園の保育士でなければ、公務員として扱われることはありません。
そのため、法律で副業が禁止されているわけではないでしょう。
しかし、だからと言って私立保育園=副業OKというわけではありません。
施設の決まりで、副業が禁止されている可能性はあります。
「自分の保育施設はどうなんだろう?」と気になったときには、施設もしくは運営元に確認してみると良いでしょう。
もし施設側が副業NGとしている場合には、副業は諦めなければいけません。
「副業禁止でもバレなければ大丈夫」と考える人もいるかもしれませんが、万が一バレてしまった場合には、解雇になる可能性もあります。
特に年間20万円以上の収入があると、確定申告が必要になります。
そのときに住民税が増えることから、勤め先となる施設にも副業がばれてしまうのです。
そのほかにも、例えばスーパーやコンビニ、飲食店の副業では、保護者や職員がお客様として来店する可能性もあります。
そのようなケースでは、たとえ少額のアルバイトやお手伝いであっても、めぐりめぐって問題となるかもしれません。
副業がダメな保育施設で働いているのであれば、潔く諦めることをおすすめします。
「バレたら困る」という状況で働くことは精神面でも抱えるものが大きく、想像以上の負担となる可能性もあります。
保育士が副業するときに注意するポイント
副業が許されている職場であっても、ポイントを押さえておかないとあとあとトラブルになる可能性があります。
例えば、副業OKでも「本業に支障がないか」を重視する職場は少なくありません。
副業はどのようなケースであれ「本業に支障が出ない」ということが前提となります。
副業をしていることで、身体をしっかり休める時間が限られてしまいます。
そのため、身体が疲れたままになってしまい、保育の仕事に差し支えることもあるでしょう。
そのような場合には、いくら副業OKと言えども「さすがにちょっと……」と怒られてしまうかもしれません。
副業はあくまで、体力面でも精神面でも余裕のある程度にとどめるように心がけましょう。
体力に自信のない人や、本業だけでへとへとになってしまう人は、考え直した方がいいかもしれません。
また、先ほど少し触れた通り副業によって一年で20万円以上稼いだときには、確定申告が必要になります。
「職場にばれたくないから」などの理由で確定申告をせずにいると、脱税となってしまうため十分気をつけましょう。
さらに副業で稼ぎすぎると、その分支払わなければいけない税金が高くなります。
「稼げば稼ぐだけ自分の財布にお金が入ってくる」と言えないケースもあるでしょう。
よく計算した上で、損のないよう調整しましょう。
給料に納得できていない保育士へのアドバイス
このように、すべての保育施設で副業ができるわけではありません。
副業OKの施設であっても、実際に副業するにあたっては体力面や精神面、そして税金関係など注意すべきことがたくさんあります。
きちんと管理できるか自信のない人であれば、副業にこだわるのはやめた方が良いかもしれません。
「それでも収入に不満がある」という場合には、転職を検討してみましょう。
給与や福利厚生、賞与などは、保育施設によってまったく違います。
そのため現在と同じような働き方で、収入が大きく増える…ということも十分あり得るのです。
そのためには求人情報をしっかりチェックし、理想の求人を見つけることが欠かせませんが、働きながら転職活動を行うのはなかなか大変でしょう。
そんなとき転職エージェントを活用すれば、理想の転職を叶えやすくなります。
賢く転職活動を叶えることで、本業一本で満足のいく収入を手にすることも夢ではありませんよ。
まとめ
保育士が副業できるかどうかは施設によって違い、公立保育園は基本的に難しいものの、一部の私立保育園は可能です。
しかし本業に支障が出るような副業は認められない可能性が高く、体力面や精神面のケアが必要不可欠となります。
収入に不満があるのなら、副業ではなく転職を検討してみてはいかがでしょうか。