2024.9.26
保育士の臨時職員とは?正規職員とはどのように違う?仕事内容や待遇は?
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保育士として活躍する方法を探す中で「臨時保育士」という言葉を聞いたことがありますか?
保育士の働き方はさまざまあるのですが、その中のひとつが「臨時保育士」です。
具体的にどのような働き方なのか、解説していきましょう。
臨時保育士とは?
臨時保育士とは、その名の通り「臨時」で働く保育士のことです。
「非常勤保育士」、「定数外職員」とも呼ばれる保育士であり、特に、公立の保育施設において一時だけ勤める「臨時」の立場で働きます。
公立の保育施設では、保育士は「地方公務員」に分類されます。
そして臨時保育士という職業も法律上も定義されており、地方公務員法22条「臨時職員」にあたります。
一般の地方公務員は、就業するにも辞めるにも、さまざまな手続きが必要になります。
保育施設にとって不利益のある保育士であったとしても、簡単にクビを切ることはできません。
人手不足の問題や、急な増員のためには臨時保育士が必要不可欠となります。
公立保育園によっては、正規の職人よりも臨時職員の方が多いというケースもあります。
臨時保育士は、決まった期間契約して働く形態のことが多いようです。
例えば「〇月から〇月までの期間」とあらかじめ就労期間を定めた上で契約を行い、指定の保育園で働きます。
臨時保育士になるには?
臨時保育士になるためには、特定の保育園の採用情報をチェックする工程は必要なく、自治体で採用されることになります。
そのため、自治体が募集していないかチェックしてみましょう。
自治体のホームページなどを確認すると、応募できる場合があります。
ただしあくまでも「登録募集」であることが多いため、注意してください。
応募したからと言って、すぐさま臨時保育士として働けるわけではありません。
まず登録だけしておき、臨時保育士を必要としている施設があれば連絡がくるという流れになります。
「今すぐに働きたい」という人にとって、少しタイムラグを感じてしまうかもしれませんし、場合によっては臨時保育士の仕事自体がない場合もあるでしょう。
そのため、「家計のためにすぐ働かなければいけない」という人には、あまり向いていません。
時間的に余裕のある人ならば、臨時保育士の道を検討するのも良いでしょう。
臨時保育士の仕事内容とは?
臨時保育士の仕事内容は、正規保育士のサポートがメインになります。
とは言え基本的には、正規保育士とそれほど変わりません。
例えば子どもたちと遊ぶ、子どもたちと学びの時間を過ごす、食事やトイレのサポートをするなどの業務が主になります。
臨時保育士の場合には「正規保育士よりも、責任の軽い仕事が多いだろう」と思い込んでしまうかもしれませんが、実際はそうとも限りません。
中には、クラス担任などの重要な仕事を臨時保育士が行うケースもあります。
一方で、雑務を中心とした業務に終始することもあります。
どのような仕事を任されるかは、施設ごとにまったく違うでしょう。
責任のある仕事を任せられた場合には「臨時保育士なのに、待遇見合っていない」と感じるかもしれません。
臨時保育士の待遇はどれくらい?
臨時保育士の給与は、正規保育士に比べると低い水準であることが現実です。
時給で言えば、1000円ほどが相場となるでしょう。
国家資格が必要になる「公務員」の職業の中では、どうしても水準が低いと言えます。
また、臨時保育士の場合には各種手当が用意されていないこともあります。
交通費や賞与、退職金などが整っていないケースもめずらしくありません。
臨時保育士と言えど、立派な公務員であることを考えると待遇に不満を覚える保育士も多いのではないでしょうか。
もし「正規職員ではない形で、自分にとって理想の待遇で働くことが目的」というのであれば、臨時保育士に限らず広い視野で求人を探してみてはいかがでしょうか。
例えば派遣なら、さまざまな条件を踏まえた柔軟な求人探しができます。
給与や福利厚生、通勤手当や資格手当、休日休暇など、あらゆる条件が自分に合う求人も見つけられますよ。
「臨時保育士の枠があくまで」など、期間限定で自分に合った働き方を探したい人も、一度チェックしてみてくださいね。
まとめ
臨時保育士とは、一時的に公立の保育園に勤める公務員のことです。
仕事内容についてはは正規保育士とそこまで大きく違いませんが、待遇についてはやや物足りなく感じることもあるかもしれません。
そのときには、臨時保育士という働き方に縛られず柔軟な働き方を検討してみてくださいね。