2023.4.6
保育士の給料ってみんなどれくらいもらってるの?平均より少ないときはどうすればいい?
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保育士として働いているとき、ふと「自分の給料って世間に比べてどうなんだろう?」と思ってしまったことがありませんか?
お金にまつわる正直な話というのは、なかなか友人や身近な人にも聞きにくいもの。
「薄給」ともいう声も上がる中、保育士が受け取っている平均的な給料について、改めて知識を深めてみませんか?
保育士の平均的な給料はいくらくらい?
気になる保育士の具体的な給料について、厚生労働省が調査し、発表している「賃金構造基本統計調査」という資料を参考にしてみましょう。
この調査によれば正社員として働いている保育士の月給について、平均が「24万9,800円」とされています。
さらに、月給のほかに支給されるボーナスなどの特別給与については「74万7,400円」となっています。
月収に12をかけて単純計算し、年収で考えると、およそ374万円ほどが平均となるでしょう。
ちなみにこの数字はあくまで「平均」です。
「中央値」として考えると、もう少し低い金額となります。
また、具体的な金額は資格の有無などでも変わってきます。
保育施設では、保育の現場で役立つ資格を保有している保育士に対し、特別な手当を用意しているケースもあります。
もし、保育の現場で役立つ資格を保有しているのであれば、その分資格を持っていない保育士よりも高い給料を受け取れるかもしれません。
平均よりも金額が少ないなど、現在の給料に満足していないのであれば「新たに資格取得を目指す」という方法もあります。
保育士のアルバイトやパートの場合は?
先ほどのデータは、正社員として保育士の仕事を行なっている場合の金額でした。
しかし保育士の雇用形態として、アルバイトやパートという働き方もあります。
その場合は、正社員に比べどうしても給料が少なくなってしまいます。
パートやアルバイトとして働く保育士の平均時給は、「1,254円」です。
ちなみに、1日の平均的な労働時間は5.7時間とされています。
正社員のボーナスと同様、特別給与額にも大きな違いがあり「9万1,400円」にあたるそうです。
こうして比べると、正社員でないというだけで大きく給料が変わることがわかります。
給料面だけで考えれば、やはり正社員の方がいい条件で働けていると言えるでしょう。
一方で「子育てや介護など、家庭の事情でフルタイムの勤務が難しい」という人もいるのではないでしょうか。
給料面と個人的な都合、働き方といったバランスをよく考えながら、自分に合った働き方を検討してみましょう。
年齢別の保育士の給料は?
保育士として働いていく上では「現在の給料」も大切ですが、今後の展開についても考えますよね。
「これから先、働いていく上でどのくらいの収入を期待できるのだろう?」という点は、将来の不安にも直結します。
「賃金構造基本統計調査結果」を参考にすると、まず20~24歳の平均収入は大体300万円ほどと言えそうです。
そして、25~29歳になると350万円ほどとなります。
30代になると、そこからさらに少しアップし360万〜380万円ほどが目安となります。
40代では390万〜400万円ほど、園長などの役職に就く人も多い50代では430万円ほどまでアップします。
その後は、正社員ではなくパートやアルバイトとして働く人も増えてくることから年収はやや下がっていきます。
60代では、大体20代や30代の平均と同じくらいの金額が目安となるでしょう。
もちろん、これらの金額はあくまで平均です。
「上記の年齢に達した時、必ずこのくらいの給料を受け取ることになる」というわけではありません。
職場の環境や役職、資格の有無によっても変わりますので、あくまで目安として考えておきましょう。
給料アップしたいときにはどうすればいい?
現在の給料に満足がいっていないときには、転職を検討しましょう。
同じ保育士という仕事であっても、働き方によって受け取れる報酬は変わります。
「保育士は稼げない!」「保育士だから給料が上がらない」とは考えず「現在の資格や経験を評価してくれる、いい条件の職場を探す」ことが大切です。
現在の環境で「給料は◯万円くらいだろう」というように「当たり前」に考えていることでも、転職をすれば「当たり前」ではなくなります。
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まとめ
厚生労働省の調べによれば、保育士の平均的な月給は、24万9,800円だそうです。
しかしこれはあくまで目安の金額であり、全ての環境でこのような給料を安定して受け取れるわけではありません。
現在の給料に満足がいっていないのであれば、転職活動を検討してみましょう。