保育士の給料が改善されるって本当?令和4年の処遇改善手当が反映されないケースもある?

大阪を中心に保育士 派遣・アルバイト・パートの求人検索「ほいコレ」

2024.1.18

保育士の給料が改善されるって本当?令和4年の処遇改善手当が反映されないケースもある?

2304View

保育士の給料は本当に上がる?令和4年の処遇改善手当がもらえない理由と対策の完全ガイド

この記事では、保育士の処遇改善、特に令和4年から始まった「保育士・幼稚園教諭等処遇改善臨時特例事業」について詳しく解説します。手当がもらえない場合の具体的な理由、受け取るための対処法、今後の給与の見通し、そして自ら収入をアップさせるためのキャリアプランまで、網羅的に解説します。

令和4年から実施された保育士の処遇改善とは?

令和4年2月から始まった「保育士・幼稚園教諭等処遇改善臨時特例事業」の概要を解説。月額9,000円(収入の3%)の賃上げ支援の仕組みと対象施設について説明します。

なぜ?保育士の処遇改善手当がもらえないケースと対策

処遇改善手当がもらえない主な理由

手当が支給されない4つの主な理由(勤務先が認可外、園が未申請、園の配分方針、管理職など対象外)を具体的に解説します。

処遇改善手当を受け取るための対処法

手当を受け取るために保育士自身ができる4つのアクション(勤務先の確認・転職検討、申請状況の確認、園への相談、情報収集)を提案します。

保育士の給料は今後どのように変わっていく?

これまでの処遇改善の歴史(2019年の改善、処遇改善等加算Ⅰ・Ⅱ)を振り返り、今後の労働環境改善の見通しについて解説します。

保育士が収入をアップさせる具体的な方法

制度改善を待つだけでなく、自ら収入を上げるための3つの具体的なキャリアパス(正職員化、役職を目指す、条件の良い園への転職)を紹介します。

【プロが解説】保育士の給料は本当に上がる?
令和4年の処遇改善手当がもらえない理由と対策

多くの方が関心を寄せる保育士の処遇改善。この記事では、国の制度の仕組みから、手当がもらえない場合の理由と具体的な対策、そしてご自身の収入を上げる方法まで、専門家の視点から徹底的に図解します。

この記事でわかる3つのポイント

1. 制度の仕組み

国の処遇改善手当が
どのような制度なのか理解できる

2. もらえない理由と対策

手当が反映されない原因と
具体的な対処法がわかる

3. 収入アップの方法

自分で収入を上げるための
キャリアプランが描ける

1. 令和4年から実施された保育士の処遇改善とは?

「仕事は大変なのに給料が低い」という長年の課題に対応するため、国は保育士の賃金を上げるための新たな支援策を開始しました。これが「保育士・幼稚園教諭等処遇改善臨時特例事業」です。

制度のポイント早わかり

保育士・幼稚園教諭等の収入を…

月額9,000円

(収入の3%相当)

引き上げるための補助金です。

主な対象施設

  • 保育園・幼稚園
  • 認定こども園
  • 小規模保育事業
  • 訪問型保育事業 など

これは保育分野だけでなく、看護や介護分野でも同様に行われている国の重要な施策です。

2. なぜ?処遇改善手当がもらえないケースと対策

制度が始まっても、すべての保育士に自動的に月額9,000円が支給されるわけではありません。ここでは、手当がもらえない主な理由と、その対策を分かりやすく解説します。

2-1. 処遇改善手当がもらえない4つの主な理由

理由1:勤務先が対象外

国の補助金は主に認可保育施設が対象です。認可外保育園の場合、制度の対象外となり、手当は支給されません(園が独自に給与を上げるケースはあります)。

理由2:園が申請していない

この手当は、園が自治体へ申請して初めて国から補助金がおります。園が申請手続きを行っていなければ、保育士に還元されることはありません。

理由3:園の配分方針

補助金は園に一括で支給され、どう配分するかは各園の判断に委ねられます。常勤・非常勤の割合など、園の方針によって一人当たりの支給額が変わります。

理由4:自身が対象外

制度によっては園長などの管理職が対象外となる場合があります。また、パートや派遣でも対象になることはありますが、詳細は園の規定によります。

2-2. 処遇改善手当を受け取るための対処フロー

1

まず確認する

自分の園が認可施設か、手当の申請をしているかを確認。給与明細もチェックしましょう。

2

園に相談・働きかける

未申請なら申請を依頼。配分に疑問があれば、どのように配分されているか率直に相談してみましょう。

3

情報収集と比較検討

自治体や関係機関に相談するのも手。認可外なら認可園への転職を検討するのも一つの方法です。

3. 保育士の給料は今後どのように変わっていく?

今回の特例事業だけでなく、保育士の給与はこれまでも段階的に改善されてきました。今後もさらなる改善が期待されます。

処遇改善のあゆみ

2019年度〜

給与を約1%
(月額3,000円)改善

処遇改善等加算Ⅰ

平均勤続年数に応じて
給与がアップ

処遇改善等加算Ⅱ

役職や専門性に応じて
キャリアアップを支援

2022年2月〜

臨時特例事業で
月額9,000円改善

給与だけでなく、保育士の業務負担を軽減する制度も増えており、労働環境は着実に改善されています。以前に保育士を辞めてしまった方も、今の環境なら働きやすさを実感できるかもしれません。

4. 保育士が収入をアップさせる3つの具体的な方法

制度による改善を待つだけでなく、自らのキャリアを見直すことで、より確実な収入アップを目指せます。

方法1:正職員を目指す

現在、非正規雇用で働いている場合、正職員になることで待遇の大幅な改善が期待できます。賞与や昇給、福利厚生などが充実します。

方法2:役職を目指す

職務分野別リーダーや副主任保育士などの役職に就くことで、役職手当(月額5,000円〜40,000円)が支給されます。キャリアアップの道筋を園長に相談してみましょう。

方法3:転職を検討する

現在の職場で改善が見込めない場合、より待遇の良い園へ転職するのも有効な手段です。特に公立保育園は給与水準が高い傾向にあります。

公立保育園のメリット: 公務員扱いとなり、給与が安定。勤続年数に応じて着実に昇給します。

まとめ:制度を理解し、主体的なキャリア形成を

保育士の給料は国の制度によって改善が進んでいますが、その恩恵を確実に受けるためには、制度を正しく理解し、時には自ら行動を起こすことが重要です。
手当がもらえない場合は、まず勤務先の状況を確認し、園に相談しましょう。それでも改善が難しい場合は、キャリアアップやより良い環境への転職を視野に入れることが、確実な収入アップへの近道です。

ご自身のキャリアについて具体的な相談をしたいとお考えですか?

私たちは、保育士一人ひとりの状況に寄り添い、希望に合う職場探しやキャリアアップの相談に応じています。

キャリア相談サービスについて詳しく見る

あなたに合った求人が選べる
登録はこちら

この記事を読んだ人は、こちらの記事も読んでいます

新着記事一覧