2024.12.11
保育士として働くときの「年齢制限」!保育士は何歳まで働ける仕事なの?
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保育士だけでなく、さまざまな職業に就いている人にとってシビアな問題として「何歳まで働くことができるだろう?」という悩みがありますよね。
その中において保育士という仕事は、体力勝負であることから他の職種以上に強い不安を覚えてしまうかもしれません。
そこで今回は、保育士の「年齢制限」について解説していきますので保育士のキャリアについて考えている方はぜひ参考にしてください。
保育士として働く上では年齢制限があるの?
保育士として働くためには、国家資格である保育士の免許を取得する必要があります。
そして、保育資格を取得するにあたっての年齢制限は存在しません。
そのため「この年齢だから保育士として働くことはできない」という考えは、基本的に不要と言えます。
ただし、公立保育士として働く際には注意が必要です。
公立保育士の場合、公務員として働くことになるためそれぞれの自治体の「公務員試験」を受け、合格しなければいけません。
公務員試験を受けるにあたっては、自治体によって定められている年齢制限を守らなければいけないため、規定の年齢に該当しなければ公立保育士にはなれないのです。
保育士には何歳からなれる?
保育士資格を取得する最も一般的な方法は、保育士試験を受ける方法でしょう。
保育士試験には筆記と実技試験があり、どちらも合格した場合に保育士として働きはじめることができます。
一般社団法人「全国保育士養成協議会」によれば、保育士試験を受けるためには「大学もしくは2年以上の短大・専門学校卒業、もしくは必要単位を取得して卒業見込みの者」である必要があります。
そのため保育士として活躍できる最短の年齢は20歳頃と言えるでしょう。
ちなみに、ハローワークの職業訓練を受講することによっても保育士資格を取得可能です。
保育士養成講座は、高校卒業以上という条件で受験できます。
そのため18歳以上の人であれば受験でき、2年の保育士養成講座を受けたあと、やはり最短で20歳から保育士として活躍できるでしょう。
保育士の定年とは?
どのような仕事でも一般的に、定年が定められているものです。
同様に保育士にも定年があり、多くの場合「65歳」に設定されているでしょう。
公立保育士の場合は、60歳を定年としていることも多かったのですが、2023年4月以降引き上げられています。
2031年には、公立保育士の定年も65歳に設定されるとされています。
そのため、正職員であれば定年を迎える65歳までは安心して保育士として安定して働くことができるでしょう。
ちなみに「定年前再任用短時間勤務制」という制度があることから、公立保育所の場合には定年後も改めて短時間勤務をすることが可能です。
「定年を迎えたけれど、まだまだ元気だから働きたい」という人であれば、再雇用を検討するのも良いでしょう。
短時間勤務になると、体力面でも余裕が出るため自分のペースで働き続けられるのが魅力ですね。
パートやアルバイトなど正職員以外の場合には、定年と関係なく働ける場合があります。
一方で正職員に比べて雇用の確実性は薄くなってしまいます。
例えばアルバイトしていた保育施設を辞めることになった後、他の保育施設で再雇用を願ったとしても高齢の場合にはうまくいきにくくなるかもしれません。
法律上、年齢を理由に採用を断られることはないと言えど、どうしても決まりにくくなりやすい可能性があります。
保育士が長く活躍するためにはどうすればいい?
ここまでご紹介したように、保育士は60代でも活躍できる仕事と言えるのですが、一方で「体力面で不安が大きいため現実的に働き続けられるかわからない」と心配している人もいるのではないでしょうか。
保育士として長く活躍するためには、やはり人一倍健康に気を使う必要があります。
日頃から食事管理や十分な睡眠を心がけ、基礎的な体力を落とさないように心がけましょう。
子供達は免疫力が低く、何かにつけウイルスを保育施設へ持ち込みやすいのも特徴です。
そのたびに風邪を引きやすくなるものですが、保育士がその都度体調を崩してしまっている状態では、長く活躍しにくくなってしまうでしょう。
また、子供を抱き上げるシーンなども多いことから、腰や背中など身体の節々に異変が見られることもあるのではないでしょうか。
「少し違和感があるけれど、気にならないから病院へは行かない」などの形で無理を続けてしまうと、いずれ大きな怪我につながってしまうこともあります。
少しでも違和感を覚えたら、早めにケアするよう心掛けてください。
そして何より、長く保育士として輝くためには自分に合う職場で働くことが大切です。
長く働くにあたって、職場の環境や雰囲気なども重要なポイントとなります。
給与、福利厚生、休日休暇などの条件面も、できる限り不満のない環境の方が長く働き続けやすくなるでしょう。
希望の職場を見つけるためには、派遣を利用するのがおすすめです。
派遣なら、さまざまな職場の中から細部まで自分の希望に合った職場と出会えますよ。
保育士としていつまでも働きたいと思える職場を見つけ、自分らしく活躍し続けましょう。
まとめ
保育施設における定年は多くの場合「65歳」となります。
職場や働き方によってはそれ以降も長く働き続けることができますので、長期的に活躍したいのであれば体調管理を徹底しながら続けるのも良いでしょう。
同時に「良い職場」と出会うことも大切ですから、派遣サービスを利用して自分に合う保育施設を探してみてください。