保育士が退職したいと思ってしまう理由!対処法とどうしても我慢できないときには?

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2024.4.10

保育士が退職したいと思ってしまう理由!対処法とどうしても我慢できないときには?

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保育士の仕事は憧れる人も多い反面、実際に働き出すと「大変」「つらい」と感じてしまう人も少なくありません。

今回は保育士の仕事をしていて「辞めたい」と感じるポイントについて独自に調査してみました。

現在、保育士の仕事をしていてつらいと感じている人や辞めたいと考えている人はぜひ参考にしてくださいね。

保育士の退職理由はどんな内容が多い?

保育士の仕事をしていて、ほかの人がどんなときに「辞めたい」と思うのか気になりませんか?

「平成30年度東京都保育士実態調査報告書」によると、保育士の退職理由には次のようなものが挙げられています。

職場の人間関係……33.5%
給料が安い……29.2%
仕事量が多い……27.2%
労働時間が長い……24.9%
妊娠・出産……22.3%

こうして見ると、やはり「職場の人間関係」がもっとも大きな要素として問題になるようですね。

さらに「給料」や「仕事量」というように、労働環境にまつわるものが続いています。

これらの要素は、働きやすさを考える上で重大なポイントになると言えるでしょう。

労働環境は、職場によってまったく違います。

そのためこれらにまつわる問題に悩まされているときも、職場を変えることで全面的に解決しやすいと言えるでしょう。

ここからは、それぞれの理由についてさらに掘り下げていきましょう。

人間関係にまつわる悩みと対処法

まずは、もっとも多くの人が悩まされている人間関係にまつわるお悩みです。

人間関係と一言で言っても、詳細はそれぞれに異なります。

◇同僚の保育士との関係がうまくいっていない
◇園長や主任保育士との関係がうまくいっていない
◇保護者との関係がうまくいっていない

このように、保育現場ではさまざま理由で人間関係のトラブルが発生します。

◇自分の理想とする保育と、ほかの保育士の保育の方針が異なりぶつかってしまう
◇仕事の取り組み方に不満がある
◇物の言い方など、細かな部分が合わない
◇厳しい保護者からのクレームに耐えられない

人間関係のお悩みにまつわる対処法として、まずは「別の人に相談する」ことが大切です。

一対一の問題になると、どちらにも言い分があるためどうしても問題が複雑化しやすくなります。

解決のためには、中立的な立場の第三者に入ってもらい解決を目指しましょう。

相手が保護者の場合は、ほかの先生が対応を代わってくれるなど根本的な対処をしてくれる可能性もありますよ。

給料や労働時間にまつわる悩みと対処法

続いて、給料や労働時間、仕事内容といった労働環境にまつわるお悩みです。

担当制の施設の場合、ひとりの保育士が責任を持って数十人の生徒を見守らなければいけないこともあり、激務になりやすい傾向にあります。

仕事の量が多いと必然的に残業や持ち帰り仕事も増えていき、自由な時間がなく心身ともにつらく感じやすくなるでしょう。

そして仕事量に対して給料が見合っていないとなると、さらなる不満や不信感につながってしまいます。

対処法としては、施設側との話し合いをしっかり行い、心配事や不満を伝えることが大切です。

労働環境についてはすぐに改善するのは難しいかもしれませんが、まずは気になる点があることを伝えましょう。

とはいえ、どうしても自分から切り出すのは気まずく感じてしまうかもしれません。

そのときは話しやすい先輩に「業務が多くてこなせるか不安」など、正直に打ち明けてみるところからはじめましょう。

結果として「仕事を手分けする」「残業にならないように時間の使い方を工夫する」といった解決策を提案してもらえるかもしれません。

もし、その際に「このくらい誰でもやって当たり前」「残業をするのは当たり前」というような反応がかえってくるのであれば、あまり良い職場とは言えないでしょう。

どうにもならない悩みは転職で解決へ導こう

保育士さんが「つらい」「辞めたい」と感じてしまったとき、これまでご紹介したような対処法で対応するのもひとつの手ですが、必ず解決するわけではありません。

職場によっては、保育士さんが「厳しい」「きつい」と感じる状態が当たり前になっていて、改善する予定がないこともあるでしょう。

給料や労働時間のような、すでに決められているものに関しては「変えてほしい」と申し出たとしてもスムーズな変更はなかなか難しいと言えます。

納得できない条件があったり「聞いていた話と違う!」という不満があったりするときには、現在の職場が変わるのを待つよりも転職を検討する方がよいでしょう。

職場環境は施設ごとにまったく違うからこそ、転職によってそれまで当たり前だったことがそうでなくなるかもしれません。

「どこの施設へ行っても同じだろう」と早合点する前に、一度求人情報を調べてみてはいかがでしょうか。

まとめ

保育士は、人間関係や給料、労働時間など職場の環境が原因で仕事をやめたいと考えることが少なくありません。

すぐに解決するのは難しい問題だからこそ周りの保育士に相談したり、頼れる人見つけてサポートをお願いしたりと、工夫しながらうまく向き合っていきましょう。

それでも解決しないのであれば、転職を検討することもおすすめします。

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