2021.5.18
クラス別!運動会のプログラム案&今だから再確認したいコロナ対策方法
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保育施設における大きな行事のひとつである運動会は、毎年何をしようか頭を悩ませてしまう保育士も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、乳児クラスから年長クラスまでクラス別におすすめのプログラムをご紹介していきます。
あわせて、今注意深く取り組む必要のある「新型コロナウイルス対策」の在り方についても解説していきます。
乳児クラス向けの運動会プログラム
乳児クラスは、個人の発達の差がもっとも大きく出やすいクラスです。
ある子は自分の足でしっかり立つことができても、また別のある子はつかまり立ちができないと……いうこともあるでしょう。
そうしたとき、保育士は「全員が無理なく参加できるプログラム」を検討することが大切です。
例えば「ハイハイレース」なら、歩いたり走ったりすることが苦手な子でも無理なく参加できるはずです。
マットのコースを作り、ゴールまでハイハイで移動するレースは、ほのぼのしながらも運動会らしいプログラムと言えるでしょう。
ゴールでは先生や保護者に待っていてもらうことで、絆を深めることにもつながります。
また、乳児クラスではダンスをするときにも座ったままできるものを選びましょう。
手遊びのように上半身だけでできるダンスなら、多くの子が楽しみながら無理なく参加できるでしょう。
こちらも、保護者と触れ合いながらできるダンスを選べば、より楽しい時間となりますよ。
普段の遊びや学びの中で子どもたちが好きな曲や振り付けが思い当たれば、積極的に取り入れましょう。
年少~年中クラス向けの運動会プログラム
年少や年中ごろになると、もう少し動きや難しい要素を取り入れたプログラムでも問題ないでしょう。
例えば乳児クラスと同様にマットを引いて行うレースでも、ハイハイレースではなく走ってゴールを目指す内容にしてよいでしょう。
さらに盛り上げたいなら、マットの途中にフラフープやネット、平均台を用意してそれぞれの障害物をこなしながら進んでいく障害物競走に変えてみるのもおすすめです。
乳児クラスよりも、さらに見応えのあるプログラムとなるはずですよ。
さらに、お友達と協力しながら進めていくゲームやプログラムを実施するのもおすすめです。
例えば、2人1組もしくは数人で1組のチームを作りボールを運ぶリレーはルール次第で、協力なしではクリアできないプログラムになります。
「背中合わせでボールを落とさないようにする」、「ふろしきの上にボールを置いて落とさないようにする」というように、子どもたちとルールを共有しながら考えてみましょう。
年中~年長クラス向けの運動会プログラム
年中から年長クラスであれば、身体の機能もますます発達するでしょう。
さらに、考える力も育まれることから難しい競技にチャレンジしてみるのもよいかもしれません。
例えば、丸い大きな布を動かしながら遊ぶパラバルーンは、見応えのあるプログラムとして定番です。
友達との協力がなくてはならないものだからこそ、みんなで成功を目指す運動会の目玉プログラムにぴったりと言えるでしょう。
さらに、旗を使ったフラッグダンスも見応えたっぷりの競技です。
大きな旗を振ることで大胆なイメージを演出し、< em>保護者の方に「やっぱり年長さんにもなると迫力があってすごい!」というイメージを与えることができるでしょう。
パラバルーンもフラッグダンスも、やはり「友達と息をあわせるからこそ見応えがある」プログラムです。
わからなくて困っている子がいたら、保育士がサポートしてあげるのはもちろんのこと子どもたち同士で教え合う雰囲気を作ってあげるようにしましょう。
運動会ではコロナ対策も忘れずに
保護者も子どもたちも楽しみにしている運動会ですが、今、なかなか思うように本番当日を迎えられないということも多いのではないでしょうか。
せっかく丁寧に準備をして本番を迎えたのに、体調の優れない子が続出したり、ましてやクラスターが発生したりしてはとても成功とは言えません。
そこで、アプリやサービスを利用しオンラインでの中継を取り入れるなど、対策を取り入れましょう。
運動会で頑張る孫の姿は、おじいちゃんやおばあちゃんもぜひ見に行きたいものですよね。
しかし、年長者の方ほどコロナウイルスへの意識が高いことはめずらしくありませんし、泣く泣く見に行くことを断念する人もいるでしょう。
そうしたとき、オンラインでの参加ができればその場にいるような気持ちで子どもの応援ができます。
密になるのは避けたい……というときには「保護者の応援は各家庭〇名まで」と決め、それ以上はオンラインで参加してもらうようにしましょう。
観覧席も広々とスペースをとれるように確保し、運動会の途中にも消毒をうながすようにしてください。
もし、園内のスペースが限られているのであれば、大きな屋外のスポーツ公園で開催するのもよいかもしれません。
また、大事な日だからこそ子どもたちは「絶対に参加したい!」という気持ちが先走ることもあるでしょう。
だからといって、体調が悪い中で無理に参加することはないよう、日頃から指導しましょう。
熱を計ることと「〇度以上ならお休みにしてください」とあらかじめ伝えておくことを徹底し、保護者との協力も欠かさないようにしてください。
まとめ
運動会は、子どもたち一人ひとりの成長を実感できる場です。
子どもたちや保育士にとってやりがいのある行事であるのはもちろん、保護者も楽しみにしている人が多いからこそ、協力しながら進めていきましょう。
こういう時勢ですからコロナ対策にも十分に気を配り、成功へ導きましょう。