2024.6.2
みかこ先生
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みかこ先生
派遣保育士歴:2年目
大阪府大阪市 幼稚園勤務
#明るさの根源は家族の愛情
#子どもも自分も大事にしたい
#一度きりの人生を大いに楽しむ!
今の働き方は?
これまで正職員の幼稚園教諭、パートの保育士を経て、現在は派遣の幼稚園教諭として
4歳児クラスを担当しています。
勤務時間は9時〜14時、週4日勤務。自分の子どもに「おかえり」を言ってあげられる、私にとって理想の勤務時間で働かせてもらっています。
4歳と6歳の子どもを育てるワーママとして育児と仕事の両立に奮闘しながら、充実した日々を送っています。
中学生時代に出会った女の子との思い出
私が、保育職に興味をもったきっかけは中学生時代、ある女の子との出会いがとっても大きかったんです。
母が元幼稚園教諭で子どもが大好きだったことから、ファミリーサポート(※)をしていたんです。そこで出会った女の子が1歳から卒園までの約4年ほど、関わりをもつようになりました。
※ファミリーサポート
子供の送迎や預かりなど、子育ての「援助を受けたい人(依頼会員)」と「援助を行いたい人(提供会員)」が、地域で相互援助を行う仕組み
週1~2回程度、保育園への送迎をしたり、お家で一緒に遊んだり、トイトレのサポートをしたり。
イヤイヤ期には、年甲斐もなくケンカしちゃったこともありましたが……(笑)。
特に嬉しかったのが、保育園にお迎えに行った時にすっごく喜んで走ってきてくれたこと。「みかちゃん~!」って嬉しそうに駆け寄ってきてくれた記憶を鮮明に覚えています。
彼女が大学生になった今でもたまに実家に挨拶に来てくれるんです。十数年経っても関係性がつながっているのはやっぱり嬉しいですね。
明るさの源は、家族からの愛情
幼少期を振り返ると、両親から「やりたいことはどんどんやっていいよ」と言ってもらいながら育ちました。体操、水泳、ドラム、カンフーと色んな習い事をさせてもらったり、ガールスカウトに入ってキャンプやスキーに行ったり。
親になった今だからこそ、すごく有難い経験をさせてもらったなと実感しています。
母がとにかくアクティブで、やりたい!と思ったら何でもチャレンジするタイプ。母には到底かなわないな~って尊敬しています。
そんな両親がたくさん愛情を注いでくれたおかげで、自然と物事を明るく前向きに捉えることができるようになったのかなと思います。私の明るい性格はきっと親譲りですね。
幼稚園教諭から保育士へ
新卒から約3年勤務した幼稚園では、社会人としての基礎、保育の基本を学び、同期にも恵まれて大変ながらも充実した毎日を過ごすことができました。
そのときの同期とは今でも仲が良くて、当時の楽しい思い出や、失敗したこともすっかり笑い話にできたりする関係です。
結婚を機に退職し、子どもにも恵まれてしばらく育児に専念していたのですが、子どもを保育園に預けると同時に、私もパート保育士として働かせていただくことに。
そこで一緒に働いていたパートの先生が、以前にベルサンテさんの派遣保育士をしていた方だったんです。
「保育士にも派遣という働き方があるんだ!」と初めて知ったんですけど、色々と話を聞いていくうちに興味を持って「話だけでも聞いてみようかな」と、ベルサンテさんに問い合わせしました。
ベルサンテを選んだ理由は「口コミ+実体験」
当時、他の派遣会社さんも数社登録してみたのですが、ベルサンテさんが一番対応が
親切で印象もよく、前評判通りで安心したことを覚えています。
実は、他にも私の周りに「以前にベルサンテさんで働いていたよ」という先生が数名いらっしゃって、皆さん口をそろえて「働きやすかったよ!」と言っていました。
そういった口コミによる信頼感と、実際の対応を肌身で感じて是非私もここで働きたいと進路を進めることに決めました。
初めて知った!他の働き方にはない魅力
派遣保育士として働き始めてちょうど一年がたちました。
直接雇用と派遣保育士の違いでとっても助かったのが、「園さんとの交渉事」でした。
勤務を開始して3ヶ月ほどたったときに、自分の子どもの体調等を理由にシフトの変更を希望させてもらったんです。
とても居心地のよい環境だったのですが、まだ勤務を始めて間もない時期だったので、変更を希望するのは迷惑がかかるという申し訳なさがあって。
そんな時にベルサンテの担当者さんに相談したところ、「お子さまのことを一番に考えてくださいね!」と仰ってくれて、園さんと話をしてシフトを調整してくださいました。
園に迷惑をかけたくないという気持ちと、でも子どものことを考えると……という葛藤が交差していたなかで、丁寧に間に入って対応してくださったことに「自分のことを大切にしてくださっているんだな」と実感しました。
今担当してくれているsaitouさんも何かあれば相談にのってもらったり、親身に話を聞いてもらえるのですごく心強いですね。
わたしが大切にしていること
私が保育するときに大切にしていることは、子どもの目線にたって「何でそうしたんかな?」って自分なりに考えること。その瞬間だけで判断しないように気を付けています。
例えば、子ども同士がケンカをしていたら危険な場面を除いて、まずは見守るようにしています。
これは新卒時代に、ベテラン先生がそれぞれの子どもの声に耳を傾けて、間に入る姿をみて「素敵な保育だな」と学ばせていただきました。
それまでの私は、とにかくその場を収めないといけない!「ごめんなさい」させないと!と思い込んでしまっていました。
それ以来、子どもたちをフラットな視点で見ることや決めつけに繋がる言い方はしないこと、そして何より子どもを信じることを出来る限り意識しています。
「やっぱり、保育っていいな」と思う瞬間は?
子どもと一緒に喜んだり、感動できるのが保育のいいところだなって思います。
一生懸命行事の練習をした後に味わえる達成感や、色んな景色を共有できるのも保育の魅力ですね。
あとは、色んな先生の保育を見られるのも魅力のひとつです。
特に、今勤務させてもらっている園では、私より若い先生がたくさんいらっしゃいますが、「こんな保育をしたい」「こういう風に育ってほしいな」という明確な目標や思いをもって取り組んでいる姿にすごく刺激を受けます。
先日もお遊戯会の導入でプロジェクターを使って生物の育ちについて子どもたちに分かりやすく説明していました。自分には思いつかない新しいアイデアに新時代だ!って感心しました(笑)。
企画だけではなく、子どもの自立を促すために敢えて、見守る姿勢や「大丈夫だよ」「ちゃんと出来ているよ!」と子どもたちに寄り添った声かけをしたり。
保育に熱心な先生たちと働けているからこそ、先生たちがスムーズに保育ができるようにしっかりサポートしていきたいな、という気持ちが自然と湧いてきますね。
おばあちゃんになっても保育に関わりたい
これからもずっと保育職を続けられるといいなと思っています。
出来ればおばあちゃんになってもずっと!(笑)。
来年には、下の子どもが小学生にあがります。
少しずつ手が離れていくので、ベルサンテさんで実施している研修会に参加させてもらったり、保育の知識や経験を増やしていけたらいいなと思っています。
今の園でも発達がマイペースな子どももいたり、周りでもそれらに悩む親御さんもいらっしゃいます。自分の声かけや関わり方ひとつで、変わることも多いと思うんです。
だからこそ、自分にできることをひとつずつ増やしていきたないと思っています。
進路に悩むママさん保育士へのアドバイスは?
少しでも保育をしたい、保育の仕事って素敵だなと思う気持ちがおありでしたら
小さな一歩でも踏み出せるといいのかなと思います。
私も、自分の子どもを近くで育てたいという気持ちもありましたが、学校や園の先生方、同級生や年の離れたお友達、地域の方々など色んな人との関わりをもつことで子ども自身もすごく成長しているなと感じます。それをみて「全部私がやることがいい!」だけではないのだなと思えてきました。
「好きなことができて心が満たされているし、子育ても頑張ろう」っていう気持ちで毎日を過ごせています。
色んな人や環境、情報を頼りながら、自分に合った働き方を見つけられる人が増えると嬉しいですし、そんな先生と一緒に私も頑張りたいと思います。
好きな言葉
「同じ時間を過ごすなら、意味のあるものにしたい」
1日24時間はみんなに平等に与えられたもので、どう過ごすかは自分次第。せっかくやるなら意味のあるものにしたいんです。一度きりの人生、大いに楽しみたいですね。
【編集後記 fromみかこ先生担当の保育コンシェルジュより】
みかこ先生、いつもありがとうございます。VOICE企画がスタートした時、真っ先にみかこ先生のお話を聞いてみたい!と思いお声がけさせていただきました。取材記事を読み、いつも輝いてみえるくらいの明るさはご両親の影響が大きかったのですね!
お母さまも、とびっきりの明るさをお持ちだと想像します(笑)。私も子を持つ親なので、みかこ先生のように明るく前向きに成長してくれるような子育てを大切にしたいと思いました。
「おばあちゃんになっても保育で働きたい!」のお言葉は、まさにみかこ先生にとって保育が天職であることを物語っていますね。
保育は一人ではなく先生たちが協力、相談しあってこそ成り立ちます。今まで積み上げてきた経験がおばあちゃんになったとき、それぞれの職員に影響を与えると思いますし、みかこ先生ならキャリアを重ねるごとにさらにパワーアップしつづけることでしょう!
いつも明るいみかこ先生から元気をもらっている私ですが、困ったことがあったときはいつでも相談してくださいね!これからもよろしくお願いします!
from 保育コンシェルジュsaitou
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インタビュー・構成 ・文 : 野間直樹
文 : 堀池恵美
写真 : 黒田彩加