【保存版】保育士用、4月のお便りの言葉まとめ

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2025.3.10

【保存版】保育士用、4月のお便りの言葉まとめ

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春の訪れとともに新年度の始まりを感じる4月。
この時期は子どもたち、保護者、そして保育士にとっても新しい環境や目標がスタートする大切なタイミングです。

特に、保育園のおたよりは保護者へのお祝いの言葉や園生活への期待感を伝える役割を果たしています。子どもたちの近況や行事の報告が加わり、園と家庭の架け橋として重要な役目を担います。

この記事で分かること
本記事では4月のおたよりを手軽に、そして効果的に構成する方法を詳しく解説します。さらに、次のようなポイントも学ぶことができます。
• 新年度を盛り上げる「書き出し」のコツ
• 年齢別に適した子どもたちの様子の伝え方
• 保護者との信頼を深める文章の工夫
• 読まれるおたよりにする「季節感」や「より親しみを持つ工夫」

初めて4月のおたよりを担当する方や、毎年のルーティンを工夫してみたいという方も参考にできる内容を目指しました。

新年度ならではのおたよりの意義

4月のおたよりは前年との大きな転換期であり、新たなスタートへの期待が高まるタイミングといえます。それと同時に新しい環境に不安を抱える保護者も多い時期です。

そんな中で「わが子が安心して園生活を楽しんでいる姿」を想像してもらえるような温かみのある一文が添えられると良いでしょう。また、担任の保育士がどのような姿勢で子どもに接しているのかを伝えることで、信頼関係を築く第一歩にもなります。

保育士目線で越えるべきポイント

対保護者のお便り作成にあたり、多くの保育士が直面する課題が以下の2点です

1. 限られたボリュームで情報を伝えるむずかしさ
保護者が特に読みたい情報はどれかを推測し、優先順位をつける必要があります。

2. 保護者全員が読みやすい文面づくり
文章が堅苦しくならないよう気をつけ、親しみやすいつもりが軽く感じられないようにする工夫も重要です。

これらの課題をクリアしながら、季節感や子どもたちの様子を共有できる充実したおたよりを作成するための具体的なヒントを解説していきます。

4月のおたよりに適した構成とは

4月のおたよりは新しい保育年度のスタートにふさわしい情報やメッセージを盛り込むことが重要です。読者である保護者に対して「信頼と安心」を届けるために、おたよりの構成を分かりやすく整えることがポイントです。

この章では、4月のおたより作成時に気をつけたいポイントと基本的な構成例をお伝えします。

1. 季節感を感じさせる書き出し

4月という季節特有の華やかさや新しい始まりを表現する書き出しが最適です。挨拶では4月の暖かな風や植物の成長を取り入れ、期待感を持たせるようなトーンを心がけましょう。

例文
• 「桜が満開を迎え、春の暖かさを感じる季節になりました。」
• 「園庭のチューリップも次々と色づき、年長さんの元気な声が園内いっぱいに響いています。」
書き出しに春らしい自然や子どもたちの動きを取り入れることで、明るい印象を与えることができます。

2. 新年度の始まりを祝う挨拶

入園や進級をお祝いする言葉を入れることで、新年度の期待や喜びを保護者と共有しましょう。担任となる保育士の暖かい気持ちや一年間の意気込みを伝えることも大切です。

例文
• 「ご入園、そしてご進級おめでとうございます。○○組の担任になりました○○です。一年間、子どもたちの成長を見守りながら、楽しい日々を一緒に過ごしたいと思います。」
• 「新しいお部屋、新しい先生、新しいお友だち…新年度のスタートに、子どもたちは期待と少しのドキドキを胸に通園しています。」
この段階で、担任保育士としての名前や抱負を軽く触れることが保護者との距離を縮めるきっかけとなります。

3. 子どもたちの様子や保育の方針を伝える

新年度の始まりの時期には、保護者はお子さんの適応状況について不安を抱えているケースも少なくありません。そのため、このセクションではおたよりを通じて安心を届けることが大切です。
進級児や新入園児の様子を具体的に伝えることで、イメージが湧きやすくなります。

例文
• 「進級した○○組のお友だちの中には、新しいクラスや教室で少し緊張した表情を見せる子もいましたが、少しずつ好きな遊びを見つけながら笑顔が増えています。」
• 「○○組のお友だちは、新しいお友だちや初めて触れるおもちゃに興味津々の様子。保育士と一緒に歌を歌いながら、少しずつ新しい環境に慣れていこうと頑張っています。」
また、「今年度の保育方針」や「こんな遊びを多く取り入れていきます」など、簡単に園での取り組みやプランに触れると保護者に安心感を与えられます。

4. 行事やイベントの案内

4月は新年度ならではの行事やイベントが多いため、スケジュールや準備についての案内を明確にすることが重要です。保護者がスケジュールを把握しやすいように、情報は箇条書きにすると効果的です。

例文
• 「4月の主な行事」
o ・4月○日:入園式
o ・4月○日:避難訓練
o ・4月○日:身体測定(当日は動きやすい服装でご登園ください。)
行事案内では、服装や持ち物の詳細を記載するなど具体性を持たせることで、保護者が準備しやすくなります。

5. 保護者へのお願いや連絡事項

4月は新しい環境にあわせて保護者にも協力が求められる場面が多い時期です。
お願いをする際には、理由や背景を丁寧に伝えつつ、やわらかい表現を心がけましょう。

例文
• 「日々の持ち物には必ずお名前をご記入いただきますようお願いいたします。シールやマークをつけると、お子さま自身も見つけやすくなります。」
• 「健康チェック表の記入を、登園前にご記入ください。体温や様子を記録することで、お子さまの一日の体調管理に役立てさせていただきます。」
特に新入園の保護者にとっては園生活に慣れるまで少し時間がかかるため、優しく具体的な言葉で伝えると親切です。

6. 明るい結びの言葉

最後には、保護者と共により良い一年を作っていこうというメッセージを添えて締めくくります。未来への期待や明るさを意識した文面にすることで、おたより全体の印象がポジティブにまとまります。

例文
• 「始まったばかりの新しい年度。子どもたちの健やかな成長を、保護者の皆さまと一緒に見守っていけることを心から楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。」
• 「4月の桜に見守られながら、子どもたちと共にたくさんの思い出を作っていきたいと思います。何か気になることなどがございましたらお気軽にご相談ください。」

4月のおたよりの構成例まとめ

1. 季節の挨拶
春の到来を感じさせるフレーズを用いて書き出し。
2. 入園・進級のお祝いと担任の抱負
保護者に柔らかいトーンで新年度への目線を示す。
3. 子どもたちの様子
園での子どもたちの姿をエピソードを交えて記載。
4. 行事・イベント案内
日時や服装などの必要な情報を簡潔に記載。
5. お願いや連絡事項
持ち物や健康チェックなど保護者へ伝える具体的な要望。
6. 締めの言葉
「一緒に楽しく成長を支えましょう」という明るい結び。

おたよりは、一方的な情報共有ではなく、保護者が「園生活を近くに感じ、安心や楽しみを深められる」役割を持っています。配慮のある構成は、保護者の信頼を得る大きなカギとなるでしょう。

年齢別おたよりの書き方【0歳児~5歳児】

4月のおたよりを作成する際には、各クラスの年齢に応じた内容を取り入れることが重要です。

年齢ごとに子どもの発達段階や特徴は異なるため、それぞれの成長や様子を反映した文面にすることで、保護者に共感と安心感を与えることができます。この章では、0歳児から5歳児までのクラスごとのおたより文例と、書き方のポイントを紹介します。

0歳児クラス:初めての保育園生活

特徴とポイント
0歳児クラスでは、初めて保育園生活をスタートさせる子どもが多いです。この時期の保護者は、「泣いていないか」「しっかり世話をしてもらえるか」など、子どもの様子を気にしていることが多いため、安心感を与える内容を優先的に伝えましょう。

例文:子どもたちの様子
ご入園おめでとうございます。
○○クラスの子どもたちは、少しずつ新しい環境に慣れ始めています。初めは涙の多かったお子さんたちも、保育士に抱っこされると心地よさそうに安心した表情を見せてくれます。おもちゃに触れてみたり、お部屋を探検する勇気を見せてくれる子も増えてきました。これから子どもたちが一歩一歩成長していく姿を大切に見守っていきたいと思います。

1歳児クラス:自我の芽生えと初めての社会性

特徴とポイント
1歳児はまだ慣れない環境に戸惑ったり泣いたりすることもありますが、自分の好きな遊びを見つけたり、表情豊かに成長する時期です。「個性に合わせて寄り添います」といった安心感を伝える一文を添えましょう。

例文:子どもたちの様子
進級(またはご入園)おめでとうございます。
自分でやりたいことが増えてきた○○組さん。一つお兄さん・お姉さんになり、自分の好きなおもちゃを選んで遊ぶなど、自立した姿が見られるようになりました。朝は泣いてしまうお子さんもいますが、保育室では笑顔でお友だちと関わる姿も見られ始めています。これから保育士一同でその成長を楽しみながら応援していきたいと思います。

2歳児クラス:好奇心旺盛な発見・挑戦の時期

特徴とポイント
2歳児は「探究心」と「自我」がどんどん発達していく時期です。保護者にとっては「集団生活に慣れているか」「困った行動はしていないか」が気になるポイントなので、成長を感じさせるエピソードや活動内容を伝えると良いでしょう。

例文:子どもたちの様子
進級おめでとうございます。
春の心地よい日の中、○○組の子どもたちは園庭で遊ぶのが大好きです。「これは何?」と植物や花を見つけるたびに保育士やお友だちに質問をしながら、たくさんの発見をして一緒に楽しんでいます。新しい友だちとのかかわりも少しずつ増え、「貸して」とおもちゃを譲り合うなど協力する姿も見られるようになってきました。

3歳児クラス:友だちとの交流が増える時期

特徴とポイント
3歳児では、進級の喜びとともに、同年代のお友だちとの関わりが深まる時期です。仲の良い友だちや好きな遊びについて触れることで、保護者も園での生活が自然と目に浮かぶ内容に仕上がります。

例文:子どもたちの様子
進級おめでとうございます。
新しい○○組での生活にも少しずつ慣れてきた子どもたち。園庭では追いかけっこや鬼ごっこが大人気で、「もっと遊びたい」と言いながら元気よく走り回っています。また、集団遊びの楽しさも覚え始め、「みんなでやると楽しいね」と笑顔を見せてくれることも増えました。

4歳児クラス:協調性が芽生える年中児

特徴とポイント
4歳児は自らリーダー的な役割をしてみたり、年下の子を助けたりと協調性が芽生える時期です。自信を持つ行動について触れることで、子どもの成長を実感してもらえる内容を心がけましょう。

例文:子どもたちの様子
進級おめでとうございます。○○組としての新生活が始まりました。
年中さんになった自覚が芽生えたのか、新しく入園してきたお友だちに「ここに置くんだよ」と道具の使い方を教えてあげたり、困っている下級生を手伝ってあげる頼もしい姿が見られます。これから1年間、子どもたち一人ひとりがさらに自信を持って成長できるようサポートしていきます。

5歳児クラス:リーダーとしての自覚の芽生え

特徴とポイント
最年長である5歳児は、自信がさらに高まり、下級生を助ける姿や自主性を発揮する姿が見られます。小学校進学を迎える準備の一環として、責任ある行動や団体生活での充実について触れると良いでしょう。

例文:子どもたちの様子
○○組の新生活がスタートしました。
最年長クラスとなり、一段と頼もしさを感じられる場面が増えています。新入園のお友だちに遊び方を優しく教えたり、一緒にお片付けを手伝ったりする姿に、5歳児としての自覚を感じます。「こんなことしたい」と楽しそうに提案する声も出るようになり、クラスみんなで協力する楽しさを知っていく姿に成長を感じています。

行事・イベントを上手にお便りで伝える方法

4月のおたよりでは、新入園児や進級した子どもたちに加え、保護者にとっても重要な行事がいくつかあります。この章では、入園式や身体測定、避難訓練など代表的な4月の行事・イベントをどのようにお便りに盛り込むと効果的かを解説していきます。

1. 入園式:園生活の第一歩をお祝い

入園式は、新しい環境への第一歩をお祝いするとともに、子どもたちや保護者を温かく迎える行事です。この行事についてお便りに書く際は、お祝いの言葉と当日の子どもの様子を具体的に伝えるとよいでしょう。

例文
4月○日に行われた入園式には、たくさんの新しいお友だちと保護者の皆さまが参加してくださいました。緊張した表情を見せるお子さんもいましたが、保護者の方と手をつないだり、お友だちと笑顔で遊ぶ様子も見られ、喜びを感じる時間となりました。これから○○園で、たくさんの楽しい思い出を作っていきましょう。
ポイント
• 入園式の雰囲気や子どもたちの様子を具体的に記載。
• 保護者に感謝の気持ちを伝えることで、安心感を与える。

2. 親子交流:緊張をほぐす場作り

新学期が始まったばかりの子どもたちにとって、安心できる環境を作ることが大切です。そこで、親子で参加できる活動やイベントの案内を含めると、保護者への配慮が伝わります。

例文
4月○日には、親子交流会を予定しております。子どもたちが園生活に慣れ、リラックスできるような簡単なゲームやふれあい遊びをご用意しています。当日は園庭での活動を予定しておりますので、動きやすい服装でお越しください。
ポイント
• イベントの目的や保護者の参加が子どもに与える安心感を伝える。
• 天候や服装、持ち物などの詳細情報をしっかり明記。

3. 身体測定:子どもの健康を見守る情報提供

4月初めは新年度の最初の身体測定が行われるタイミングでもあります。身体測定は、保護者にとって子どもの成長を数値として感じられる機会。園ではどのように実施する予定なのか説明しましょう。

例文
4月○日は、今年度最初の身体測定日です。当日は身長・体重を正確に測定しますので、動きやすい服装で登園してください。結果は連絡帳に記入してお渡ししますので、ぜひお子さまの成長を家族で喜び合ってくださいね。
ポイント
• 実施日時や服装の詳細を伝える。
• 測定後の対応(結果報告の方法など)を具体的に明記。

4. 避難訓練:安全への意識を高める

避難訓練は、災害への意識を育むうえで重要な行事です。特に新年度初めは、園の安全管理に対する姿勢を保護者に知ってもらう絶好の機会といえます。

例文
4月○日は、新年度初の避難訓練を行います。地震を想定した訓練で、子どもたちと一緒に身を守る行動を学びます。園では、緊急時に備えて日常的に安全管理を徹底しておりますので、安心してお任せください。ご家庭でも、「避難訓練で何をしたの?」とお子さんに話を聞いてみてください。
ポイント
• 訓練の目的や内容についてわかりやすく伝える。
• 家庭で安全教育につなげられるメッセージを添える。

5. 春らしい活動を紹介

4月は気候もよく、戸外での活動が増える時期。園庭遊びやお散歩、春探しなど、身近な自然を感じられる取り組みを保護者に伝えるのもおすすめです。

例文
暖かな春の日差しの中、子どもたちは園庭で元気いっぱい遊んでいます。お散歩中には「つくしだ」「たんぽぽが咲いてる」と春の自然を見つけ、目を輝かせています。興味を持った植物を持ち帰り、どんな名前なのか一緒に調べてみるのも楽しいですよ。
ポイント
• 季節感を強調して、保護者にも楽しんでもらえる内容に。
• 子どもの興味や発見を具体的に描写して記載。

行事案内をさらに魅力的に伝えるコツ

1. 見やすいデザインを心がける
– 日付や時間、持ち物など重要事項は箇条書きで書く。  - 柔らかいトーンのデザインを選ぶことで親しみやすく。

2. 写真を添付する  
– 前年度の同様イベントの写真やイラストを配置することで視覚的に引きつける。

3. 保護者が参加できるイベントを提案  
– 遠足や参観など、親が参加可能な行事については、事前に一言取り入れると期待感が高まります。

保護者との信頼を深めるお願いとメッセージ

4月は新年度の始まりであり、保護者にとっても新しい環境への適応が必要な時期です。

この段階でしっかり信頼関係を築くことは、年間を通してスムーズな園生活の基盤となります。おたよりを活用して、保育士がどのように子どもと関わり、保護者に寄り添う姿勢でいるのかを自然に伝えていきましょう。

本章では、保護者との信頼関係を深めるためのポイントと具体的なメッセージを紹介します。

1. 効果的なお願いの伝え方

お願い事を記載する際には、ただ指示を伝えるのではなく、その背景や具体的な目的も一緒に説明することが大切です。「どうして必要なのか」が伝われば、保護者も心の中で納得がしやすくなります。

① 持ち物や記名に関するお願い
例文
新しい年度が始まり、保護者様にはご準備などでご負担をおかけしております。子どもたち一人ひとりの大切な持ち物は、円滑に園生活を送るためにも、すべてに記名をお願いしております。また、わかりやすい目印(シールやワッペンなど)を付けていただけると、子ども自身が見つけやすくなります。お忙しい中恐縮ですが、ご協力をお願いいたします。
ポイント
• 「記名する理由」を簡単に説明。
• 配慮や感謝の一文を添えることでお願いが柔らかくなる。

② 健康チェックと連絡帳への記入
例文
園では、毎朝の健康チェックと連絡帳で保護者の方とお子さまの様子を共有することで、よりよい保育を目指しています。お家でぐっすり眠れたか、朝ごはんはどのくらい食べたかなどを連絡帳に記入いただけますと、登園後の体調管理に役立てられます。食欲が少しなかった日や機嫌が不安定な日は、より丁寧に子どもの体調を見守っていきたいと思っております。
ポイント
• 健康状態把握の重要性を具体的に説明。
• 忙しい中、簡単な記入で分かりやすい内容を伝える。

③ 園ルールや安全管理に関するお願い
例文
お散歩や園庭遊びが増える春は、子どもたちが体を思い切り使って過ごす季節です。安全を第一に、園では指導を徹底していきます。保護者の方々にも、登園前の危険物(鋭利なアクセサリーやヒモ付きなど)確認をお願いいたします。また、子どもたちが動きやすい服装で登園していただけますと幸いです。日々の安全を大切に、楽しく過ごしていきましょう。
ポイント
• 要望ではなく「一緒に見守る」というニュアンスを意識する。
• 安全重視の園の姿勢をさりげなくアピール。

2. 保護者が喜ぶメッセージの書き方

保護者が「わが子の様子」を具体的に知れると、園への信頼が築かれやすくなります。中には、家庭での子どもへの取り組みに不安を感じている保護者もいるため、内容はポジティブで温かく、励ましを含めた文にしましょう。

① 子どもの成長を伝える
例文
入園(進級)して数日が経ち、子どもたちは少しずつ新しい環境に慣れてきました。保育室では好きなおもちゃを夢中で手に取る姿がよく見られ、少しずつ自分のペースをつかんでいる様子です。少しずつですが、新しいお友だちや保育士とも笑顔で関わる姿が見え始め、成長に私たちも感動しています。

② 頑張りを認める励ましのメッセージ
例文
登園で泣いていたお子さんも少しずつ泣く時間が短くなり、カバンを自分で手渡してくれる姿が見られるようになりました。「がんばって行ってらっしゃい」とお子さまにお声がけいただいたお母さまのお気持ちが、きっとお子さんに伝わっているのだと思います。園での成長の瞬間も、ご家庭の温かい励ましが後押ししてくれていますね。

③ 保護者に寄り添う姿勢を示す言葉
例文
保護者の皆さまも、新しい環境に慣れるためにいろいろと工夫されていることと思います。私たち保育士も一緒に寄り添いながら、楽しい園生活を作り上げたいと思っております。不安なことや気になることがあれば、いつでもお聞かせくださいね。一緒に子どもたちの一年間を素敵なものにしていきましょう。

3. 保護者との橋渡しのための締めくくり方

おたよりの最後には、保護者とともに園生活を積み重ねていく「連帯感」と「協力」をイメージさせる一文を添えて、柔らかく結ぶとよいでしょう。締めの文で、明るさや期待感を与えましょう。

例文
• 「春の日差しが心地よい4月、子どもたちの新しい挑戦がとても楽しみです。一日一日が成長の日であるよう、職員一同努めてまいります。」
• 「新しい環境に慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、今を一緒に楽しみながら、一歩ずつ前進していきましょう。」

まとめ:4月のおたよりで、始まりを彩ろう

4月のおたよりは、新年度のスタートを切る重要なツールとして、保育園や保育士の心意気を伝える貴重な役割を果たします。この記事でご紹介したポイントを踏まえ、保護者にとっても読みやすく共感を得られるおたよりを作成していきましょう。

おたより作りの重要ポイントの振り返り

1. 季節感を活用して明るいスタートを演出
o 春ならではの自然や行事に触れる表現を取り入れる
o 挿し絵やデザインを工夫して春らしい雰囲気を演出する

2. 信頼感のある挨拶から始める
o 入園や進級のお祝いの言葉
o 担任としての責任感や抱負を伝える

3. 子どもたちの様子を具体的に記載
o 年齢ごとに異なる成長の姿や取り組みを盛り込む
o 「親目線」で知りたい情報を想像して書く

4. お願いや連絡事項を丁寧に伝える
o 記名、健康チェック、服装など大切な連絡事項を明確に
o 配慮のある言葉で感謝も一緒に伝える

5. 保護者との距離を縮めるメッセージ
o 子どもの成長を報告し、頑張りを認める
o 保護者の不安に寄り添い、協力を求める

おたよりの効果とは?

しっかりと工夫を凝らしたおたよりは、保護者に以下のようなポジティブな影響を与えます

安心感が生まれる
子どもが園で楽しく成長している様子が伝わり、保護者は信頼を深めやすくなります。

親近感が高まる
保育士の人柄や園の保育方針を伝えることで、家庭と園との一体感が強まります。

コミュニケーションが円滑になる
おたよりで知った情報が会話のきっかけとなり、保護者との交流がスムーズになります。

文例を活用して充実したおたよりを

挨拶の締めとしておすすめの文例

• 「今後も園生活を通じて、子どもたちの元気な成長をしっかりサポートしていきます。一年を通じ、保護者の皆さまのご協力をどうぞお願いいたします。」

• 「春の暖かな陽気とともに、心弾む4月のスタートを迎えました。一緒に素敵な時間を積み重ねていきましょう。」

あなたのおたよりで新年度を彩る準備を

4月という新しい季節は、さまざまなスタートを象徴する特別な時期です。

その始まりを支えるおたよりには、大きな意義があります。それは単に情報を伝えるだけでなく、「子どもたちが大切にされている」という安心感と、「園生活が楽しいものになるだろう」という期待感を届けることです。

あなたの書くおたよりが、保護者に笑顔と信頼を与える特別なスタートになることを心から願っています。

 

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