2023.5.8
「保育士辞めたい」転職すれば解決する?ストレスで悩んだ時に考えてみたいこと
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憧れや好きの気持ちがあってはじめたはずの仕事でも、環境によっては「もう辞めてしまいたい」と考えてしまうことがあるもの。
保育士の仕事に対してネガティブなモードに入っているときには、働き方を変えてみてはいかがでしょうか。
「働きたくない」「でも、働かないわけにもいかない」こんなとき、異なる働き方も検討してみましょう。
「保育士を辞めたい」と思ってしまったら?
毎日仕事と向き合っていれば「厳しい」「つらい」「辞めてしまいたい」と感じるときが来るのも当然のことです。
保育士の仕事は「行事が続いて忙しい」「残業が多い」「子どもといる時間は楽しいけれど、他の保育士や保護者との人間関係がうまくいかない」といった問題が起こることもめずらしくありません。
好きではじめた仕事や、興味・関心のある仕事であっても、ときに逃げ出したくなってしまうのは仕方がないことなんですよ。
SNSを見ていても「保育士辞めたい」という投稿が続き、多くの保育士が働きにくさを感じていることがわかります。
保育士は離職率およそ10%、新卒保育士の半数は3年以内に離職しているというデータもあるほどです。
ストレス環境で無理をしていると、身体や精神に影響を及ぼしてしまうこともありますから、早急に状況の改善を検討すべきでしょう。
しかし「周囲の人に変わってもらう」というのは難しいですから、結果として「自分が保育施設を辞めるしかない」という結論に達してしまうかもしれません。
保育士はほかの職種で活躍できる?
保育士が「辞めよう」と考えたとき、悩みの種となるのは「辞めた後、どうするか」ですよね。
仕事を辞め、そのままのストレスのない環境に長くいられれば良いのですが、大抵の場合はそうもいかず次の仕事を考えなければいけません。
保育の仕事によってストレスを感じてしまったときには、「今度は保育から離れた職場で働きたい」と考えることもあるでしょう。
しかし、まったく異なる職種ならばうまくいく……とも限りません。
それどころか、知識や経験のない状態では門前払いとなってしまうこともあります。
転職の中途採用では、新卒などに比べよりシビアにスキルや経験をチェックされます。
業種によっては、大学や専門学校などの教育機関での経験、もしくは実務経験がないとそもそも採用しない、ということもめずらしくありません。
そのような場合、保育士以外の仕事をしたことがない人にとっては現実的に働ける環境とは言い難いでしょう。
保育士として経験を積んできた人がこれまで培ってきた保育のスキルを使わないとなると「武器のない状態で転職に挑む」という状態になってしまいます。
当然ながら、転職活動も厳しいものとなる可能性が高いでしょう。
働き方を変えることで保育の仕事を長く続けられるかも
自分のスキルを活かし転職を成功させるためには、やはり保育士として培ってきたスキルは活かすべきでしょう。
保育士の資格や経験を活かせる場には、種類があります。
保育園や子ども園はもちろんのこと、近年では病院や一般企業でも、保育士のニーズが上がっています。
企業や施設内に併設された託児所やキッズスペースでは、保育のスキルを十分生かしながら保育施設とは違った働き方ができるでしょう。
保育士=保育園で働くもの、と考えず、広い視野を持つと理想の職場が見つかるかもしれません。
派遣という形ならもっと自由に働ける
さらに、保育でも「派遣」という働き方があります。
「正職員として働くのはつらい」という時には、時短勤務ができる職場を探したり、残業のない職場を探したりすることで、ストレスを抑えて働くことができます。
「毎日の通勤がストレス」というのであれば、自宅から近い職場を探せばストレスを緩和できるでしょう。
もちろん「もっと給料の高いところがいい」「手当が充実している職場がいい」というような要望も、派遣ならしっかり考慮して探すことができます。
自分の理想が叶う職場なら、「辞めたい」という気持ちにならず働いていけるかもしれません。
自由かつ理想な働き方が叶う職場を見つけることで、これまでに身につけた保育のスキルも生かしながら、納得して自分らしく働けるはずです。
まとめ
毎日、真剣に業務に向き合っていれば「仕事を辞めたい」と思ってしまうタイミングももちろんあるでしょう。
しかし勢いのままに仕事を辞めたり、他業種で働こうとしたりしても、さらなるストレスのきっかけとなってしまう可能性があります。
働き方を変え、派遣の保育士として働くことで自分のスキルを活かしながら無理のない働き方を叶えましょう。