2020.2.11
保育士はいつ忙しい?時期の目安と理由まとめ
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保育士の仕事と聞いて「多忙」とイメージする人も多いのではないでしょうか。
別の職種、例えばアパレル職なら季節の変わり目のセールシーズンのように明確な繁忙期がありますが、保育士の場合は具体的にいつが忙しい時期と言えるのでしょうか?
今回は、そうした疑問を解決へ導くため忙しい時期とその理由をわかりやすくまとめてみましょう。
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年次の変わり目
まず外せないのが、年次の変わり目となる3月から4月です。
この時期には子どもたちの門出があるほか、クラス替えなどさまざまな変化が一気にやってくるため、どうしてもバタバタと忙しくなってしまうでしょう。
子どもたちだけでなく、一年のクラス担当が終わったタイミングで保育士が入れ替わることもめずらしくありません。
その場合、引き継ぎをしなければならないことからさらにばたつきやすくなります。
子どもたちと日々の生活や通常業務をするかたわら、重要な書類も作成しなければならないなどイレギュラーな業務も増えるでしょう。
卒業式・入園式・進級式などの各式典で、歌などの出し物をするのであればそのための練習もしなければいけません。
もちろん、新しい年次へ向けた保護者との連携もなくてはならないものですから、早めに各種式典の通知を出したり問い合わせに答えたりすることも大切です。
イベントがあるタイミング
続いて、運動会や発表会のようなイベントがあるタイミングも、どうしても忙しくなるため覚えておきましょう。
保育施設では夏祭りやいも掘り、ひな祭り会、お花見、クリスマス会といった季節を象徴するイベントが毎年開催されます。
さらにお泊まり保育や公園・近隣施設へのおでかけといったイベントは、季節と関係なく実施されるでしょう。
親子遠足や保育参観、母の日や父の日の制作のように保護者を招いて行われるイベントとなると、準備が不十分な場合保護者の方の不信感につながってしまいます。
そのため、どのようなイベントをいつ行うのか、どのようなトラブルが予想され、どのように対策すべきかなど把握した上で準備しないければいけません。
イベントの準備期間
イベント当日ももちろんばたばたするものですが、忘れてはいけないのが「準備期間」です。
イベントの日にちは決まっていますから、その日へ向けてあれこれ準備しなければならず慌しくなるでしょう。
そして、しっかり準備していたはずが直前になって覆されてしまうということもあります。
そのためイベント直前の一週間ほどは、特に忙しくなると想定しておきましょう。
通常業務で必要な事務作業なども、できるだけ早いうちにこなしておけば思わぬトラブルが発生したときにも安心です。
誕生日の子が多い月
クラスで「誕生会」をする保育士さんは多いと思いますが、こちらも事前の準備や当日の段取りなど慣れないうちはばたばたしてしまうでしょう。
ほかのイベントが多くの場合年に一度のペースで実施されるのに比べ、誕生会は毎月行われる場合もあることから、慣れてしまえば「いつもの準備をして、あとは当日を迎えればいい」と楽に構えられるでしょう。
一方でクラスのメンバーや月によっては、誕生日を迎える子がたくさんいて準備に時間がかかることもあります。
毎月の誕生日会では、歌や楽器、ダンスなどを楽しんだり、写真を撮影して手作りアルバムを渡したりと保育士によって違った方法でお祝いします。
慣れないうちはピアノの演奏や歌など定番の内容でお祝いし、慣れてきたら新しいお祝いを取り入れるのもいいでしょう。
ただし「今月は忙しいからこれだけにしておこう」、「今月は時間に余裕があるからちょっと凝った誕生日会にしよう」と、月ごとに内容を変えてはいけません。
子どもの目線では「ぼく・わたしのときにはお祝いがそっけなくて悲しかった」と感じてしまう可能性があるためです。
忙しさを緩和するためには?
このように、保育施設で働いていると次から次へとイベントが行われ、またその準備にも時間を奪われることから年間を通じて「忙しい!」と感じてしまうでしょう。
少しでも忙しさを和らげるためには、どのような式典・イベントであっても前々から準備しておくことが大切です。
例えば、一年の中でも特に忙しくなる秋の運動会シーズンは、夏ごろや夏前など「早すぎるかも」と思うくらいの時期から、時間があれば準備をはじめておくといいでしょう。
日常生活の中で「これ、運動会の出し物に使えるかも!」と思うことがあったら、忘れずにメモしておき必要なものがあればその場で確認しておくことをおすすめします。
前もって動くときには、「直前に状況が変わって、考えていた通りにできないかもしれない」という意識を抱くことも大切です。
「前々からこんなに準備をしていたのに、すべてダメになってしまった!」と感じてしまうのは悲しく、モチベーションも下がってしまうものです。
また、スケジュール帳やTO DOリストを活用しイベント当日まで何日残っているのか、また何をしなければならないのか明確に管理することも欠かせません。
イベントの多い保育施設という職場だからこそ「いつのまにか前日を迎えてしまった」ということにならないよう、スケジュールを管理すれば忙しさに悩まされることも少なくなるでしょう。
まとめ
保育施設で行われる式典やイベントの多くは、子どもたちも前々から楽しみにしているはずです。
だからこそ、準備が不十分でトラブルばかり……となってしまっては悲しいですよね。
自分に合ったスケジュール管理法を身につけ、一年を通じて忙しい保育士さんも少しずつ自分のペースをつかみましょう。