2020.4.10
保育士の退職挨拶マナー!挨拶の順番や内容の例文をご紹介
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お世話になった保育施設をやめるとき、欠かせないのが「退職の挨拶」です。
あなたは、退職時どんな人にどんなタイミングで挨拶すればいいのか、完璧に理解できていますか?
悪い印象を与えないためにも、覚えておきたい挨拶のマナーを覚えておきましょう。
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退職決定から退職までの流れ
最初に、退職を決めてから実際に退職するまでの流れから確認していきましょう。
まずは、園長や施設長に「退職したいと考えています」と伝えましょう。
それを踏まえて園長・施設長は引き継ぎや求人を出すかどうか決定しますので、退職の意向はなるべく早く伝えるといいでしょう。
保育施設は多くの場合、受け持ちクラスの関係で3月末をひとつの区切りとしているため、年末や年明けを一つの目処として伝えてください。
正式に退職が決まったら、引継ぎや保険資料の作成などの必要な作業に移っていきます。
転職にともない、ハローワークに提出する離職票や源泉徴収票などを施設側から受け取ることも忘れないようにしてください。
こうした退職の準備を進める中で、周囲への挨拶も機会を見ながら行っていきましょう。
退職の挨拶に順番はある?
退職の挨拶をするときは、まず園長、そしてお世話になった先輩や上司、同僚という順番で進めていきます。
施設内の人に周知が広がったら、そのあと保護者や子どもたちにも挨拶をしましょう。
特に子どもたちは、多くの時間をともに過ごしているぶん思い入れがあるはずです。
感謝やさみしい気持ちをしっかり伝えて、残った時間を大切に過ごしましょう。
また、時間が限られている場合には保護者には、直接挨拶ができないこともあるでしょう。
そのときは、連絡帳にコメントを残して伝えるようにしてください。
上司や同僚への退職の挨拶の仕方
上司や同僚へ退職の挨拶をするときは、朝礼や終礼などのタイミングを利用しましょう。
時間をもらってきちんと挨拶することで、一気に知らせることができ伝え漏れを防げます。
挨拶スピーチの例として、文言をご紹介します。
「この度、一身上の都合により○月末日で退職することとなりました。
短いあいだでしたが、みなさんには大変お世話になりました。
未熟な私に仕事を教えてくださったり、サポートしてくださったり、温かいご支援をいただき感謝しております。
この施設で学んだことや身につけたことを、今後活かしていけるよう努力を続けます。
本当にありがとうございました。」
朝礼・終礼のようにスピーチするチャンスがない場合も、できるだけタイミングを見計らって、面と向かって挨拶してください。
どうしても会う機会のないスタッフには、メール等で伝えましょう。
保護者や子どもたちへの退職の挨拶の仕方
保護者に挨拶をするときには、お迎えの時間など見計らってできるだけ直接伝えましょう。
ただし、保護者の中には忙しい人も多いはずですから、無理に引き止める必要はありません。
また、挨拶も「○月末で退職することになりました。○年ありがとうございました」と端的に伝え、手短に済ませるようにしてください。
挨拶を手紙などにしたためるときには、次のような文章を送りましょう。
「この度、一身上の都合により○月末日で退職することとなりました。
短いあいだでしたが、大変お世話になりました。
お忙しい中、いつも施設の行事へご協力いただきありがとうございます。
何かと至らない点も多く、ご迷惑をおかけしました。
そんな私に対し、子どもたちも保護者さまも優しく接してくれるこのクラスの担任に就けたことを、とてもうれしく思っています。
本当にありがとうございました。」
子どもたちに退職のことを伝えるときには、できるだけわかりやすい言葉を心がけましょう。
「今日は、みんなに伝えなきゃいけないことがあるので、よく聞いてください。
○○先生は、この保育園とバイバイすることになりました。
みんな、今まで楽しい時間をありがとう。
みんなとかけっこをしたり、ごはんを食べたり、お絵描きをしたりした楽しい時間は、先生の宝物です。
先生は、みんなのことを忘れません。」
子どもたちとの思い出や、子どもたちのいい部分をピックアップして伝えましょう。
退職の挨拶をするときに気をつけなければいけないこと
退職の挨拶は、伝え方を間違えると印象が悪くなりかねませんので十分注意しましょう。
例えば、退職理由を事細かに伝える必要はありません。
特に施設やスタッフに不満があるとき、挨拶の中でそれらに触れないように気をつけてください。
否定的な内容には触れず、あくまで感謝や前向きな内容を伝えましょう。
だからと言って「今後は○○業界にて、△△の仕事に就き、ゆくゆくは□□を目指します」というように自分の話ばかりを語りすぎるのもよくありません。
退職の挨拶はあくまで「お世話になった人への感謝を伝える」という目的ですので、主役は周りの人たちであることを忘れないでください。
まとめ
保育士が退職を決めたときすべきことはたくさんありますが、お世話になった人へ挨拶をすることも忘れてはいけません。
挨拶は簡潔なもので構いませんが、失礼なことや不必要なことは言わないように気をつけましょう。
「立つ鳥跡を濁さず」という言葉がある通り、素敵な思い出を残して退職できるよう努めましょう。