主任保育士(保育士リーダー)とは?求められる役割や仕事、なる方法について

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2020.9.29

主任保育士(保育士リーダー)とは?求められる役割や仕事、なる方法について

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あなたは、保育士としてのキャリアアップを考えたことがありますか?

「今の働き方でいいのかな?」と悩んでいるときには、主任保育士(保育士リーダー)という道を検討してみるのもいいかもしれません。

主任保育士とはどんな保育士なのか、またどのような役割や仕事を求められるのか、解説していきましょう。

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主任保育士(保育士リーダー)とは?

主任保育士とは、いわゆる一般的な保育士からキャリアアップをして就任する、保育現場におけるリーダー的な立ち位置の職種です。

多くの場合、主任保育士が一人でリーダーシップをとるのではなく、副主任保育士とともに互いに連携しながら業務にあたります。

担任は持たずに施設のトップである園長の補佐を行ったり、その他の保育士をまとめたりと、広く施設内を見通しながらよりよい保育を実現することが主な役割です。

変化は待遇面にもあり、主任保育士に就くと「主任手当」として、毎月の基本給与に手当がつきます。

手当額に細かな決まりはありませんが、3~5万円ほどが多い傾向にあります。

主任保育士とその他の保育士の違い

一般的な保育士は、個人的な考えだけで決断を下すことがないよう、「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」を求められることが多いでしょう。

そうしたほうれんそうをする相手として、主任保育士が選ばれることは少なくありません。

トラブルからちょっとした確認ごとまで主任保育士に声をかけて判断するため、おのずと主任保育士は経験則と照らし合わせながら「どうすべきか」と考えたり、決定したりする機会が増えます。

また、施設のあり方に疑問を抱いている保育士がいた場合にも、直接園長へ直談判するのではなく主任保育士に相談します。

そのため主任保育士は、双方の意見を聞きながら園長とのかけ橋となるよう立ち回らなければいけません。

積極的に現場に立って保育士同士しっかり連携し、施設のリアルな意見を確認しながら、園長と連携して経営・運営のことも深く考えなければならない、重要な立場と言えるでしょう。

主任保育士に求められる力

主任保育士は、あらゆるシーンで現場の責任者としての責任感を求められます。

そのため子どもたちの対応はもちろんのこと、施設の責任者として保護者、ご近所の方々の対応や、行政対応を行うこともあります。

園長がいないシーンでは、園長代理としての対応を求められる場合もあるでしょう。

トラブルが起きた場合には、どのような状態なのか迅速に把握し、適切な判断を下さなければいけません。

同時に、主任保育士はほかの保育士から見れば「身近な先輩」です。

新人の保育士が悩んでいるときには、よき相談相手として相手の言葉に耳を傾けたり、フォローをしたりする力も求められるでしょう。

主任保育士の仕事内容

主任保育士は、担任を持たない代わりに子どもたちがより安全に楽しく過ごせる環境や、理想的な保育現場を実現するための業務に注力します。

例えば、年間スケジュールの作成や行事・イベントの準備・運営、事務作業、園長との協議、保育士への指示などが挙げられます。

保育士が立案した保育カリキュラムに目を通し、無理がないか確認した上でアドバイスや修正をすることもあります。

また、すべての保育士が無理なく安定して働ける環境を構築することも、主任保育士の重要な役割です。

保育施設では子どもの人数に応じて、最低限配置しなければならない保育士の人数が決められているため、保育士一人ひとりの要望や意見を反映させながら勤務シフトを作ります。

その際には保育士一人ひとりに寄り添うことも大切ですから、極端な連勤や早番・遅番が続くようなシフトでは、いくらシフト上は回っていても保育士からの不満が出てしまうでしょう。

もし保育士から不満や意見が出た場合には、きちんと話し合う環境を設けてよりよい職場を構築できるよう努めましょう。

また、担任を持たないと言っても、主任保育士は子どもとまったく関わらないわけではありません。

担当を持たない分「自分のクラスの子だから」という考えにしばられることなく、施設に通っている子どもについて広く理解する必要があります。

主任保育士になるためには?

主任保育士を目指すには、まず副主任保育士になり、そこから出世するパターンが一般的です。

副主任保育士は、およそ7年以上の実務経験を経て現実的に目指すことができます。

また、職務分野別の研修を修了し、職務分野別リーダーとしてステップアップしておく必要があります。

これらの条件を満たした上で、副主任保育士の研修を修了することで副主任保育士としての道が開けます。

さらに施設内の業務で経験を積み、園長やほかの保育士からの信頼を獲得していく中で、晴れて主任保育士の立場となれるでしょう。

ただし、すでに副主任保育士や主任保育士のポストが埋まっている施設の場合は、なかなかスムーズに昇格できないかもしれません。

ポストが空くのを待つだけでなく、状況に応じて主任保育士を求めている施設への転職を検討することも大切です。

まとめ

リーダーである主任保育士は、なにかあったとき園長からも保育士からも頼られる立場となるでしょう。

経験や正しい判断、責任感を求められ、その分やりがいや給与、待遇面などの魅力もあります。

必要があれば転職も検討しながら、主任保育士を目指してはいかがでしょうか。

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