2023.2.7
みち先生:派遣の先生インタビュー
1063View
派遣保育士歴:13年目
京都府京都市 こども園勤務
#慕われる理由は小心者だから!?
#派遣で働く今がはるかに楽しい
#園を選ぶ基準は派遣仲間がいること
今はどんな働き方ですか?
9年正職員やパート職員として保育経験を積み、現在派遣保育士として13年目。
今は、京都の私立こども園で月~金、8:30~17:00もしくは9:30~18:00のシフト制で勤務しています。
担当は4歳児です。
保育士になろうと思ったきっかけは?
自分より年下の子の面倒をみるのが子どものころから大好きだったんです。
私は兄がいて年下の兄弟はいませんが、友人の妹や弟の面倒をみていました。
高校生になって進路について悩んでいたとき、親から「資格のある仕事がいいんじゃない?」と言われたんです。そのときに「子どもの面倒をみるのが好きだし、だったら保育士になろう!」と思って保育士の道へと進みました。
ベルサンテはどこで知りましたか?
ハローワークでベルサンテさんから出ている保育の求人をみたのが一番初めのきっかけです。
当時はまだ、今より保育の派遣って珍しくて興味があったのと、給与体系も派遣の方が高待遇だった点も正直あって、話を聞きたいと思って登録しました。
まず初めに驚いたのが、面接(お顔合わせ)に担当者さんが一緒について来て下さったこと。
直接雇用だと、当たり前ですが、自分で園に連絡して履歴書を準備して、面接では志望動機を話してアピールしてという感じですが、それらを担当者さんが事前にやり取りして下さる。
ベルサンテさんに登録してから園で勤務するまでのスムーズな流れに、派遣ってすごい働き方でいいなと感じましたね。
園を選ぶ基準はベルサンテ仲間がいること!?
派遣保育士なので、数年で派遣先の園が変わりますが、転園時の園選びで重要視しているのでは、「ベルサンテの先生がいるかどうか」です。
私はどちらかというとあまり感情を表に出さないタイプなので、周りから「悩んだり怒ったりすることってあるの?」とよく聞かれます。でも実際はすっごく小心者なので、小さなミスをいつまでも引きずってしまうんです。
ベルサンテの保育士さんがいてくれれば、たとえ入ったばかりの園であってもベルサンテの派遣保育士同士、情報交換や会話が弾みやすいから心強いんです。
「ベルサンテの派遣仲間がいる」という安心感は、派遣で働くことでみつけた新たな発見でしたね。
勤務地や勤務時間などの条件ももちろん大事ですが、それと同じくらい仲間の存在は大きいので、私と似たような性格の人であればこういった選び方もおすすめだと思います。
どの園からも評価が高いみち先生!仕事で大切にしていることは?
私に特別なスキルがあるなんで思っていないのですが日頃から意識していることは、基本的なことです。
・挨拶をきちんとする
・遅刻をしない
・期限を守る
・頼まれた仕事には最後まで責任を持つ
・嫌なことがあっても顔には出さない
・プライベートを仕事に持ち込まない
などでしょうか。
その中でも一番は”気分によって態度を変えないこと”。
自分の気分を仕事に持ち込むのは、職場にとって悪影響なのでそこは特に気を付けているかもしれないですね。
感情のコントロールはどのように?
経験を重ねるなかで思うのは、大変じゃない仕事なんてないっていうことです。
どんな仕事もどんな役割もみんな大変じゃないですか。その中で自分をどうコントロールするがが大事なのかなと。
でも私は、意識してやっているというよりも、周りに迷惑をかけたくないから自然と自分の感情をコントロールしているといった感じです。
先ほど話したように、私は周りからよく「怒ることないの?」と聞かれるほど感情にムラがないみたいです。
でも、実際には怒ったりイライラすることだってありますよ。ただ、そういった負の感情をを敢えて顔には出さないんですよね。
イライラしたときは、ベルサンテの保育士仲間に話を聞いてもらうことも。
ベルサンテさんがきっかけで出会った保育士仲間とは今でも連絡を取り合う関係です。年齢もバラバラ、今では別々の園で働く仲間が多いですが、みんな良い人ばかり!
コロナ前にいった金沢や沖縄、宮古島への旅行は楽しかったな~。
年度始まりには「このクラスになったよ~」とか「今、こんな状況で大変なんですよ~」と連絡しあったり、それぞれの場所で頑張っているんだと思うだけで心強いんです。
こんなにもたくさんの保育士仲間と出会えたことも、ベルサンテさんに入って良かったことの一つです。
プライベートの過ごし方は?
週2日、仕事終わりにジム通いをしています。
通い始めてもう5年くらい経ちますが、きっかけは、なんとなく体を動かしたいなぁと思ったことと、大好きなお菓子を思う存分食べたかったからという理由で。
1番好きなお菓子は、チョコレート、ポテトチップス、グミ……もうお菓子全般、全部好き(笑)。
お菓子のカロリーと、食べてしまった罪悪感をプラマイゼロにしたい!と思ったのがきっかけではありましたが、保育士を長く続けるための体力づくりも兼ねています。
腰痛持ちなので、今のうちに体を鍛えておかないと保育士を長く続けられないんじゃないかといった不安もあって。
いつまでも大好きな子どもたちと一緒に遊べるように、ジム通いはこれからも続けていきたいですね。
「やっぱり、保育っていい」と思う瞬間は?
キャリアを重ねても毎年毎年が新鮮なところが保育士の醍醐味ですね。
去年、約10年ぶりくらいに幼児クラスを担当することになったんです。3歳の子どもたちは乳児と違って言葉を話せるので、改めて新鮮味を感じて面白くて可愛くって。
言葉で「先生、好き!」って言われるとやっぱり嬉しいですよね。
私自身子育ての経験はありませんが、子どもたちの可愛い瞬間を何度も味わえるのが保育士の特権だなと感じています。
子どもによって性格も成長過程も違うから、担当クラスが変わるたびに一から子育てをしているような感覚もあります。
私にとっては日常の当たり前になってしまった何気ない景色でも、子どもたちはキラキラした新鮮な眼差しで見つめていて。虫の顔すら可愛い~って言うんですよね(笑)。
そんな子どもたちを見ていると、本当に愛おしくなります。
いっぱい色んな可愛いが見られる保育士が、やっぱり私は好きですね。
好きな言葉は?
「有言実行」という言葉が好きです。
私自身がということではなく、有言実行できる人に憧れるという意味でこの言葉が好きです。年齢を言い訳にせず、やりたいことをいくつになっても恐れずにできる人に昔から憧れています。
たとえば、一人旅とか、一人焼肉とかできる人って、かっこよくないですか?私は小心者なので、海外への一人旅とか絶対に怖くてできないし、チャレンジ精神もあまりなくて。
でも、今の働き方は自分にすごく合っていて昔よりもはるかに楽しいと思えて仕事ができています。だから今の自分に特別不満があるというわけではないんですけどね。
ちょっとした憧れと、私は私のまんまでいいかなという両方の想いもありながら、今回はこの言葉を選びました。
【編集後記 fromみち先生担当の保育コンシェルジュより】
みち先生、今回は取材にご協力頂きありがとうございました!
実は今回の取材を機に、みち先生が今まで勤務されてきた派遣先の保育園の園長先生方に、改めてみち先生のお話を聞いてみたんです。
そうしましたらどの園長先生も「あれだけ力を持った保育士さんはいない」「ぜひまた一緒に働きたい!」などなど、非常に好印象で、高い評価をされてましたよ。
これはやはり、みち先生がお仕事をする上で大切にされている「基本的なこと」を実践されてきた積み重ねなんだと取材を通して感じ、感心しました。
お電話をした時、いつも明るく対応をしてくださるみち先生の姿勢は、私も見習わなければいけないと思っています。
これからもみち先生らしく働いていただけるように、しっかりとサポートしていきますね!
・・・・・・
インタビュー・構成 ・文 : 野間直樹
文 : 堀池恵美
写真 : 黒田彩加