2023.2.28
みお先生:派遣の先生インタビュー
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派遣保育士歴:2年目
愛知県名古屋市 こども園勤務
#派遣から叶える夢の保育士
#先生と呼ばれる喜び
#身体に合う働き方
■今の働き方は?
保育養成校を卒業後、ベルサンテの派遣保育士とし勤務を始めて今年度で二年目になります。
月~金の10:00~18:00 でフルタイム。
はじめての三歳児担当、はじめての年度開始を経験して、子どもたちと一緒に私自身も「はじめて」を日々を経験しながら毎日奮闘中です。
■保育士を目指したきっかけは?
私は9歳年下の弟がいます。年の離れたいとこもいて小さい時から年下の面倒を見る機会が多かったんです。弟に初めてミルクをあげたのが親ではなく私だったんです。きっと「私がミルクあげる!」と両親に言ったのかな。
弟可愛い~と思いながらお世話したその時の記憶を覚えています。今でも仲良し姉弟ですよ。
そんな感じの幼少期から学生時代を過ごして、高校の進路を決めるときには、他の職種への希望はなく保育一本!という感じでした。なので、珍しい保育コースがある高校へ進学しました。
■約7年保育について学ばれたのですね?
はい、高校では人生で一番勉強しましたね。その甲斐あって、特進コースに入り大学へもスムーズに進学できました。
周りの友人たちに刺激をうけながら夢の保育士になるために 一生懸命頑張った学生時代だったように思います。
■就職を決めた時期のことについて教えていただけますか?
大学から紹介してもらった園で内定を頂き、就職予定の年の2月から研修を開始しました。夢だった保育職に就ける希望や楽しさもありながら、今までにない緊張とプレッシャーを大きく感じた期間でした。
自分では気づかないうちに徐々に身体に負荷がかかっていたようで眠れない日々が続き体調を崩してしまいました。
気持ち的にはすごく充実してやりがいも感じていたのですが、体調面を考えて4月からの勤務は辞退せざるを得ない状況になってしまいました。
■派遣保育士として働くきっかけは?
約2か月の療養期間で、家族や友人のサポートもあり順調に回復していき少しずつ仕事について考え始めました。
ネットで「派遣 保育士 愛知」とかで検索した気がします。その時にベルサンテさんを知りました。
研修をした園で派遣の先生がいらっしゃったので“派遣保育士”の働き方をなんとなく認識していました。
社会人としてのキャリアがなくて、自分に合う職場を見つけられるか不安があったので、専門的な視点でアドバイスがもらえるのではと思い “保育専門”と書いてあったベルサンテさんに頼ろうと思いました。
■進路を決めることに不安はありましたか?
まずベルサンテさんでじっくり相談ができました。条件面だけではなく色んな話しを聞いて下さったうえで進路に関するアドバイスも頂いたので大きな不安はありませんでしたね。
身体のこともベルサンテの担当者さんが理解して下さり、その上で今の園を紹介してくれました。顔合わせも一緒についてきてもらいましたし、園長先生も身体のことを了承頂いたうえで採用して下さったので安心でした。
お仕事が決まったことは嬉しかったですが、実はそこから緊張の毎日でした。はじめは身体への負担も考慮して14:00~18:00の4時間の短時間勤務。
3か月がたったタイミングで、身体も少しずつ慣れてきて今の 10:00~18:00のフルタイムに勤務形態を変えました。
■保育現場の人間関係はいかがですか?
改めて、今の園で就職できたことがとっても有難いと思っています。
まず一番初めにご一緒させてもらったペアの先生がとても優しく、いつも気にかけてくれました。きっと、緊張していた私のことを思って、積極的に話しかけて下さったのだと思います。
K-POPやなにわ男子の共通の趣味で盛り上がったり、他の先生との会話の輪にもスッと入れて下さいました。
今3歳児クラスでご一緒している先生も尊敬しています。年齢は一つ下なんですけど、キャリアは先輩です。すごく視野が広く、子ども一人ひとりのエピソードを保護者に伝えておられます。
よく見ていらっしゃるな~と尊敬しています。どうにか先輩のようになれないかとこっそり保護者との会話を聞いたり対応をみて、家に帰ってメモすることもあるんです。
学生時代の友人や周りの保育士仲間からは人間関係で苦労している話も聞くので、お手本となる先生と一緒にお仕事できていることが貴重です。
仕事だけではなくプライベートでも交流があり、今日もこのあと先生たちとバーベキューをするんです!
直接雇用、派遣関わらず仲良くして頂いていることが働きやすさに繋がっているなと 感じています。 (※上記写真は実際にみお先生が参加されたバーベキューのときのものをご提供いただきました)
■お仕事で大切にしていることは?
なるべく”心に余裕をもつ”ことでしょうか。
自分が予定していたペースで物事が進まないと焦ってしまって上手くいかないことが多いんですよね。例えばお昼寝中に子どもたちに、今寝てほしいな~と心のどこかに思ってしまっていると逆に寝なかったり。
自分の気持ちが子どもに伝わってしまっているんだな~と反省します。だからこそ、そんなときは、”落ち着いて落ち着いて!”と心のなかで気持ちを整えています。 まだまだ出来ていないことの方が多いですが・・
■二年目がスタートしましたが、いかがでしょうか?
とても楽しく自分の身体に合うペースで仕事ができています。今年度担当する三歳児クラスは、乳児から幼児へ切り替わるとても重要な時期。しかも私は年度初めの4月、5月を過ごすのは今年が初めてになります。
もちろん大変ですが、この時期を一緒に過ごしているからこそ来年の年度末にこの子たちと離れるのがさみしい!と思えるんだろうな~とイメージしちゃいます。
あとは、春時期ならではの嬉しい場面を経験できました。子どもたちの”初めてできた瞬間”がたった一か月でも多くあるんだなと実感しました。
登園の時に泣いていた子が泣かなかったり、昨日よりも皆が落ち着いていたり毎日ちょっとした成長を感じられる場にいられることはやりがいです。
あとは、その瞬間を一緒に他の先生と共有できることが嬉しいですよね。「昨日よりすごいよね!」「これできたよ!」と共有しています。
■ 「やっぱり、保育っていい」と思う瞬間は?
「先生」と呼ばれることです。
就職を一度辞退した昨年の春には、この先私は夢だった先生になれないかもしれないと不安に感じて、どん底のような毎日でした。
その経験を踏まえて今保育士として働くことができているので「先生」と呼ばれる価値は貴重だなと思います。
その反対に、先生と呼ばれる以上、子どもたちのお手本となるように頑張らないといけないとプレッシャーも感じているので、常に先生と呼ばれることは当たり前ではないんだと思っておきたいです。
■現在に至るターニングポイントはありますか?
ベルサンテさんにお仕事相談に行ったことです。
お世辞でもなく人生を変えてもらった救世主だと思っています。自分に合う働き方と環境を自分で探しだすことは間違いなく難しかったと思います。
夢だった保育士になれたのはベルサンテさんのおかげです。担当のkouchiさんもいつも気にかけて下さいます。
園に訪問された時はクラスを覗いて下さったり、お電話でお仕事の相談も聞いて下さいます。もちろんお仕事の話が中心ですが、kouchiさんはグルメなので、おススメのラーメン屋さんを教えて頂いて、今では私のお気に入りのお店になりました。笑
■今後の考えや理想の保育士像は?
自分に合う働き方を見つけられたので、しばらくは今の状態を継続予定です。保育士として働ける有難さも改めて感じることができたので無理せずに自分のペースで保育のキャリアを重ねていけたら嬉しいなと思っています。
理想の保育士像は、子どもたちにとって保育園が楽しい場所であり、保育士が楽しい先生だと思ってもらえたらいいなと思います。
働くなかで、改めて子どもが保育園で過ごす時間の長さを実感しています。日中長く過ごす時間が、何よりも楽しい!と思えるような支援ができように勉強していきます。
■好きな言葉は?
本当の強さは「ひとりじゃない」って言えること
山下達郎さんの「ずっと一緒さ」という曲のフレーズなんですけど、好きなドラマの主題歌ということもあってよく聞いていて好きになりました。
体調を崩したときに家族や友人など、辛い時にそばにいてくれる人の大切さをすごく感じたんです。ひとりではないと思えることが自分の強さに変わるのかなとポジティブに変換できたんですよね。
ずっと大切にしている好きな言葉です。
【編集後記 fromみお先生担当の保育コンシェルジュより】
今回、急な取材依頼にも関わらず、二つ返事でご協力していただき本当にありがとうございました!
「保育したい気持ちの強い方」
初めてお話したときに、私が感じたことを今でも覚えています。お仕事を始めて約1年になりますが、園に伺うと、こどもたちの前で絵本を読んであげている、みお先生。
声を掛けて挨拶すると、みお先生に子どもたちが駆け寄ってくる光景。保育士を楽しめているなと、充実感が伝わってきます。
みお先生が、小さい頃から思い描いていた保育士になる『夢』そこには、さまざまな経緯や努力があったことを改めて知りました。
「夢だった保育士になれたのはベルサンテさんのおかげ」と言っていただいたのはとても嬉しいです。
でも、今の姿があるのは【みお先生の努力や諦めなかったこと】これに尽きると思いますよ!
これからも「救世主」であり続けられるよう、しっかりとサポートさせていただきます。
グルメのお話も挟みながら、一歩一歩、一緒に保育のキャリアを重ねていきましょう!これからも子どもたちの笑顔を引き出してあげて下さいね!
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インタビュー・構成・文 : 野間直樹
写真 : 石原結香