2023.10.10
まみ先生:派遣の先生インタビュー
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派遣保育士歴:3年目
大阪府大阪市 保育園勤務
#6年間の保育経験で今が一番楽しい
#人に恵まれて今がある
#全て自分の糧となる
今の働き方は?
大阪市の保育園で月~金の9~17時で勤務中。
派遣保育士になって今年で3年目。
初めての0歳児さんを担当して二年、今ではだいぶ慣れてきました。
保育士を目指したきっかけは?
高校三年生だったある日のシーンがすごく印象に残っているんですよね。
仲の良い友人の妹と一緒に縄跳びをしていたら近所の子どもたちが集まってきて、みんなで大縄跳びをしたんです。そのときに、遊びを通して子どもたちと心を通わせる感覚を初めて味わって「すごくいいな」って思った瞬間があって。
それがたまたま進路を考える時期と重なったことや、周りの友人に保育科の大学へ進む子が多かったので、「私も保育士になろう」と思うようになりました。
いざ大学に進むと、課題が多くて先生もすっごく厳しくて大変な記憶しかないほど。アルバイトもしていたので毎日ひたすら時間に追われていましたね。
でも大変な時期を一緒に乗り越えた大学時代の同級生は同志のような存在で、今でもすごく仲がいいんです。
正職員時代の思い出は?
新卒で働いた保育園で正職員として4年勤務させてもらいました。
ちょうど園として保育のやり方を変えていくタイミングだったり、自分の心の余裕のなさもあったりで、正直なところ新卒からしばらくは、毎日が必死で思うようにいかないなと悩む時期がありましたね。
今振り返ると、何よりもこの期間で“社会人としての基礎”を学ばせてもらったなと思います。空気を読む力や、自分で考える力、判断力、忍耐力とかでしょうか。
保育内容でいうと、かみつきを防ぐアンテナの敏感さはかなり研ぎ澄まされました(笑)。そのおかげで今は割とドシッと構えていられる気がします。
あとはこの時にも一生の出会いがありました。一緒に入職した5人の同期の支えがすっごく大きかったですね。
仕事のことも相談に乗りあったり、プライベートでも六甲山のアスレチックに行ったり海に行ったり。
社会人一年目でかけがえのない時間を過ごせたことは今振り返ると何よりの財産ですね。
ベルサンテで派遣保育士として働くきっかけは?
新卒から勤務した保育園を4年で退職し、その後はアパレル系のリユースショップや歯医者さんでアルバイトをしながら将来を模索していました。
その後、結婚をして環境が変わったのをきっかけに、家庭と両立しながら働ける職場を探していたときに保育復帰を考えました。
前職のときからすごく仲良くしてもらっている先輩が、ベルサンテの派遣保育士として勤務されていたのがきっかけで紹介してくれたんです。
ベルサンテの第一印象は?
担当の保育コンシェルジュmiyaoku(向かって左)と談笑
最初の電話での問い合わせの時からすっごく印象が良かったです。
転職活動時に他の派遣会社に登録したときは、淡々と事務手続きのように進めていく感じでしたけどベルサンテさんはすごく親身に色々聞いて下さって、話しやすかったんですよね。
これまでお二人の方に担当してもらいましたけど、kanayamaさんもmiyaokuさんもとっても親身にフォローして下さいます。
派遣で働いて驚いたことの一つが、派遣の担当者さんって「こんなに自分のこと気にかけてもらえるんだ」ということで。
仕事の相談をしたり、話を聞いてもらったり、時々プライベートなことも話したり。
miyaokuさんがたまに話しの流れでご自身のことも話して下さることがあって、私はそれが嬉しいんですよね。
だって、私のことを信頼してくれていないとわざわざ恋人とののろけ話もしないですよね。(笑)。
あとは「いつも頑張っていらっしゃいますね」とちゃんと言葉で伝えてくれるのは励みになります。
ちょうど良い距離感で接して下さる担当者さんを背景にしながら働ける安心感は、派遣で働けてよかったことの一つですね。
派遣保育士として働いてみての感想は?
正職員時代に比べると、今の方が心に余裕をもって働けているなと実感しています。
今も、書類を書いたり夕方の預かり保育時間は中心的に子どもたちをみたり責任ある役割を与えていただいています。
仕事内容もスタンスも含めて、”派遣だから○○”という感覚にはなりたくなくて。
周りからも「手を抜けない性格だよね」と言われるほどきっちりしたいタイプなので自分ができる範囲でやれることをしっかりやりたいし、正職経験があるからこそ「周りの先生の力になりたい!」という思いもあります。
持ち帰りがなかったり、週末や祝日にきっちりお休みがとれたり、心身ともに余裕をもちながら働くことで仕事と家事の両立ができたり、家族の将来について考えることもできています。
6年間保育を続けてきて、今が一番楽しいです。
大切にしていることは?
昔から音楽が大好きなんです。歌詞に心を動かされることが多かったので、私も自然と言葉を大事にするようになりました。
話すことより書くほうが好きなんです。友人に手紙を書くと「言葉に温かみがあるから嬉しいわ」って言ってもらえることもあって、こっちまで嬉しくなります。
カネコアヤノさんは全曲どの歌詞も好きで、今の私を作っていると言っても過言ではないほど。好きな歌詞を選んでといわれても選べないくらい、全部好きです。
これから言葉を習得していく子どもたちにも、素敵な言葉を通じて心を通わせていけたら嬉しいなって思います。
「やっぱり、保育っていい」と感じる瞬間は?
子どもたちの成長する姿にはやっぱり感動させられますね。
子どもによって成長するスピードが違うので、どのタイミングでどんな言葉をかけるのかがすごく難しくて。これまで手探りでやってきたんですけど、ちょっとずつ感覚が掴めてきました。
この前も、1歳になったばかりの女の子に「おにぎり持ってきて」って言ったらちゃんと持ってきてくれたんです。月齢的にはまだ早いかな?とは思いつつ、出来るかもしれない、と思って。
そうしたらちゃんと伝わったし、出来た!という喜びもありました。
あ、あとクラスに天真爛漫な女の子がいるんですけど、マットで登り降りの遊びをしているときにその子が「○○ちゃん、たのし~!」と言葉で発したんですよ。
0歳児で言葉と行動がリンクする様子が珍しくて、本人も満面の笑顔で。
その姿と成長を見た時には、先生みんなで笑いましたね。
そうやって子どもの笑顔を中心に、みんなで笑い合える環境っていいなと思いました。
今後についてのお考えは?
今すごく “保育をしている”と思えているし、ちょっとずつ保育士としての自信もついてきました。
自分がリーダーの立場だったどう動く?とか、受け身ではなく、自発的にいろんなことを考えられるようになったのは、実はここ最近になってから。
これまでの自分なら絶対出来なかったので、自分でもちょっとびっくりです。
それも周りの色んな方の支えがあったから。
私は有難いことに、本当に人との縁に恵まれてきたと思います。
たまたま大繩跳びを一緒にした子どもたち、学生時代の友人、社会人一年目でで会った同期、ベルサンテさん、今の職場。もちろん家族やその他たくさんの方々も。
これから、もしかしたら新しい家族ができるかもしれませんし、そうなったらまた働き方が変わったりするかもしれませんが、これからもご縁を大切に自分らしく保育士として働いていきたいです。
大切にしている言葉は?
「思ってるよりもずっと私の世界は広い」
好きな曲の歌詞の一節なんですけど、狭いところでつい悩んでしまいがちな私に、見方をちょっと変えてみたら、全然そんなことないよって気づかせてくれた言葉です。
私にとって言葉はお守りのようなもの。日々、素敵な歌詞や言葉に触れるたびに感動しています。
【編集後記 from interviewer nomaより】
まみ先生、今回は快く取材にご協力いただきありがとうございました。
今回の取材やいつも弊社のアンケート等で紡がれるまみ先生のお言葉には温もりを感じます。
言葉の受け手を温かい気持ちにさせるまみ先生だからこそ、素敵なご縁を繋いでいるんだと改めて今回の取材で確信しました。
もちろん言葉だけではなく、キュートな笑顔と優しいお人柄も。
そんな魅力が周りの人々を引き付けるのだと思います。
保育士としてのキャリアと同時に「自信」を積み上げていらっしゃるそばに我々ベルサンテがいられることを有難く思っています。
またこれからご家族の環境やクラス、役割など様々な変化やチャレンジしたいことがでてきたり。いろんな出会いのなかでご自身がこぼれ落ちないように葛藤がでてくるかもしれません。
そんなときはいつでも頼ってくださいね。
まみ先生が輝ける環境を照らすことが私たちの仕事です。
これからも一緒にお仕事できることに感謝し、心から応援いたします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
Interviewer noma
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インタビュー・構成 ・文 : 野間直樹
文 : 堀池恵美
写真 : 黒田彩加