ひとみ先生

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2024.10.6

ひとみ先生

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ひとみ先生

派遣保育士:4年目
兵庫県伊丹市 保育園勤務

#7歳児・5歳児のワーママ
#保育に活きた他業種経験
#後悔なく生きたい

これまでと今の働き方を教えてください

保育科の短大を卒業後、宝塚市内の保育園に正職員として2年間勤務。

結婚・出産を経て、育児が落ち着いたタイミングで保育士に復帰。現在、伊丹市内の保育園で月曜日~金曜日、9:00~17:00で働いています。

保育士を目指したきっかけは?

6つ下に弟がいるのですが、少し歳が離れていることもあってとにかく可愛くって。3つ上の姉と一緒に「私たちが育てる!」とミルクを飲ませたり、おむつを交換したりしていましたね。

弟だけじゃなくて町ですれ違う小さい子を見る度に"可愛い~"って手を振っちゃったり。

子どもが好きなこの気持ちを仕事に活かしたいと考えるようになって、保育士を目指そう、と思ったんです。

ちなみに今でも三兄弟すっごく仲良しで、私も姉も、弟の言うことなら何でも聞いちゃいます(笑)。

高校ではテニス部のマネージャーをしていたのですが、進路を決める時期に顧問の先生から「絶対、保育士に向いてるよ!」と言われたんです。

私から「保育士になりたい」と言ったことはなかったので、最初はびっくりしました。

もしかすると、ユニフォームの洗濯とか、練習や試合の前の準備とか、人のために何かをする私の姿を見てそのようなアドバイスしてくれたのかもしれないですね。

でも、その先生の言葉が後押しにもなって、保育科の短大に進学しようと決めることができました。

涙が止まらない卒園式……

短大を卒業後、正職員として保育園に就職しました。

小規模保育園ということもあって子どもたちや先生たちとの距離も近く、アットホームな環境でめちゃくちゃ楽しい2年間でした。とくに、2年目に担当した5歳児クラスの子どもたちとの忘れられない思い出はたっくさんあります。

一緒に歌を歌ったり、クッキングをしたり、散歩に行ってどんぐりを拾ったり。トラブルがおこったときはみんなで話し合って。常に一緒に過ごしていたので、自然と子どもたちとの絆も深まりました。

だからこそ、卒園式のときには涙が止まらなくって……。

練習のときにもいつも泣いていたので、当時、子どもたちから「あおちゃん」と呼ばれていたのですが、「あおちゃんすぐ泣くから〜! 本番大丈夫なん?」って心配されていました(笑)。

自分をもっと磨きたい!と 転職を決意

人生は一度きりだし、もっと色んな経験をして自分のスキルを磨きたい! と、担当児の卒園と同じタイミングで私も保育士を一旦離れることに。

ただ、いずれは保育に戻ろうと思っていたので、それまでの間に自分の持っているものを活かしつつ、より自分自身を向上させるためにはどうすればいいのかを考えた末の決断でした。

退職後はずっと憧れていたアパレルに転職。もともとファッションが好きなことと、誰とでも分け隔てなく関われる自分の長所を活かせるんじゃないかなと思ったからです。

全国にある数店舗のうち、私が勤務していたのは売上も来客数も全国トップのレディースファッションブランド店。

 店長から接客術を徐々に習得し、個人売上が常に上位に入るまでに成長できたのは、その後の自分にとって大きな自信につながりましたね。

デート用のお洋服を提案しお買い上げいただいた後、お客さまがデート終わりにわざわざ店舗まで会いに来てくれたことも。アパレルを経験したことで、保育士に復帰してから保護者とのコミュニケーションがすごく取りやすくなりました。

ドンピシャ!と感じたママとしての働き方

結婚と妊娠を機にアパレルを退職したものの、自分の中で仕事を辞めて専業主婦になるといった考えは全くなく、育児が落ち着いたらすぐに社会復帰するつもりでいました。

もともと働くのが好きなタイプ。収入を得る喜びがあるのはもちろん、働くことで自分自身も成長できるので。

ベルサンテさんとの出会いは、2人目の息子を産んで社会復帰を考えていた時期でした。

初めて派遣という働き方を知り、子育てとの両立を最優先に考えていた今の自分にドンピシャだ!と思って派遣保育士として働くことを決めました。

「申し訳ない」以上に「次、挽回しよう!」

派遣保育士として働いて今4年目。

本当にこの働き方を有難く思っています。残業がないのはもちろん、派遣と直接雇用との業務内容のすみ分けを調整してくださるおかげで、オンオフの切り替えがきちんとできています。

子どもの急な発熱でお休みをいただいた翌日に出勤すると、同僚からまず第一声で「子どもさん大丈夫?」とお声をかけていただくことも。

ママさん保育士がたくさん在籍している園ということもあって、困ったときにはみんなで助け合おうという連帯感も感じられて、働き心地がいいですね。

迷惑をかけてしまった時は、申し訳ないと恐縮しすぎちゃうのではなくて、次の出勤の時に挽回しよう!役に立とう!と思っています。

保育士の私と母親の私

保育士のときには園児を第一に、仕事を終えたら我が子を第一に、を心がけています。

保育士である自分と、母親である自分は全く別物。保育士には、人様の命を預かっているという重みがあります。 

もちろん我が子も大事ですが、保育士として働く時間は常にアンテナを張っているような緊張感があります。

子どもの人生の一部に私がいて、その子たちの成長を支える大きな役目をいただいているのでちょっとしたことでもおざなりにしちゃいけないなと、常に気を引き締めていますね。

ママとしてのマイルール

私の中で、「17時になった時点でママに戻る」っていうルールがあります。

退勤時間になると、周りの先生が「ひとみさん、もう時間だよ〜」と教えてくださるので、子どもたちに「ママに戻る時間なんだ〜また明日ね〜」って声をかけるのが日課。

正職員の頃は、家に帰っても保育のことを考えてしまって切り替えがうまくできず悩んだ時期もありました。

でも今はそういったこともなく、帰宅後に息子たちと関わる時間をたっぷり持てているのも派遣を選んでよかったポイントです。

息子二人と就寝する時間が私にとって癒しの時間。
私の肘を触って寝る長男、私のお腹を枕にして寝る次男、それぞれのルーティンがもう可愛くって、愛おしくって。

学校や保育園で頑張っている我が子にとっても、心が落ち着く時間を奪わないように親子時間も大切にしています。

「最近やっと、弱みを見せられるようになりました」

私、最近になってやっと同僚に愚痴を言えるようになったんです。

これまでは、愚痴というか弱音を吐いてしまうとどんどん嫌な自分になっていくんじゃないかな……自分が着ている鎧がポロポロと剥がれていっちゃうんじゃないかな……というような気がして、なかなか素を見せられずにいました。

常に120%の力を振り絞って働いていたので、先生たちから「ひとみさん、大丈夫?」と心配されることも。

そしてあるとき、私一人で頑張り過ぎると、かえって周りの先生たちに心配をかけてしまうからよくないなって気づいたんです。

それからは、70%くらいの力をベースに、プラスアルファで自分にできることや、求められていることをやろうと時々に応じて調節しています。

今の環境は、私の弱音や意見を素直に受け止めてくれる先生もたくさんいます。自分の素の部分を見せられる存在が同じ職場内にいてくれるって、本当にありがたいことですよね。

「やっぱり、保育っていい」と思う瞬間は?

子どもたちの、言葉では表現できないほどの素敵な笑顔が、いつも私の背中を押してくれます。

特に印象深いのは、保育士になりたての1、2年目に担当した子どもたちとの思い出。

卒園式のとき「あおちゃんのクラスでよかった!」ってみんなが私の方を見て言ってくれたあのときの、ひまわりが咲いたような笑顔は一生の宝物です。

約10年たった今でも思い出すと泣けちゃうくらいずっと記憶に残っています。

仕事で大切にしているのは「笑顔」

仕事でもプライベートでも、常に明るい気持ちでいるのを忘れないようにしています。

 私から笑顔が消えちゃったら何にも残らないぞって思うほど、自分のチャームポイント。とはいっても、落ち込むときもあるし、仕事や子育てに追われて余裕がなくなることももちろんあります。

 そんなときは省エネモードの50%くらいの力にして、元気が湧いてくるのをじっと待ちます。

 趣味の時間を楽しむのも私にとって大事な気分転換。お気に入りのバイクで休みの日にふらっとツーリングに行くことが私のリフレッシュです。

大切にしている言葉

「常に自分のベストを尽くしたい」

子育ても仕事も趣味も、止まることなく自分を磨き続けていけたらいいなと思います。何事も身につけるには実践あるのみ! 視野を広く持って、新しいことにも積極的にトライしていきたいですね。

編集後記 fromまき先生担当の保育コンシェルジュより

ひとみ先生、いつもありがとうございます。ひとみ先生の担当を務めさせていただいていることを嬉しく思っています。

前担当者よりひとみ先生は、「とっても明るくて素敵な先生ですよ!」と聞いていましたが、実際に初めてお会いした際のひとみ先生の素敵な笑顔を今でも鮮明に覚えています。親しみやすいひとみ先生のお人柄のおかげで、引継ぎの緊張を和らげていただいたことをとても感謝しています。

先日お伺いしたときには、ひとみ先生が年齢、性別関わらず常にたくさんの園児たちに囲まれていて、その人気ぶりを目の当たりにして、「人気すぎる!」と心の中で思っていましたよ(笑)。今回の記事を通して周りから愛される所以を改めて感じることができました。

ひとみ先生の明るい笑顔と前向きな姿勢は、多くの方に元気や勇気、安心を提供していると思います。私もその一人であり、いつもパワーをいただいています。

これからもその笑顔で保育ができるようサポートしていきますね!これからもよろしくお願いします!

from 保育コンシェルジュokano

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インタビュー・構成 ・文 : 野間直樹
文 : 堀池恵美
写真 :黒田彩加

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