メッセージ
幸せってなんでしょうか?
生きる上で出会う人・出会うもの・出会うこと
それらによって、その形は大きく変化します。
仕事を決めることも、人生のなかで大きな選択
迷ったり
悩んだり
ドキドキしたり
そんな感情を抱くあなたへ
今届けたい、ある保育園の思いに巡り合いました。
今回紹介するのは
滋賀県彦根市にあります
「 しあわせ保育園 」
最寄駅から徒歩6分
駅から一本道を真っ直ぐ
平日でも車通りは少なく、信号もなし
遮るものはありません。
しあわせへと続く道の先で
出会った5人の先生方に話を伺いました。
まずは今年2年目に入ったせりな先生とまり先生です。
せりな先生
・2年目
・龍谷短大卒業
・4歳児担当
・学生時代はチアリーディング部で活躍
まり先生
・2年目
・龍谷短大卒業
・3歳児担当
・聞き上手なおっとり控えめな先生
●-しあわせ保育園の特徴はどんなところですか?
せりな先生:
異年齢保育が特徴のひとつです。
3歳~5歳児はオープンスペースを利用して保育します。
部屋に仕切りがないのですごく活気があります。
お給食も広いランチルームで皆そろって食べるんです。
まり先生:
ランチルームいいよね!
おかげで他のクラスの子どもとの関わりも多いです。
もう一つは仏教保育が特徴です。
静かにすること、誰かを思いやること、食べ物を大切にすることなど
生きる上で大切なことを、自然に生活の中で身に着けられることはすごくいいと思います。
●-せりな先生とまり先生は同期なんですね。
せりな先生:
そうなんです。めちゃくちゃ仲良しです。
仕事終わってからも毎日ラインしたり、休みの日も遊びにいったり。
一番の仲良しです。
まり先生:
この前は直島に旅行したよね!
やっぱり、仕事の事も共感できる仲間が近くにいることはすごく心強いです。
●-勤務されて1年がたった今いかがですか?
せりな先生:
入職前は、ピアノや書類など心配なこともありました。
今でもまだまだ勉強中です。
でも、最近皆が同じでなくてもいいのかなと思うことがあります。
製作が好きな人や絵を描くことが好きな人、色んなカラーの先生がいます。
まり先生:
確かに。不得意なことをできるように頑張らないといけないけど
周りの先生方がサポートしてくれるよね。
私も絵がすっごく苦手だからあいみ先生に助けてもらっています。
あいみ先生はめちゃくちゃ絵が上手なんです。
私はまだ自分自身の長所が見つかっていません。
体を動かすことは好きですが、特に本格的にしていたわけではないですし・・・
これから自分の強みを見つけていけたらなと思っています。
—————-続きましては、みく先生
みく先生
・3年目
・華頂短大卒業
・2歳児担当
・6つ下の可愛い妹をもつ優しいお姉さん
●-先輩後輩との関係性はいかがですか?
みく先生:
オープンスペースということもあり、すごく話しやすく相談しやすい環境です。
お部屋の使い方などで自然と色んな先生と話す機会があるのでコミュニケーションは多いです。
あと先輩は、すごく褒めてくれます。
でも同時にダメなことはダメだとも教えてくれます。
去年先輩のれいこ先生に教わったことが自分のなかで印象深く残っています。
「子どもが楽しいことを考えるのが一番だね。」
と教えてもらったんです。
子どもの遊びを選ぶ時に、子どもたちに飽きさせないように色んな遊びを
提供しようとしていたんです。
でも子ども達が楽しそうじゃないんです。
その時にこの言葉をかけてもらいました。
同じ遊びでも子ども達が楽しんでいるのであれば
またその遊びをしてもいいと気づきました。
例えば色水をしてその次は泥遊びではなく
色水をするなかでも、次はスプーンを出してあげたり、カップを出してあげたり。
子どもが楽しんでいることを変えるのは保育者主導です。
何かしてあげないと!という気持ちが先行していました。
そうではなく、子どもが何を感じているのかということに目線を配れるようになりました。
気づきを与えてくれた先輩には感謝しています。
————続きましては、あいみ先生
あいみ先生
・8年目
・京都文教短大卒業
・5歳児担当
・後輩からも慕われる誰もが認める優しい先生
●-最近お仕事のなかで嬉しかったことはありますか?
あいみ先生:
子ども達の創造力の成長を感じた時は嬉しかったです。
砂遊びの話しなんですけど、
はじめは土を掘るだけ。 → その次に水をかける。
水がしみ込んでしまうのでシートをかけよう。→ その上に水をためよう。
たまった水に一寸法師を作って水に浮かべよう。→次は魚やタコを流してみよう。
これ、子どもたちが自ら考えて動いた流れです。
皆で話し合って考えて自分たちなりに少しずつ世界を広げています。
文面で書くと「砂遊び」になるけど
実際には昨日と今日では中身が全く違う。
きっと明日も違う。
こちらの関わり方ですごく変わるんだなということを日々実感しています。
きっとボーっとしてたら変化がないだろうけど
意図をもって子ども達と接することで大きく変化していきます。
数字に表れるようなものではないですけど
すっごく大切なものだと思います。
それに関われていることは、大きなやりがいに感じますね。
プレッシャーでもありますけどね(笑)
●-そうする為に意識していることはありますか?
あいみ先生:
やっぱり実践が一番です。
ここはオープンな環境なので、他の先生の声掛けや子どもとの関わり方も
見聞きすることができます。
そういった環境にいることで、自然と自分自身の成長に繋がると思います。
●-リフレッシュ方法はありますか?
あいみ先生:
この間後輩のみく先生が「ライブにいきませんか?」って誘ってくれたんです。
ベリーグッドマンのライブに行きました。
back numberやキュウソネコカミのライブにも行きましたよ!
————続きましてはさよこ先生
さよこ先生
・16年目
・龍谷短大卒業
・フリー担当
・2人の子どもを育てながら働く後輩思いな先生
●-育休復帰後はいかがですか?
さよこ先生:
実は復帰後正職員として勤務していましたが、
二人の子どもを育児しながら働くことが想像以上に難しくて悩んでいたところ、園長、主任が話を聞いてくれて今のパート雇用にして下さいました。
子どもの風邪や行事で迷惑をかけることもあって申し訳ないんですけど
周りの先生方がすごく理解をしてくれて助けてもらっています。
●-さよこ先生から見た、若手の先生はいかがですか?
さよこ先生:
自分の考えを持ちながらも、周りの声も聴く。
そんな柔軟性のある素敵な先生が多いなと感じています。
今3年目の先生が1年目の時に、私が産育休に入ったんですけど
復帰したらみんなすごく成長していてびっくりして嬉しかったです。
ちょっとした親目線ですね(笑)
仕事には大変な壁があると思います。
でもそれを乗り越えると必ず成長するし変わるから
その為に少しでもサポートしてあげたいと思っています。
でも私も本当に皆に助けてもらっているので
先輩から後輩という感じだけではなく
皆で助け合っています。
●-後輩指導にあたって気をつけているところはありますか?
さよこ先生:
指摘しっぱなし、言いっぱなしにならないように気をつけています。
そのあとのフォローは必ずするようにしています。
それは私だけではなく、先輩方みなさん意識されているなという感じが
周りを見ていて感じます。
褒めるというか認めてもらえるってすごく大事じゃないですか。
あとは、やる理由を伝えるようにしています。
何でこれをするのか?というところをなるべく伝えようとしています。
●-これまでしあわせ保育園を見てこられた先生にとって
現在の園はいかがですか?
さよこ先生:
私もこのポジションになって少し余裕をもって周りを見れるようになりました。
その中で感じることは、ここ数年有りがたいことに新卒の方もコンスタントに入ってくれていて若い先生方のフレッシュさもあり
ベテラン先生方の若手の先生を大切にしようという思いもより強くなっていると思います。
大変ななかでも皆が楽しさを感じながら保育ができているなと
感じています。
ここには様々な、ヒト・コト・モノが混ざり合い
色鮮やかな景色が存在しています。
『きっと誰かがあなたを支えてくれる。
そして
きっと、あなたも誰かを支える。』
新たに入る先生が、どんなカラーの先生なのか
現場の皆さんも心から楽しみにしています。
何色だっていい
もちろん、無色だっていい
一歩踏み出すあなたに、
そっと手の差し伸べてくれる環境です。
さあ、肩の力をふっと抜いていきましょう!
取材にご協力頂きました職員の皆様ありがとうございます!
しあわせ保育園
address:滋賀県彦根市南川瀬町1195-1
access:JR「河瀬駅」徒歩6分
tel:0749-28-0581
web:https://www.shiawase-ns.com/
ライター:写真/野間直樹 保育コンシェルジュ