幼稚園の 作品展 で感動した話…保育学生に伝えたい大切なこと

  1. イベント

作品展 ってどんなことをするの? 作品展 で大切にすることは?今回は保護者として 作品展に 参加し、感動したエピソードをお伝えします。決してきれいに作り込まれた作品ばかりではなかった息子の園の 作品展 で、心が惹きつけられたそのワケとは…?

 

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1.  作品展 ってどんなことをするの?

幼稚園や保育園では、子ども達の作品を展示し保護者に見てもらう「作品展」の行事がありますね。
保育者は、子ども達が保育の中で作ってきた絵や製作、クラスでの共同作品などを事前に園内に飾ります。作品展の当日、それらの作品を親子で見て回ります。

2. 一番感動した 作品展 は…?

作品展は子どもの成長を感じられ、保育者も保護者もとても嬉しい行事です。私も実習生として、先生として、保護者として、今までいろいろな 作品展 に携わってきました。
その中でも特に感動したのは、保護者として参加したわが子の幼稚園で行われた 作品展 でした。
今回は、保護者目線でとても感動した幼稚園の 作品展 の話をお伝えします。
保育学生のみなさんには、今後のために知っておいてもらえたら嬉しいです。

3. 一人ひとりの子どもの発想が光る作品

息子の幼稚園はもともと一斉活動が少なく、自由に伸び伸びと過ごすことの多い幼稚園。
製作に関しても、子どもがやりたいタイミングで、少人数で取り組むことが多かったです。
先生が用意した教材を組み合わせて作っていくのではなく、一から子どもが材料を選び作っていきます。
そのため 作品展 でも、大人から見て見栄えがいいものは少なかったと思います。
けれどその反面、一人ひとりの個性が強い作品がずらり。
同じ「食べ物を作ろう」という題名でもある子はカップにカラフルな花紙を詰めパフェを、ある子は丸めたテッシュを画用紙で包んでフワフワのハンバーガーを。見ていて「こんな発想もあるんだ!すごい!」と子どもと一緒に驚かされました。
自分の創意工夫が詰まった作品を使って、お店屋さんごっこを楽しんだのだとか。その時の思い出も一緒に込められた思い入れのある作品だそうです。

4. グループ作品が…真っ黒!?

またグループごとに作り上げた作品もありました。
1カ月以上前から8人ほどのグループで話し合いながら作ったそうです。好きな絵本から題材を決め、材料も自由。
息子は「まだ内緒なんだけどね…今日も作品を作ったよ!」「うちのグループの作品はすごいんだよ!」と毎日にように目を輝かせて幼稚園でのできごとを話しました。
「○○ちゃんが言う事きいてくれないから大変!」と愚痴をこぼすこともあり、時にはケンカもしながら作ったようです。
当日「こっちこっち!」と息子に手を引かれて、お披露目されたのは…。
絵本「きょだいなきょだいな」に登場する巨大なそうじき!天井まで届きそうな大きさ!
…だけど、黒一色の画用紙やガムテープで包まれていて全体が真っ黒。
子どもらしいカラフルな作品とは程遠く
、元保育士としては正直驚いてしまいました。

参考:きょだいなきょだいな 福音館書店/長谷川 摂子 作 / 降矢 なな 絵

5. 作品作りを通してした体験に意味がある

それでも息子は「どう?すごいでしょう!」と、とても満足そう。
グループの他のお友だちも自信たっぷりの笑顔でした。
この作品と子ども達の表情を見て、先生たちは見栄えにこだわらず、子どもたちの思いを尊重してくれたのだと感じました。
子ども達が意見を出し合い、こだわりを持って、思った通りに自分たちで作り上げることを応援してくれたのだと思います。だからこそ、息子にとってこの作品はとても大切なものになり、達成感を感じ、意味のある体験になったのだと思います。

6. 保育者を目指す人に大切にして欲しいこと

子どもの作品に大人から見ての正解を求めてしまえば、保護者は「キレイ」「上手」と誉めてくれるでしょう。けれどそれ以上に子ども自身が、表現する楽しさ、工夫する楽しさ、作り上げる達成感を持てることが何より大切なのではないかと感じました。
自分が保育者の立場になると、園の決まりや時間に限りがある中の思うように行動できないこともあると思います。
特に今は共働きの世帯が多く、幼稚園や保育園では保護者のニーズを受けとめることが大切になってきています。体操や水泳、英語の時間があるなど一斉活動の時間が多く、ゆったり製作を楽しむ時間を持てないことも。息子の通っていた幼稚園のような方針の園は少ないと感じます。
それでも現場の先生たちには、一つひとつの活動を子ども自身に意味のある体験にすることをできる限り大切にして保育にのぞんで欲しいと思います。
これから保育者を目指すみなさんにも、忘れずにいて欲しいです。
子ども達のキラキラ輝く笑顔を引き出せる保育者を目指して、がんばってくださいね!
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執筆者:にこあい先生(保育教諭2)

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