保育士の学び~子どもの「 気になる症状 」とは?保育学生さん必見!

  1. 保育

保育学生のみなさんは発達障害についても勉強していますよね。発達障害を持った子どもはどんな様子が見られるのしょうか。今回は子どもの「 気になる症状 」についてお伝えします。また「 気になる症状 」がある子への保育の中で気を付けることとは…?

index

1. 保育士を目指す人は知っておきたいこと

保育実習をしていて 気になる症状 を持った子に出会ったことはありませんか?
保育園には元気な子、大人しい子、目立ちたがる子、運動が好きな子、お絵描きが好きな子、友達と遊ぶのが好きな子、一人でじっくり遊びたい子、それぞれ違った個性を持った子どもがいますね。
それぞれ得意、不得意がありますが、保育者の関わりや環境によってその子なりに成長していきます。
けれど中には、周りからの働きかけや子ども自身の努力では変えることのできない特性を持った子もいます。
その場合は、保育士だけの考えではなく専門機関と連携を取りながら保育を進めていくことになります。

今回は、保育士を目指すなら知っておきたい子どもの 気になる症状 をご紹介します。

2. 子どもの「 気になる症状 」とは?

ADHD(注意欠如・多動症)
ADHDは、集中力や注意力が足りない、多動、衝動的な発言や行動をしてしまう、などの特徴が見られる、発達障害のひとつです。
落ち着いて活動に参加できずフラフラしていたり、じっとしている時間がなく手をぶらぶらしていたり、保育室から突然飛び出してしまったり…。突然友達を押したり叩いたりしてしまうこともあるかもしれません。
LD(学習障害)
LDは基本的に知能発達は遅れていないけれど、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなどの特定の能力の習得に著しい困難を示す障害です。学習の始まる小学校入学以降に発覚することがほとんどです。
幼児期には以下のような特徴あらわれることがあります。
・言葉を覚えることが難しい
・手先の不器用さが目立つ
・視線を合わせられない
・癇癪(かんしゃく)を起こす
チック症
チック症とは突発的・反復的に身体が動いたり、声をだしたりする症状。チックには4つの種類があります。
・単純運動性チック→ まばたき、肩をすくめる、顔をしかめる、首を急速に振る運動 など
・複雑運動性チック→ 蹴る動作、ジャンプする、自分を叩く、倒れ込む など
・単純音声チック→ 咳払いをする、鼻を鳴らす・鼻をすする、「ん」と声を出す、唸る など
・複雑音声チック→ 状況に合わない単語を繰り返す、汚い言葉を突発的に発する

3. 子どもの「 気になる症状 」に気づいたら

・ 保護者への伝え方

保護者は自分の子どもだけとしか深く関わっていないため、自分の子と他の子を比較することができません。また、仕事の終わる時間が遅く、子どもと関わる時間が短い人もいるでしょう。
そのため、保育士が先に子どもの 気になる症状 に気づくこともあります。

気がついた時はすぐに保護者に伝えず、まずは園内で話し合います。

保護者に伝えることが決まったら、言葉を選び慎重に伝える必要があります。保護者にとって自分の子が「他の子と違う」と言われることは、ショックが大きいです。

普段から子どもの良いところを伝えコミュニケーションをとっていきましょう。
その上で…
「園では、こういった行動をしていることがあります。一度専門機関に相談に行ってみるといいかもしれませんね」とお話しするようにします。
大切なことなので、発達障害に詳しい保健の先生主任・園長にお話してもらうこともあります。

・ 保育の中で気を付けること

気になる症状 のある子どもは、集団生活の中で困る行動をしてしまったり、みんなと同じようにできないことがあったりするかもしれません。
できないのは「本人の努力不足」や「怠け」という考えを捨て、むやみに叱らないこと。そして、どうしたらその子にもできるかを積極的に考えていく必要があります。
またその子の長所を見つけて誉めること、長所を生かして活躍する場を作ります。自己肯定感を持って生活できるよう配慮しましょう。

・クラスの子ども達への伝え方

また、クラスのみんなにもその子の持つ症状や特性を理解できるようにすることが大切です 。
「○○ちゃんは、行動が遅い時があるけど一生懸命やっているんだよ。気づいた時はみんなで助けてあげてね。」
「○○くんはお話を聞くのは苦手だけど、走るのは誰よりも早いよね。」
日ごろから、このように伝えていくといと思います。
「どの子も得意、不得意があるのは当たり前。そして助け合うのも当たり前。」
気になる症状 のある子との生活を通して、人と人の関わりで大切なことを伝えていけるといいですね。

いかがでしたか?
実習でも、 気になる症状 のある子との出会いがあるかもしれません。現場の対応の仕方を学んできて欲しいと思います。

そして実際に保育士になった時、症状に気づきその子にあった対応ができるようしていきたいですね。

素敵な保育士になるために、ぜひ心に留めておいてくださいね!

もっと知りたい!保育の現場で役立つ情報はこちら♪

執筆者:にこあい先生(保育教諭2)

保育学生さんを全力応援♪「今知りたい」保育の情報がココに!