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内田淑佳(うちだよしか)の保育道《第6回》【子どもは何故走るのか?】③

内田淑佳(うちだよしか)の保育道《第6回》【子どもは何故走るのか?】③

【子どもは何故走るのか?】③

子どもは何故走るのか?その理由に納得して頂けましたか?
子ども一人ひとりを大切にしようと思うならば、こちらの都合でガミガミ怒らず、「無意識」に走り出す姿もまた、可愛いなと思える保育者になりたいものです。


さて前回書きました「危険や安全を判断する力」を育むことについて、お伝えしますね。
まず、走って欲しくない場面(危ないから)では、「意識」に働きかける言葉をかけること、でしたね。「無意識」が行動を起こす前に、「意識」に働きかけてあげること。
そしてこれは、「考える子ども」になるために、実はとても大切なことです。
自分がどのように行動したらよいか、「考えて」行動できるようになって欲しいですよね。


「危険や安全を判断する力」というのは、この「考えて」行動する力のうちの一つです。ですからまず、「考えて」行動できる子になることを目標にします。
赤ちゃんは「100%無意識」です。そこから成長(発達)することで、だんだん「意識」を身に付けていきます。だんだん「意識して」行動することが増えていくわけですね。この「自分の意思で」という部分がとても大事です。
「自分の意思で」イコール「考えて」行動したのですから、その行動が○であれ×であれ、「素晴らしい!」と認めること。

私たちは、自分が×だと思うことをされると、×と言ってしまいます。ですが、子どもは「自分の意思」に×をつけられたと感じてしまうことが多いです。ですから、ここで「子どもの気持ち」に×をつけないことはとても大事なことになります。


それから「考える」機会を作ること。「○○しなさい」「○○が正しい」と答えを先に言ってしまうと、子どもの「考える」機会を奪ってしまうわけです。
例えば「歩こうね」という声かけも、次第に「えっとー、どうするんだったけ?」というものに変えていくことです。大人からの「指示」は子どもの「考える力」を阻害し、子どもの「意欲」を抑えてしまいます。「意思」の出てくるころから、このことに気をかけて関わっていくことが「子どもの考える力」を育むうえで、大切なポイントになります。

子どもは何故走るのか?…如何でしたか?
「自分の意思で」行動する年齢になっても、「無意識」部分は大いに影響しています。その都度「あなたの意思は?如何ですか?どうしますか?」という関わり方をしていくことが大事です。

次回からは「手遊びって何が育つの?」を3回シリーズでお届けします。お楽しみに!!

【講師紹介】 内田 淑佳 先生

この記事を書いた人
【講師紹介】 内田 淑佳 先生
NPO法人
日本心理カウンセラー協会運営役員Human Environment Creator
一般社団法人そだち《子どもにとってより良い人的環境を作る活動をしています》