保育実習の前にチェック! 散歩 の時子どものやりがち行動Q&A

  1. 学びコラム

保育園の 散歩 は、子どもの困った行動の連続?!けれど現場の先生たちの様々な配慮によって楽しく出かけることができています。保育実習で 散歩 にでた時、保育者のしている配慮に気づけるように、いくつかの例をチェックしておきましょう!

 

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1.保育園の 散歩 は保育者の配慮がいっぱい!

保育園実習では子どもと園外へ 散歩 に行く機会があるかもしれません。
小さな子どもたちと公道を歩くのはちょっぴり緊張しますよね。
安全面での配慮はもちろんですが、実はそれ以外にもいろいろな子どもの困った行動があるのがお散歩の時間。
普段の園内の保育とはちょっと違った配慮が必要になります。
楽しい 散歩 の時間は、保育者のさまざまな配慮や工夫のうえで成り立っています。
けれど、現場の先生たちは自然にこなしているので、実習生のみなさんはそのことに気づかないかもしれません。
事前に知っておくことで、実際の 散歩 の場面で配慮に気づき、ぜひ実習記録にも記入できるようにして欲しいと思います。
そこで今回は、 散歩 の時子どもがやりがちな行動、そしてその時保育者がすべき対応をQ&Aでお答えします!

2.  散歩 の時、子どものやりがち行動Q&A ~保育者の配慮~

お散歩カートに乗りたがらない

Q:1歳児の子どもたちは 散歩 の時カートに乗せて出かけます。お散歩カートに乗りたがらない時はどうしたらよいでしょうか。

A:無理やりお散歩カーにのせたりせず、どうして乗りたくないのか理由を知ることが大切です。
理由が「歩きたい」ということなら、保育者と手を繋いだりカートをつかんで歩いたりするよう伝えます。
ただずっと歩いていると公園で遊ぶ時間が少なくなってしまうなど時間の問題があるので、しばらく歩かせたら「のる?」と聞いてみます。少し歩くと満足することは多いものです。
大切なのは子どもがお散歩カーに乗ることに対して「納得」すること。
最初から大人が「のって!」と強要するのではなく子どもが「自分で決めた」と思えるように上手に誘導しています。

 

誰と手を繋ぐかもめる

Q:2人組で手を繋いで列になって 散歩 に行く時、「特定の子と手を繋ぎたい!」とわがままを言う子がいる時はどうしたらいいでしょうか。

A:このようなもめごとはよくありがちです。「わがままを言ったらダメ!」と叱ってしまうのは簡単です。
けれどそれでは子どもが自分で決める機会を奪ってしまうことに。
そのため「イヤならどうしたらいいか」を考えさせます。
時間が押している時は、「明日はお散歩の前に、自分の手の繋ぎたい人に話しておいたらどうかな」と提案することも。
基本は子どもが自分で問題を解決し納得することを大切にしています。

 

 散歩 の途中で立ち止まる

Q:子どもが 散歩 の途中で立ち止まります。早く目的地に移動したいのですがどうしたらいいでしょうか。

A:「止まらないで歩いて!」と注意をする前に、まずは子どもが発見した喜びを受け入れます。
待っているその他の子どもたちも巻き込んで「わあ!ありさん、いっぱいいたね~」「○○ちゃんよく見つけたね!」そのように共感します。
その後に、「公園遊びの時間がなくなっちゃうから、そろそろ先に進もうね」と先の見通しを伝えていきます。
共感の言葉かけがあることで子どもは満足して次の行動にうつることができます。
どうしても進めない時は、保育士同士で連携して1人の先生がそばにつき、もう1人の先生とその他の子どもたちで先に進むなどすることも。

 

 散歩 の帰りに歩きたがらない

Q: 散歩 の帰りには疲れて歩きたがらない子がいます。ふざけたり、立ち止まったり…そんな時は、どう対応したらいいでしょうか。

A:保育者が「がんばって歩こう!」と励ましても、子どもは動かなかったり「疲れた~」と不満を言い続けたりします。
「みんな歩いているでしょう!」と他の子と比べて叱るのもよくありません。
そんな時は保育者も「先生も疲れた~」と言って座り込んでしまう方法も◎!
そうすると「しかたないな~」と保育者の手を引いて子どもが頼もしく歩き出すこともあります。
保育者はいつも教える立場でなくても、時には子どもたちに頼るのもいい方法です。

3. 楽しい 散歩 の時間を過ごせる保育者をめざして

いかがでしたか?
毎日のように行く 散歩 でも、さまざまな保育者の配慮があるからこそ、スムーズに出かけることができるのです。
この配慮ができていないと、「早く歩いて!」「ちゃんとしないとダメでしょう!」「時間がないよ!」というような注意の声掛けでいっぱいの、つまらない 散歩 の時間になってしまいます。
季節の移り変わり、町の風景…。
たくさんの発見がある楽しい 散歩 の時間にできる保育者でいたいですね。
そんな保育者を目指して、実習でも実際に 散歩 の時の保育者の配慮を見つけてきてくださいね!

執筆者:小林愛子 先生(保育教諭2)

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