保育実習で実践!部分実習で役立つ1歳児設定保育の活動とねらいとは

  1. 子どもの発達・成長

保育実習を控えている皆さん!部分実習を任されたら1歳児の設定保育にはどんなことをすればいいのかな。 1歳児が好きな遊びはどんなものだろう? 今回は、保育実習の部分実習で取り入れやすい活動とねらいを室内・屋外遊びに分けてご紹介します!  

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1. 保育実習では1歳児の部分実習のねらいを明確にしよう

1歳児クラスの保育実習で、部分実習をすることになった皆さん。
部分実習の設定保育にはどんなことを取り入れようか、ねらいはどうしようかといろいろと頭を悩ませていると思います。
1歳は「自分でやりたい」「自分の気持ちを伝えたい」という自我が芽生える、大切な時期
また、歩くようになり活動範囲はどんどん広がります。
1歳児の保育実習では子どもたちの心と身体の成長に合わせて、楽しい設定保育を考えましょう!

・保育実習にそなえて1歳児の発達のおさらいをしよう

まずは1歳児の発達をおさらいしてみましょう。
部分実習のねらいが見えてきますよ!
●転ばずに走れるようになる。階段をのぼれるようになる
1歳になるとスピードを調節したり、カーブを曲がったりしながら走れるようになります。
全身運動が活発になってきます。

また、階段も両足をそろえながら1段1段上るようになり、次第に左右交互にのぼれるようになっていきます。

●保育者の真似をしながら、歌遊びや手遊びを楽しむ

うまくは歌えませんが、保育士の真似をしてリズムをとったり、声を出して楽しんだりするようになります。

●二語文が出てくる
1歳後半になると簡単な二語文を話すようになります。
「ブーブ(車)、いた」「ワンワン、いる」などと一生懸命話すようになります。
●遊びの幅が広がる
手先の運動機能が発達して、お絵かきも上手になってきます。
ギザギザやぐるぐるなどを描くことを楽しむ子が増えてきます。
また、見立て遊びができるようになり、ままごとやお店屋さんごっこのようなことができるようになってきます。
●食事や排せつなど、生活習慣が身についていく
自分でやりたい気持ちが芽生えて、いろいろなことに挑戦していく年齢です。
失敗しても保育者に援助されて、どんどん上手になっていきます
このような1歳児の発達の目安を頭に入れておくと、保育実習中全体としても設定保育の活動やねらいが決めやすくなります。
この部分実習の活動を通して、子どもたちにどんなことを学んでほしいのか体験してほしいのか、を考えてねらいを立てましょう。

2.1歳児の部分実習で役立つの設定保育とねらい~室内・屋内遊び

では、さっそく1歳児クラスでおこなう部分実習の設定保育を決めていきましょう。
主活動となる設定保育を決めるときは、最近の子どもたちの様子なども前もって担任の先生に聞いておくのもオススメです。
また、それまでの保育実習中に、担任の先生はどのように設定保育やそのほかの活動をおこなっているのかをきちんと見ておくとよいでしょう。
保育者が一緒なら少しずつみんなで遊べるようになってくるので、ごっこ遊びゲームなどを取り入れるのも楽しいですよ!
~室内遊び・ゲーム~
●オオカミさんがきた!
<どんな遊び?>保育者(お母さん役)と子どもたちが仲良く遊んでいると、オオカミがやってきます。子どもたちと一緒にテーブルの下に隠れたり、用意しておいた段ボールの陰に隠れたりしながら、逃げると追いかけられるというのを繰り返し遊びます。
<ねらい>みんなと一緒に遊ぶことを楽しむ。想像力をやしなう。
●玉のせゲーム
<どんな遊び?>大きな透明のテーブルクロスやポリ袋を両端で保育者が持ちます。
子どもたちの身長の高さで広げているテーブルクロスの上に、「ヨーイドン!」で子どもたちがボールを投げいれていきます。
たくさん乗ったら、子どもたちが下からたたき上げてボールを落として遊ぶゲームです。
保育者がいっせいにボールを落としても盛り上がりますよ!
<ねらい>ボール遊びをみんなで楽しむ。集まったボールを下から見上げたり、一斉に落ちてくる様子を見たりして楽しむ。
●ホースの首飾り
<どんな遊び?>いろいろな長さに切ったホースを、太めの紐に通していきます。
紐を通し終えたら、首飾りにしたり部屋に飾ったりして楽しみましょう。
ホースはカラフルなものにすると子どもたちもより一層楽しめます。子どもの好きな絵をかいておいても◎。
<ねらい>指先の発達を促す。集中して取り組む力をやしなう。
~屋外遊び・ゲーム~
●お散歩ごっこ
<どんな遊び?>ペットボトルの中に石やビーズ、鈴などを入れ引きずれる長さの紐をテープで固定します。犬や自分の好きな動物に見立てて引っ張りながら、屋外のお散歩を楽しみましょう。自由に歩き回っても、誘導してみんなで歩いても楽しいですね。
<ねらい>歩いたり、走ったりすることで音が鳴る感覚を楽しむ。
●お店屋さんごっこ

<どんな遊び?>新聞紙やビニーシートなどに、花や石、葉っぱなどを分けて並べます。
子どもたちがお店屋さんになり、用意したお盆の上に載せてお客さん(保育者)まで運んでいきます。「はいどうぞ。」「ありがとう」というやりとりをしましょう。

<ねらい>手指の動きやバランス感覚をやしなう。会話のやりとりを楽しむ
●お人形とかくれんぼゲーム
<どんな遊び?>保育者はパペットを用意して、「ぼくとかくれんぼしよう!ぼくを見つけてね~」と言葉がけをします。子どもたちがもう一人の保育者と10を数えているあいだに、近くの木や遊具にかくれて、パペットの顔をちょこちょこ出します。「こっちだよ!」「見つかっちゃった!にげろ~」と移動して、また繰り返しかくれんぼして遊びます。
<ねらい>みんなと一緒に追いかけっこをして楽しむ。体力をつける。

3.1歳児の保育実習で気をつけたい設定保育の注意点とは

部分実習で使える設定保育の活動とねらいを紹介してきましたが、明確になってきたでしょうか?
1歳児は、体力もついてきて運動や遊びもできることがどんどん増えてきます
部分実習をするときは、一人ひとり好きなもの,興味のあるものを見つけて、設定保育に取り入れると良いでしょう。
そのうえで、保育実習中におさえておきたい注意点をご紹介しますね!
自分でやりたい気持ちに寄り添う
1歳児は、何でも「自分で!」「私これをやりたい!」という自我が芽生えてきます。
その気持ちは心身の成長を促す、大切なことなのです。
ゆったりと時間を取り、見守ってあげるようにしましょう。
忙しくても、自分でなかなか出来なくても保育者がサッサと終わらせてしまうことのないようにしましょうね。
●自分でやりたい気持ちを伸ばすための環境づくり
自分で何でもやりたいけど、こんな保育室ではやりにくい!なんていうことは避けたいですね。
踏み台を使ったり、座布団をおしりの下入れたり、自分で挑戦しやすい環境づくりも忘れずに!
●一歩先の危険予測をしよう

1歳児の行動はまだまだ不安定

次に起こりうる、一歩先の行動を予測するクセを付けましょう。

少しずつ話せば理解できるようになってきますが、決して油断してはいけません。
しっかりと目を離さないようにしてくださいね。
●基本的生活習慣は楽しい雰囲気で身につけよう
1歳児は、まだ自ら進んで着替えや排泄などはできません
保育者の援助を受けながら、楽しくコミュニケーションをとり、「自分でやってみたい」という気持ちにつなげていけるようにしましょう。
「すっきりしたね」「きれいになったね」などの、気持ちのよい言葉がけも大切です。
成長が一人ひとり違う1歳児の保育実習は、思っているよりもとても大変です。
運動機能もまだまだおぼつかないので、保育実習中ずっとハラハラドキドキしてしまう!なんていうことも。
部分実習では子どもたちの発達を理解し成長に合った活動とねらいを決めることが大切です。
初めは余裕もなく、精一杯かもしれませんが、一生懸命考えた部分実習を子どもたちは必ず喜んでくれますよ!
保育実習では学校では体験できないことをたくさん学んで、素敵な保育士になってくださいね。

執筆者:岡田なな保育士