保育実習で即実践!部分実習の活動は発達に合わせよう~0歳児編

  1. 保育

保育実習を控えている皆さん! 部分実習はどんなことをしよう…と悩んではいませんか? そんな皆さんの役に立てるよう、部分実習に取り入れやすい活動をご紹介します! 今回は0歳児編です。月齢の発達別にわかりやすくご紹介していきます。 

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1、保育実習では0歳児の活動ねらいを明確にしよう

保育実習の部分実習を控えている皆さん。
どんな活動を取り入れようか、いろいろと頭を悩ませていると思います。
心も体もぐんぐん成長する0歳児は、発達段階に合った保育をするのが大切です。

・0歳児の発達をおさらいして部分実習に挑もう

まずは0歳児の発達をおさらいしてみましょう。
きっと部分実習のねらいが見えてくるはずですよ!
~おおよその発達の目安~
●ねんね(0か月~)
授乳と睡眠を繰り返す
排泄回数も多い
●寝返り(4か月~)
首がすわってくる(縦抱きもできるようなる)
ものを握れるようになってくる
授乳間隔が3~4時間あき、生活リズムができてくる
親しい人声や顔がわかる
●おすわり・はいはい(7か月~)
夜にまとまって寝るようになる
離乳食が1回食から2回食へと進み、食べる量も増える
人見知りなど感情が出てくる
おすわりができると、両手を使った遊びが多くなる
目線も変わり、いろいろなものに興味を示すようになる
●伝い歩き(10か月~)
離乳食後期に入り3回食となる
相手の言動や表情から気持ちを察するようになる
つかまり立ちや伝い歩きが始まり、動きが活発になる
指先が発達してきて、細かな動きができるようになってくる
●歩き始め~しっかり歩き(12か月~15か月)

体力もついて昼寝の時間が減り、起きている時間が増える

離乳食も完了期に入り、栄養を食事とおやつでとれるようになる

意味のある言葉が出てくる
まねっこなどの複雑な動きもできるようになってくる
歩きがしっかりしてきて行動範囲も広がる
このような発達の目安を頭に入れておくと、活動の内容が決めやすくなります
この部分実習の活動を通して、子どもたちにどんなことを学んでほしいのか、体験してほしいのか、を考えてみましょう。

2、部分実習で役立つ0歳児の発達に合わせた活動とは

では、さっそく月齢別に見た部分実習の活動を決めていきましょう。
指導案を立てる前に最近の子どもたちの様子なども担任の先生に聞いておくのもオススメです。
また、それまでの保育実習中、先生はどのように活動をおこなっているのかをきちんと見ておくとよいでしょう。
0か月~4か月の部分実習
・ふれあい遊び
機嫌が良いときに、手足をやさしく撫でたり、ぱちぱち合わせたりしてみよう
<ねらい>手足を動かそうとする、保育士とのふれあいを楽しむ
寝返りができる子は、足を交差させて腹ばいを促し、おもちゃを触らせるようにして遊びましょう
目線が変わり、良い刺激になります。
・タオル遊び
子どもの近くでタオルを動かして興味をひきだし、触ってみよう
<ねらい>ものへの興味をもち、自分から動こうとする
視覚も成長してきて、目に見えるものを触ろうとする行動が見られるようになります。
タオルを揺らしたり、左右に動かしたりして、「何か出てきたね」「あれ?なんだろうね」と興味をひきだす言葉がけをしましょう。
タオルに隠れていないいないばぁをしてやりとりを楽しんでも良いですね!
5~10か月の部分実習
・楽器遊び
ラップなどの芯でミルクの空き缶や空き箱をたたいて音を出してみよう
ヤクルトの空き容器でマラカスを作って音を出してみよう
<ねらい>自分の働きかけで音が出ることを経験する
保育園の中にある身近なものを楽器に変身させて、音を鳴らして遊びましょう。
可愛らしく、マスキングテープや色画用紙でデコレーションして準備しておくと◎。
振り回して遊ぶことが予想されるので、近くにいる子に当たらないように注意しましょう。
・「はいどうぞ」&「ありがとう!」
おもちゃや身の周りのものを「はいどうぞ」と手渡した後、「ありがとう!」とお辞儀をして受け取ってやりとりを楽しみましょう。
<ねらい>言葉を伴った保育者とのやりとりを楽しむ

ものを渡しあって「はいどうぞ」「くださいな」「ありがとう」などの言葉のやりとりをしましょう。

覚えると何度もくりかえして遊ぶようになりますよ!
このやりとりは、おもちゃやものが子どもの手に渡った状態で終わりにしましょう。
「結局最後は取られるんだ」と感じないように配慮しましょうね。
1歳前後の部分実習
・お返事遊びをしよう
お名前を呼ばれたら、「はーい!」と手をあげたりお返事をしたりしてみよう
最初は保育者の真似をして、一緒に手をあげてお返事をします。
<ねらい>
保育者とのコミュニケーションを楽しむ。
返事のやりとりを経験する
まずはできるかどうかよりも保育者とのコミュニケーションを楽しむことが大切です。
そのうえでお返事ができたら、たっぷりとほめてあげましょう。
・トンネルをくぐって遊ぼう
スズランテープで作ったのれんや段ボールトンネルをくぐってみよう
<ねらい>
楽しみながら体を動かそう
スズランテープや段ボールの感触を楽しむ
スズランテープで作ったのれんの両端を保育者が二人で持ち、シャラシャラとゆらしながらくぐらせます。
上を閉じた状態の大型段ボールの両側面を、ハイハイで通れるくらいの半円に切り取り、トンネルをつくります。
いらない布でカーテンを付けたり、小さな窓を作るとさらに楽しめますよ!

3、0歳児クラスの部分実習における活動の注意点とは

0歳児クラスは、授乳、食事、睡眠、排泄が生活の中心です。
部分実習をするときは、発達や生活リズムが一人ひとり違うということを把握しておく必要があります。
そのうえで、保育実習での注意点をしっかりとおさえておきましょう!
●安全に過ごせる環境づくりをする

0歳児の保育環境は、何よりも安全な環境であることが第一です。

手に取ったものは口に入れる、つかまり立ちや伝い歩きなどのおぼつかない動きを考慮し、誤飲やケガが起こらないようにしましょう。
●泣く子へのサポートもしっかりと
0歳児にとっては、泣くことがコミュニケーションの手段の一つです。
時には大泣きすることもありますが、そんなときも慌てなくて大丈夫です。
「お腹がすいちゃったのね」「眠くなっちゃったのね」などと子どもの気持ちを口にしながら接してみましょう。
●教室以外の場所も安全点検をしっかりおこなう
テラスや園庭での遊びも大切な活動です。
段差の確認や遊具は安全・清潔か、確認をしましょう。
また、手洗いも忘れずに!
●生活リズムに合わせておこなう
何度も言いますが、0歳児クラスは一人ひとり発達や生活リズムが違います。
クラスではいつも誰かが寝ている状態と言ってもいいでしょう。
ゆったりと安心して活動ができるように寝ている子とのスペースを分けるように環境づくりをしておきましょう。
0歳児の保育実習は言葉も通じず、コミュニケーションを取るのがとても大変です。
何で泣いているのかわからず焦ってしまい、どうすることもできない…なんていうことも。
部分実習では子どもたちの発達を理解した活動を選ぶことが大切です。
初めは余裕もなく、精一杯かもしれませんが、子どもたちと触れ合うたびに愛着関係は必ず生まれていきます。
ゆったりとした環境で、優しい言葉をたくさんかけてあげましょう。
学校では体験できないことをたくさん学んで、素敵な保育士になってくださいね。

執筆者:岡田なな保育士

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