保育士の負担増加!?保護者から見たコロナ禍の保育現状

  1. 保育現場のお役立ち情報

コロナ禍で保育士が疲弊しているという暗いニュースを耳にすることが増え、不安になっていませんか?園の子どもたちや保護者にはどううつっているのでしょうか。今回は保育士を目指すみなさんに保護者から見た保育現場の現状についてお伝えます。

 

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1.ニュースで聞こえてくるのはコロナ禍の保育士の悲痛な叫び

コロナ禍が続き、日々感染のリスクと闘いながら、多くの保護者や子どもと関わって、子どもたちの保育を担っている保育士。

ニュース番組では、保育現場について「日々の保育業務に加えてこまめな玩具消毒、室内備品の除菌、換気などの業務が加わり、負担が増加している」さらには「保育の現場は崩壊寸前」などの暗い言葉が聞こえて来ることも…。
そのような状況が続き、これから保育士になろうとしているみなさんにとって、不安が大きいのではないのでしょうか。周りの人から心配され「保育士になるのはやめた方がいい?」「実習に行って大丈夫?」と悩んでいる人もいるかもしれません。実際、今先生方は疲れきった表情で保育をしているのでしょうか?
元保育士の私は、現在娘がこども園に通っていて、現在保護者として、日々先生や子どもたちの様子を見ています。そこで今回は保護者としての目線から、コロナ禍での保育の様子についてお伝えします。

2. 保育現場の現状は、ほのぼのとした子どもたちの姿でいっぱい

・突然の長い休園。でも、先生の明るい笑顔で安心

一回目の緊急事態宣言では急な休園になり、娘にとってはよくわからないまま長いお休み期間となりました。その後休園期間が終わり、久しぶりの登園。

親としては不安でいっぱいでしたが、迎えてくれたのはいつもと変わらない担任の先生の笑顔でした。

「○○ちゃん、久しぶりだね~!会いたかったよ!」
今までのようにハグはないものの、その明るい言葉にとても嬉しそうな娘でした。

園からは「新型コロナウイルス感染症対策」についてお手紙が配布され、園として消毒や換気について、子どもたちの手洗いうがいの徹底、マスクの着用、すべての活動でのディスタンスを保つことなどについてなど書かれていました。

・給食は寂しく間隔をあけて無言で…でも意外なメリットが!

一番大きく変わったのは給食風景。子ども同士の間隔をあけ、さらに一切のおしゃべりをせずに食べるということでした。
無言で食べる子どもたちの姿を想像しただけで「寂しいだろうな…」「つまらないだろうな…」とため息がでてしましました。
しかし娘に聞いてみると「おしゃべりすると先生に怒られるの。でも早く食べられるから初めておかわりできたよ!」と思いのほか前向きに捉えていたことに驚きました。

・手洗い時間をしっかり確保。歌で楽しく♪

コロナ禍では外遊びの後、廊下に並んで待つ子どもたちの姿が見られるようになりました。
手洗いがしっかりできるように「おねがいカメさん」という手洗いの手順にそった手遊び歌を流し、一曲分の時間をかけしっかり洗っているそうです。
子どもたちはとても楽しそうで、手洗いに関して先生がピリピリした様子は一切ありません。

・行事の中止や縮小…でも新たな発見もあった!

娘の園では運動会はクラスごとに日にちを変えて行い、さらに保護者は一名のみしか観覧できないということでした。
そしてそれに伴い写真ビデオの撮影が禁止。
これには反対の声があがったそうですが、迎えた当日。
スマホもカメラもビデオも持たずに子どもの競技を見るのは初めてのことでした。撮影に必死になり画面越しに見ていた時と比べ、全体の動きがよく見え、娘の姿だけではなくクラスの一体感を感じ、パラバルーンの演技には感動して涙がでそうになるほどでした。
また両手があいているので拍手が大きく、クラス単位の小さな運動会でも、とても盛り上がりました!例年苦労していた場所取りも、撮影もなく、間近で子どもの姿の見られる運動会。温かみがあっていいのもだなあと感じました。

・先生方の工夫のおかげで子どもの成長に影響なし

このように、今までとは違う部分は多くあるものの、子どもの笑顔でいっぱいの日常は変わらず、ほのぼのと過ごしています。
「感染症対策をしながら保育の質を落とさないようにするのが難しい」とも聞きますが、現場の先生方はあの手この手をつかって工夫して保育を進めてくださっているので、今のところ娘の成長に影響がでていると感じたことはありません

3.これから保育士になる人にとっては負担が少ないかも

先生方も休園明けの頃は大変そうにしている様子もありましたが、今は以前と変わらず落ち着いて保育に当たってくれていると感じます。
消毒や換気などの業務が増えたコトには変わりないですが、備品の不足も解消し、どのタイミングでやるか、どんな手順でやるかというのが固まってきてからは、無理なくできているそうです。
また子どもたちが新しい生活様式に慣れてきたというのもラクになった理由だそうです。
先生たちが一番苦労しているのは「今までのやり方と違う」ということではないでしょうか。ベテランの先生であればあるほど、慣れたやり方と違うことをするのは大変だと思います。
逆にこれから保育士になる人にとっては、新しいコトに対する抵抗感からくる負担は少ないはず。
そしてまだまだ工夫が必要になってくる保育の現場で、新卒の先生の今までにない新鮮な考え方は大きな力になるはずです!
子どもたちとの距離が近いので感染のリスクがあるのは事実だと思います。
けれど実はコロナ禍でなくとも、保育士は毎年様々な感染症のリスクと闘いながら過ごしています。だからそれだけを理由に保育士を諦めて欲しくないのです。
ちなみに娘の園では、新型コロナウイルスの感染症対策をしっかりしている結果、例年冬場に続出しているインフルエンザやウイルス性胃腸炎などの感染症が今年は1人もでていないのだとか。

4.あらためて保育士の仕事は「すばらしい!」と声を大にして言いたい

娘をこども園に預け、保育の様子や子どもの様子を見て感じるのは、先生たちはコロナに負けず明るく保育をしてくれているということです。今、コロナ禍で世の中が不安な状況で、それが伝わって子どもが情緒が不安定になってしまうこともあると思います。
けれど先生方のいつもと変わらない笑顔で、子どもそして親も、とても安心できます。その陰には、多くの工夫や努力があると思いますが、変わらず子どもを受け入れてくれることに本当に感謝しています。暗いニュースも多いけれど、子どもたちの笑顔を守り続けている先生が大勢いることを、ぜひ知って欲しいです。
多くの人に「安心感」をあたえられる保育士の仕事はやっぱりすばらしい!
保育者を目指すみなさんを、心から応援しています!

執筆者:小林愛子 保育士

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