保育士「辞めたい!年度途中で」って、あり?なし?

  1. 人間関係

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1.保育士、辞めたい時の基本マナー

日々子どものためにがんばっている保育士のみなさん。
やりがいのある反面、責任の重い仕事なので、大変なコトもありますよね。
労働時間の長さ、サービス残業、腰痛に悩まされることや、保護者からのクレーム、園内の人間関係の悩み、園の方針と合わない、など…。
「辞めたい」「辞めざるを得ない」こともあるかもしれません。
けれど、子どもたちにとって、「先生」は変わりがいないため、「今すぐ辞めます!」というワケにはいきません。
保育士が退職する際のマナーは以下の通り。
・次年度の募集に間に合うように。
9~10月までには園長に退職を伝え、年度末に退職するようにしましょう。年度途中での担任の退職は、保護者や子どもたちが混乱します。
・お世話になった上司や先輩には早めに相談、報告
指導してくれた先生に、何も言わずに退職の日を迎えるのはとても失礼なことです。
悩んでいる時から相談し、退職が決まったら自分の口から報告できるといいですね。
・保護者や子どもには園からの発表があるまで言わない。
誰かに辞めると伝えることで、噂になってしまい保護者や子どもを不安にさせることに繋がります。園だよりなどで公表されるまで言う必要はありません。
発表後はやめる理由を聞かれることもありますが、「一身上の都合で」と言うのがベター。特に園の評判をおとすようなことは言わないように要注意。
上記のマナーを守ることで、園や保護者や子どもに迷惑をかけることなく円満退職できるでしょう。
そのようにマナーをしっかり守って退職した先生は、園側から「落ち着いたら遊びに来てね」と言ってもらえます。
辞めた後も、携わった子どもたちの運動会や発表会、卒園式などに呼んでもらえることもありますよ。

2.年度途中で辞めたくなったら考えてみて

それでも年度途中で「どうしてもやめたい!」「もうたえられない!」と思った時に考えてみて欲しいコトがあります。
それは年度途中で辞めるデメリットです。
年度途中で辞める→現場が混乱し迷惑をかける→信頼を失い、次の就職の時、不利になる可能性があるということです。
実は私も、最初に就職した園は方針がどうしても自分の保育観と合わず、半年後には「やめたい」と思っていました。でも、その時思い出したのは短大の先生の言葉。
「大変でもとにかく3年続けること。
3年続ければ何かしら得るものがあり次に必ず役に立つ。3年やらなければ周りが見えないまま終わってしまう。
その言葉を信じて、疑問に思うことが多い中でも、その園の保育を3年間やり遂げました。
そして3年目の2学期には退職希望を園に伝え、円満退職。
すると次の職場に行ったとき、子どものまとめ方、ピアノの技量、製作物を作るスピードだったり、集団遊びや手遊びのレパートリーだったり、3年間の経験があったからこそ物にできたことが多かったことに気づきました。
自分の考えと違う方針のもと働く日々は、辛いコト、悔しいコトもたくさんあったけれど、その経験がその後の自分の「保育観」を作ってくれたと感じています。
合わない職場や、人間関係などの問題のある職場に行くのはとても苦痛かもしれません。
でも、それがその後の自分のためになるなら、「年度末までは続ける」という選択をするのがいいと思います。
夢を持って保育の資格をとったのですから、その場の感情だけを優先せず、先々のことも考えて行動していきましょう!

3.自分にとって一番の選択をしよう

とはいえ、心と体に支障がでるほどつらいなら、無理は絶対に禁物です。
保育は体力的にも精神的にもハードな仕事ですから、健康でなければ続けていくことはできませんよね。腰痛の悪化やうつ病など、不調が重症化してしまうと仕事復帰が難しくなってしまいます。
一番大切なのは自分の健康面です。
担当の子どもたち、保護者、先生たち、いろいろな人の顔が浮かんで辞めると言いだしにくいかもしれません。
けれど、「誰にも迷惑をかけないように…」と犠牲になって、ボロボロになるまでがんばる必要はありません!
辞めて自分を見つめなおしたり、自分に合う園に転職したりと、いい方向に向かうこともあります。
自分の未来に向けて一番いい選択をしてくださいね!

執筆者:小林愛子 保育士

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