保育士として活躍したい!でも保育園の人間関係に不安を感じていませんか?
- 人間関係
1.保育士は人間関係が大変ってホント?
2.保育士を悩ませる人間関係の悩みとは?
①園長との人間関係
②先輩との人間関係
③保護者との人間関係
3.人間関係の良い保育園を探すポイント
①保育方針が合っているか
②園の雰囲気を確認する
③離職率や平均勤続年数のチェック
④働いている保育士の姿をチェック
1.保育士は人間関係が大変ってホント?
保育士を目指す人の中には「人間関係が大変」という話を聞いたことがある人もいるでしょう。
実際に「人間関係が大変で辞めた・・・」という人も少なくありません。
それは、保育園が閉鎖的な空間であることや女性の多い職場であることが理由に挙げられます。
保育士として働きたいけど、「人間関係が心配・・・」「うまくやっていけるかな?」と
不安になってしまいますよね。でも、大丈夫です。
人間関係が大変な園があることも事実ですが、人間関係の良い保育園ももちろんあります。
今回は、人間関係に悩むことなく働けるように不安を解消していきたいと思います!
2.保育士を悩ませる人間関係とは?
それでは、保育士を悩ませる人間関係とは一体どのようなものがあるのでしょうか。
3つのポイントに絞ってご紹介します。
①園長との人間関係
保育士の人間関係の悩みとして園長や施設長との関係が挙げられます。
保育士とは違った視点で施設を管理・運営しているため、意見の違いが出ることもあるでしょう。
現場に対して様々な指導が入り、働きにくさを感じてしまう人も少なくありません。
中には、園長が変わったことで保育方針に違いが出てくる場合もあります。
施設運営や保育方針に関して意見することは難しいため、人間関係に悩んでしまう人もいるようです。
②先輩との人間関係
新人保育士にとって、先輩保育士との人間関係の悩みは最も多いものでしょう。
先輩保育士は、園から新人保育士の指導を任されます。
そのため、一人前の保育士に育てようと厳しく指導してしまう場合があります。
他にも先輩保育士には新人指導以外にたくさんの仕事があります。
日頃の保育から行事への取り組み、書類などに加え新人指導が加わることにより仕事が多くなることで
ストレスが人間関係に影響することもあるでしょう。
また、それぞれの先生が保育に対しての思いを持っています。
先輩保育士の保育観が理解できず、人間関係に悪影響が出てくることも少なくありません。
③保護者との人間関係
職員との人間関係に悩む保育士がいる一方で、保護者との人間関係に悩む保育士も多くいます。
保育士1年目の場合、経験が浅いことにより保護者から信用してもらえず話を聞いてもらえないといったケースもあります。
中には、子どもへの対応について非難してきたり、事あるごとにクレームを入れてきたりと
モンスターペアレントと呼ばれる保護者もいます。
保護者が前年の担任を気に入っており、担任になったばかりの保育士は認めてもらえず
関係性に悩む、というケースも多いでしょう。
3.人間関係の良い保育園を探すポイント
それでは、どのようなポイントを元に人間関係の良い保育園を探せばいいのでしょうか?
4つのポイントに絞ってご紹介します。
①保育方針が合っているか
求人を見ていると給与や待遇が良い保育園が目に留まりますよね。
魅力的な求人に惹かれて保育園を決めてしまう人もいるかもしれません。
人間関係の良い保育園で働くためには「自分の保育観に園の保育方針が合っているか」を確認しましょう。
保育園には、必ず保育方針・教育方針があります。
例えば、就学に向けた勉強を重視する保育園もあれば、体操など身体を動かすことを
保育方針に掲げる保育園もあります。宗教によって様々な教えをしている園もあるでしょう。
また、保育士は自分でどのような保育をしたいのか保育観があるはずです。
自分の保育観に合わない保育園では、考え方の違いで職員間のトラブルになることも少なくありません。
魅力的な求人に惹かれてしまう気持ちもわかりますが、自分の保育観に合う保育園を見つけることが
長く働き続けやすい職場選びのポイントになります。
②園の雰囲気を確認する
見学や実習などを通して、実際の園の雰囲気を確認しましょう。
園の雰囲気を確認することは、就職をするにあたり重要なポイントと言えます。
ホームページや求人情報だけでは、実際の園の雰囲気を知ることはできません。
保護者に向けたホームページや職員募集のための求人情報には、
保育園の良いところしか書かれていないことも少なくありません。
いざ就職してみたらイメージと違った、という声も多く聞かれます。
入職後に後悔しないためにも、気になる園の雰囲気を実際に確かめることが大切です。
実習を受け入れている園や見学を行っている園もあるため、気になっている園に一度問い合わせてみましょう。
また、実際に園を訪れる時には、園児や職員の表情が明るいか、園長や主任が高圧的でないか、
園の保育方針に沿った保育を行っているか、親しみやすい保育士が多いかなどを確認しましょう。
実際に保育園の雰囲気を知ることで、入職後のギャップをなくすことができますよ。
③離職率や平均勤続年数のチェック
長く働いている職員が多い保育園は、働きやすい環境であることがわかります。
保育士のように女性が多い職場であれば出産があるため、休暇を取得する必要がありますよね。
産休や育休を取得できる環境や職場復帰できている園は、
職員同士がお互いを支え合っている雰囲気の良い園と言えるでしょう。
また、平均勤続年数についてもチェックしておきたいポイントです。
勤続年数の長い職員が多い園であれば、それだけ居心地の良い園であると言えます。
他にも保育士の質がバランスの良いものになっているかを確認しましょう。
ベテラン保育士が多い傾向であれば、若手の保育士が働きにくい環境になっている可能性があります。
また、若手の保育士が多いのであれば、離職率の高い職場である可能性があるので注意が必要です。
若手もベテランもバランスよく働いている保育園は、職員が気持ちよく働くことのできる保育園と言えるでしょう。
④働いている保育士の姿をチェック
そして一番大切なのは働いている保育士の姿です。
保育園の見学や実習に行く機会を設け、保育士同士の挨拶があるか、
保育士に笑顔が見られるか、保育士同士の会話があるかといった点をチェックしましょう。
会話がない、笑顔がないといった場合であれば、入職先に選ぶことは避けた方がいいでしょう。
また、主任保育士や園長の周囲の職員に対しての対応が良いものであるか、
という点もチェックしておきたいポイントです。
いかがでしたでしょうか?
今回は保育士を悩ませる人間関係から、職場選びのポイントをお伝えしました。
人間関係に悩むことなく働けるよう自分に合う保育園を見つけてくださいね。
執筆者:木村瑛美 保育士
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