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  1. 保育

内田淑佳(うちだよしか)の保育道《第17回》【並ぶことを教える?】②

内田淑佳(うちだよしか)の保育道《第17回》【並ぶことを教える?】②

前回「並ぶ」ことを色々な場面を想定して「なぜ並ぶのか?」考えてみました。
「並ぶ」は「順番」を待つ行為で、「誰かの後ろに立っている」ことではありませんでしたね。ですから「順番って何?」「なぜ順番が必要なの?」この意味と目的が重要になります。

お気づき頂けましたか?
「順番」や「並ぶ」は、目に見えること(行動)を指示して それを「させて」も、その仕組みや目的が理解出来なければ身につかないということです。
「並ぶことを教える」のが保育の目標ではなく「なぜ並ぶのか、を知ってもらう」のが保育の目標となるわけです。
なぜ、並ぶのか?ここで私たちは理屈を聞かせてしまいがちですが、 気をつけてください。
理屈って「納得」できなかったら自分の中に入って来ませんよね。
では「納得」って なんでしょう?

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わかりやすく言えば「気持ち」じゃないですか?
「うん!、そう思う!」という気持ち。
そうなんです。 私たちは「気持ち」が動かないと「行動」できません。
並ぶこと、 順番を待つことを、 「こうしたら、 皆が気持ちよく過ごせるんだな!」という「気持ち」として感じてもらうことが大事です。
つまり、自分も気持ち良くないとね!皆が気持ちよく過ごせると、自分も気持ちいい!こういう人になってもらうことが「目的」です。

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この「気持ち」が育たないと、結局は管理する人、罰を与える人、などが いなければ「順番」を守ることが出来ない人になります。
そうです! 「管理」して、「罰を与え」て、 「並ぶ」ことを教えても本当に順番を守れる人には育たないということです。
保育とは「並ぶことを教える」でも「並ばせる」でもなく「 なぜ、並ぶのか?」を体験を通して「感じて」もらえる環境を作ることです。
「なぜ、並ぶのか?」を「教える」のでは ありませんよ!繰り返します。 理屈は「納得」できなければ自分の中に入りません。
体験を通して「気持ち」を育む。これが保育です。次回は「気持ち」を育むうえで気を付けて欲しいことをお伝えします。

【講師紹介】 内田 淑佳 先生

この記事を書いた人
【講師紹介】 内田 淑佳 先生
NPO法人
日本心理カウンセラー協会運営役員Human Environment Creator
一般社団法人そだち《子どもにとってより良い人的環境を作る活動をしています》