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内田淑佳(うちだよしか)の保育道《第15回》【記録の書き方】③

内田淑佳(うちだよしか)の保育道《第15回》【記録の書き方】③

【記録の書き方】③

これまで「目的」と「目標」の話から、「保育の目的」についてお伝えしてきました。「保育計画・記録」を書く時に、「目的」と「目標」をハッキリさせることが、何より大切だからです。
「目的」=子どもたちに、将来どんな人になって欲しい?このヴィジョンについては、誰もが思い浮かべることが出来ると思います。さあ、そして「目標」=そのために、今、何をする?…物事において、この「目標設定」のほうが難しいというのはままあることです。なぜならば、「目的」はヴィジョン(イメージ)でもOK!なのですが、「目標」となると、具体的なものが好ましいからです。
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そこで、「いいもの」をご紹介します。私たちには強い味方がいるのです!!その名も「厚生労働省」&「文部科学省」+「内閣府」!!
各省庁から、保育のための「道しるべ」が出ています。保育園には「保育所保育指針」幼稚園には「幼稚園教育要領」こども園には「認定こども園教育・保育要領」です。
持っている!という方も多いと思います。ない方は各省庁のHPから無料でダウンロードできます。
ぜひこれらを大いに活用してください。そして実は、本来、これに沿って保育、教育していくよう法律で定められています。
「保育のねらい及び内容」という部分は3つとも同じ内容で、5領域(健康、人間関係、環境、言葉、表現)について分かりやすく書かれています。
「ねらい」が「保育の目標」です。目的とする将来のヴィジョンに向かって、今、何を目標とすべきか、ここに書かれています。そして、その目標を達成するために具体的に何をしたらよいかが「内容」の部分に書かれています。「内容」は、子どもが経験することです。ですから、これを見ながら「保育計画・記録」を書いたら良いのです。

そして、ぜひ、今のうちから、何度でも読んでください。独特な言い回しに気付くと思います。「○○を味わう」「○○を楽しむ」「○○に興味や関心をもつ」「○○に気付く」「○○に親しむ」などです。実はこの言い回しが「保育計画・記録」を書く時に求められます。
子どもが遊ぶ様子を見て、「○○を味わう」という言い方は一般的ではないですね。つまり業界用語です。これは遊びを計画的に準備し、意図をもって提供する「保育という仕事」ならではの言い回しです。何度も繰り返し読んでおくことで自然に使えるようになります。
何より、将来のヴィジョンを思い浮かべながら読むことで、保育をしていく中で何を大切にしたら良いのか…ということに気付くことが出来ます。

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何が大切なのか、そのポイントを知っておくことと、業界用語に慣れること、これで「記録の書き方」に対しての準備はバッチリです!
それから、漢字が苦手な人は、「保育所保育指針」等、読むだけでなく書いてみるといいですよ!園の書類で必要となる漢字は、ほぼ中に載っています。第1章から最後まで、読んでみて、書けないと思った漢字は、実際に使うようにしてみましょう。

次回からは「並ぶことを教える?」を3回にわたってお伝えします。今回、保育の「目的」と「目標」について考えてもらいましたので、具体的なお話をしてみたいと思います。お楽しみに!!

この記事を書いた人
【講師紹介】 内田 淑佳 先生
NPO法人
日本心理カウンセラー協会運営役員Human Environment Creator
一般社団法人そだち《子どもにとってより良い人的環境を作る活動をしています》