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保育実習ではココを見よう! 保育 で実践されている『 消毒 』とは

今回は、実習前にぜひ読んでほしい、 保育 で実践されている『 消毒 』についてご紹介します。コロナ禍で『 消毒 』が身近なものになりましたね。コロナ禍だからこそ、 保育 の衛生管理についてしっかりと予習し、実習に臨みましょう!
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1. 保育 の衛生管理『 消毒 』

新型コロナウィルスの予防対策として
『 消毒 』が身近になりましたが、
 保育 では、以前より重要な衛生管理の一つとしていました。
集団で過ごす保育園は、病気が流行しやすい環境。
ですから、子どもたちが健康に過ごせるような環境づくりを心掛けています。
では、実際に 保育 ではどのような 消毒 をしているのでしょうか。
 保育 でよく使用される消毒薬はこの2つ。
・アルコール系(消毒用エタノール)
・塩素系(次亜塩素酸ナトリウム)
アルコール系(消毒用エタノール)は、
みなさんも手指の 消毒 などに使用していると思います。
塩素系(次亜塩素酸ナトリウム)は、
家庭で使用される塩素系漂白剤などと同じ成分です。
これらは、それぞれ効果が違うので用途に応じて使い分けます。
アルコール系
用途:手指玩具室内環境など
効果あり:細菌・真菌・ウィルス・結核菌など
効果なし:ノロウィルス・ロタウィルス
塩素系
用途:玩具室内環境衣類哺乳瓶など
効果あり:細菌・真菌・ウィルスなど
効果なし:結核菌・一部の真菌

参考:厚生労働省 『保育所における感染症対策ガイドライン』(平成21年8月)

2. 保育 の『 消毒 』詳しく教えます!

それでは、 保育 の 消毒について詳しくご紹介します。
タイミングやポイントの例、注意点などをまとめました。

【 消毒 のタイミング】

≪朝≫
 保育 の準備として、遊具や玩具の 消毒 を行う園もあります。
現在はコロナ対策として、玄関で手指の 消毒 を行う園が多いでしょう。
≪食事前≫
食事前は、手洗いに加え、手指の 消毒 を行います。
私の園では、保育士は必ず手指の 消毒 を行った上で配膳していました。
子どもたちは肌が弱いので、消毒を行うかどうかは園によって対応が分かれていると思います。
また、テーブル配膳台なども必ず 消毒 していました。
≪午睡中≫
午睡中に、室内環境遊具・玩具の 消毒 を行います。
特に、玩具は子どもたちが常に使っているものなので、
午睡の時間がしっかりと 消毒 できるタイミングでもあります。
≪掃除≫
毎日室内やトイレの掃除を行います。
掃除の仕上げとして、最後に 消毒 を行っている園もあります。
≪夕方≫
時間外保育(延長保育)になると、 保育 を合同にすることが多いので、
保育室が空いたタイミングで 消毒 を行っている園もあります。

【 消毒 するポイント】

≪手指≫
消毒用エタノールで行います。
子どもは肌が弱いので、手指の 消毒 を行うかどうかは園によって判断が分かれていると思います。
≪遊具・玩具≫
乳児クラスは、玩具に口をつけることも多いので、必須です。
消毒用エタノールまたは、次亜塩素酸ナトリウムを希釈したもので 消毒 します。
ノロウイルスなどには、次亜塩素酸ナトリウムを使用した方が効果的。
≪室内環境≫
家具トイレなどの室内環境。
乳児クラスでは唾液のついた手で触っていることもあるので、 消毒 の必要なポイントです。
消毒用エタノールまたは、次亜塩素酸ナトリウムを使用します。
トイレの 消毒 は、排泄に関わる場所なので、
次亜塩素酸ナトリウムの方が効果的。
また、嘔吐物を処理する場合の 消毒 は、必ず次亜塩素酸ナトリウムを使用します。
≪哺乳瓶≫
次亜塩素酸ナトリウムを成分とした哺乳瓶用の消毒液を使用します。
消毒液は使わず、熱湯での 消毒 をしている場合もあります。
≪プール≫
夏にプールを行う際、次亜塩素酸ナトリウムを水に混ぜて使用します。
その際、水温計消毒濃度を測る器機などを使用して、
安全にプールに入れるよう配慮しています。

【注意点】

≪手指の 消毒≫
必ず消毒用エタノールを使用します。
目などの粘膜にかからないよう、注意が必要!
≪消毒液の管理≫
必ず子どもたちの手の届かない場所で保管します。
次亜塩素酸ナトリウムの原液は素手で触ると危険!
また、次亜塩素酸ナトリウムは、日陰で保管しなければ効果が薄くなってしまいます。
≪消毒液の濃度≫
次亜塩素酸ナトリウムは、用途によって希釈率が変わります。
安全に、しっかりとした効果が得られるよう、適切な濃度で使用します

3.実習で必ずチェック!

いかがでしたか?
消毒液の扱い方って難しそう…
と感じた方もいるかもしれません。
しかし、 保育 の衛生管理では、とても重要な知識でもあります。
予習してから実習に臨むことで、
現場での学びもより深まるはず!
また、今回『 消毒 』についてご紹介しましたが、
『手洗い』が大前提!
手洗いは、色々な病気の予防にもつながりますよ。
保育実習で、どのように衛生管理を行っているか、
しっかりと学んできましょう。
応援しています!

執筆者:たか 先生(保育教諭1)

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