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【保育】冬は インフルエンザ に要注意!~症状・視診・園での対応~

冬のインフルエンザ
冬に感染流行する インフルエンザ 。集団で過ごす保育園や幼稚園では、特に注意が必要です。 インフルエンザ の流行前に、 インフルエンザ の症状や視診のポイント、園での対応などをチェックしておきましょう。実習前の学生さんもぜひ参考に♪
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1.保育園でも要注意!『 インフルエンザ 』

冬の季節に猛威を振るう『 インフルエンザ 』。
 インフルエンザ に罹った経験のある方は、
そのつらさがわかると思います。
毎年、1月~2月頃に感染のピークを迎える インフルエンザ 。
ここ数年は新型コロナウィルス感染症の流行に関係してか、
 インフルエンザ の流行はありませんでした。
しかし、この数年流行がなかったからこそ、
今年は インフルエンザ に注意が必要と言われているのです。
そこで今回は、『 インフルエンザ 』の症状や、保育での視診、対応などをご紹介します。
風邪などよりも感染力の強い インフルエンザ は、
保育園や幼稚園などの集団生活の場では、感染が拡大しやすいため、
より注意が必要です。
保育に携わる大人が、 インフルエンザ に対する知識をしっかりと持ち、
感染対策に努めましょう。

2. インフルエンザ の症状、視診、対応

『 インフルエンザ 』の病原体は、インフルエンザウィルスで、
A型、B型、C型の3種類があります。
主に インフルエンザ の流行を起こすのはA型B型で、
これらは季節性インフルエンザと言われ、一般的です。
一方、新型インフルエンザは、
病原体が変化し、新しい型となって出現したものを差します。
私達は免疫がなく重症化する恐れがあるため、とても危険。
新型インフルエンザは、一番最近では2009年に確認されましたが、
その後、季節性インフルエンザの扱いになっています。

【症状・視診のポイント】

インフルエンザ の症状
・発熱(38℃以上の高熱)
・悪寒
・頭痛
・関節痛
・筋肉痛
・全身倦怠感(だるさ)
・のどの痛み
・鼻汁
・咳
まれに、腹痛や下痢、嘔吐などの消化器系の症状が出る場合もあります。
乳幼児の場合は、
自分の症状を自覚できていなかったり
症状があっても上手く言葉で説明できなかったりする場合も多いので、
保育園や幼稚園では、
子どもの視診と家庭との連絡が何よりも大切です。
保育中の視診ポイント
顔色は悪くないか
体温は何度か
食欲は普段と比べてどうか
・ボーっとする、ゴロゴロするなど変わった様子はないか
排泄物に変わった様子はないか  など
 インフルエンザ は、普通の風邪よりも感染力が強く、
症状は急速に表れる場合が多いようです。
朝は元気でも、保育園・幼稚園にいる間に症状が出てくることも考えられるので、
 インフルエンザ の流行時期は特に、
子ども達の体調の変化に注意しながら保育しましょう。

【症状のある子への対応】

もしも保育中、子どもに インフルエンザ が疑われる症状が現れたら…
どのように対応すればいいでしょうか。
園によっては、マニュアルなど決まった流れがあると思いますが、
ここでは一般的な対応をご紹介します。
対応
① 症状の把握
子どもの様子がいつもと違う…と感じた場合、
必ず検温を行います。
② 家庭に連絡
基本的には、検温をして37.5℃以上ある場合は家庭に連絡し、
子どもの様子を伝えてお迎えをお願いします。
③ 子どもの休息
症状のある子どもを、可能であれば別室で休息させます。
別室で休息する場合は、必ず保育士や看護師が傍に付いて様子を見守ります。
また、水分補給や、時々検温して体温の変化を見ることも大切です。
別室での休息が難しい場合は、部屋の換気を行いながら、
できるだけ部屋の端や、窓の近くで休息するようにするなどの配慮も必要です。
④ お迎え時の連絡
お迎えがきたら、お迎えが来るまでの子どもの様子を伝えます。
インフルエンザ の疑いがある場合でも、
検査をしていないのに「 インフルエンザ の疑い」ということを保護者に直接言ってしまうと、トラブルになりかねません。
子どもの症状と経過の事実をきちんと伝えましょう。
園で インフルエンザ の流行が見られる場合は、
園の状況を受診時に医師へ伝えてもらうようにするといいでしょう。
 インフルエンザ の流行時期に、疑われるような症状が見られたら、
症状のある子はもちろんですが、
その他の子ども達に対しての配慮も大切です。
感染力が強く、集団感染が起きやすいということをしっかりと頭に入れて対応しましょう。

3. インフルエンザ を予防しよう

いかがでしたか?
今回は、『 インフルエンザ 』の症状や、保育での視診、対応などをご紹介しました。
 インフルエンザ の予防としては、
基本的な手洗いうがい、適度な加湿、予防接種などが有効とされています。
また、規則正しい生活リズム、バランスの取れた食事なども大切。
まずは、子どもと関わる立場の大人が健康でいられるよう、
意識して過ごしましょう。
インフルエンザ

参考:厚生労働省ホームページ インフルエンザQ&A

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執筆者:たか 先生(保育教諭1)

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