保育園で困った!場面切り替えが苦手な 子ども への保育士の関わり方【幼児編】

  1. 保育

場面の切り替え

規則正しい生活を送る保育園では、場面ごとの気持ちの切り替えがうまくできない子がいることもしばしば。特に集団行動の機会が増える幼児クラスでは対応に困ってしまうことも…。そんな 子ども に保育士はどう関わればいいのか経験談からお答えします!

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1. 保育園で場面切り替えが苦手な 子ども の行動って?

保育園では、子ども達が正しい生活習慣を身につけられるよう1日のスケジュールが決まっています。
例えば、私が働いていた保育園(4歳児クラス)の1日はこんな流れ。
 7:30~  順次登園・自由遊び
 9:00~  出席確認・自由遊び
 10:00~ クラス活動・自由遊び
 11:30~ 昼食
 12:30~ 午睡
 14:30~ 起床・おやつ・掃除
 15:30~ 自由遊び・順次降園
こういった決まったスケジュールの中で、
「今の活動を一度終わらせて次の活動をする」
これが場面の切り替えです。
大人には簡単なことですが、 子ども にとって「遊びを一度終わらせる」って結構難しいんです。
乳児クラスであれば、絵本や手遊びなどで次の行動へ促すことができます。
しかし幼児にもなると、そうはいきません。
 子ども とはいえ、時間を見て行動することや基本的な生活習慣は自分で管理できるようになっておく必要があります。
また幼児クラスは園外活動など集団行動が求められる場面も増えてきます。
そういった場面で切り替えが苦手な 子ども は一人取り残されてしまいます。
そんな 子ども に保育士はどう関わり対応したらいいのでしょう?
私はこれまでフリー保育士としてそういった場面に対応してきて、場面切り替えの苦手な 子ども にはそれぞれの特徴があることに気がつきました。
ここではその行動の特徴と、それに合った効果的な関わり方をご紹介します!

2. 場面切り替えが苦手な 子ども の行動と保育士ができること

場面切り替えのとき、まずは 子ども がどんな様子なのか観察しましょう。
その様子から、おそらくその行動の特徴が分かってくると思います。
私がこれまで出会ってきた切り替え苦手さんの特徴とその対応は次の通りです。

【特徴①】まだ遊びたい!不完全燃焼さん

遊びが面白くなってきた段階で中断しなければならなくなってしまった子。
基本的に周りからの片付けの声かけは無視。誰の声も耳に入らないゾーンに没入。
続きができることを期待させてあげよう
まずはその時点で 子ども が作ったモノや遊びを評価してあげましょう!
「すごいの作ったね!」
「これからもっと素敵になりそうだね!」
保育室にスペースがある場合は、作ったモノなどはできれば残してあげましょう。
またあとで続きができる期待があることで、気持ちの切り替えがスムーズにできます。

【特徴②】ゆっく~りなマイペースさん

遊びは終わらせるが、片付けや次のことをしているようでしていない。ただ保育室内を徘徊している。
具体的な声かけをしよう
片付けもせずふらふらとしている様子があれば、
「これお片付けお願いしてもいいかな?」
など、具体的な声かけをしましょう。
または「○○ちゃんと一緒にこれお片付けしてもらえる?」
とお友達と一緒に作業をする声かけも良いと思います。
「片付けを終える」といった切り替えポイントがあれば、次の行動へもスムーズに移れます。

【特徴③】心に何かが引っかかっているモヤモヤさん

遊びには没頭するが、切り替えがなかなかできず表情も浮かない様子
気持ちに寄り添ってあげよう
お友達関係や家庭環境など、心の中に何か悩みを抱えている可能性があります。
可能な場面であれば、そっとしておいてあげましょう。
 子ども だって構わないでほしい時もあります。
ただし家庭での悩みの場合「甘えたい」気持ちを上手く出せずお友達やモノに当たってしまう 子ども も少なくありません。
 子ども の背景や様子をしっかり観察し、2人で話をする時間を作るなど気持ちに寄り添ってあげましょう。

3. 保育士の「前向きな声かけ」で 子ども の行動が変わる♪

個性豊かな子ども達が集まる保育園。
決まったスケジュールのなか、30名近い 子ども を一人で率いるのは大変ですよね。
いくら幼児さんとはいえ、まだ3歳~6歳の 子ども 。
保育園のなかでは大きく見えても、まだまだ甘えたい気持ちはみんな持っています。
保育士だって忙しい毎日でどうしても厳しい口調になったりすることもあります。
しかしそんな時は一度立ち止まって、保育士としての役割を思い出しましょう。
保育士にとってネガティブな声かけは御法度です。
どんなときも 子ども の心に寄り添い、受け止め、前向きに捉えることが大切です。
 子ども の苦手なことに対しても、ネガティブな声かけで 子ども を動かすのではなく、しっかりとその 子ども に合った前向きな声かけで 子ども の「能動的な気持ち」に働きかけましょう。
「前向きな声かけ」をいつでも忘れずに!
子ども達との健やかな園生活を楽しみましょう♪
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執筆者:つじ 先生(保育教論1)

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