2024.8.9
50代保育士は転職可能?年齢で不採用になることはある?リアルな事情
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保育士の仕事は子育て経験を活かせることから、年齢を重ね、子育てが落ち着いてからでも活躍できるのが魅力です。
とはいえ、転職するとなれば若い世代に比べてリスクが大きく感じられてしまうのではないでしょうか。
50代の保育士が転職する上で、知っておきたい内容を解説していきましょつ。
50代保育士は転職できる?
保育士としてキャリアを積んで、50代を迎えた保育士は「転職したい」と感じたとしても実現にあたってはハードルを感じてしまうのではないでしょうか。
50代の保育士が転職を考える上では、さまざまな心配があるものです。
やはり一番は「年齢を理由に断られてしまうのではないか」ということではないでしょうか。
50代となると、転職は現実的でないと考えるかもしれません。
最近では、保育士の需要が高いことも手伝って、年齢を問わない保育士の求人も増えています。
また、さまざまな勤務形態に対応できる可能性を考慮して、50代の保育士を積極的に採用している保育施設もあります。
理想の求人を見つけられれば、「50代だから」という理由で転職できないわけではありません。
さらに、転職では体力面の不安もあるかもしれません。
年下の世代に比べてどうしても体力には限界が見えやすくなるでしょう。
子育てがひと段落して働きたいと考えている人ならば、体力面にプラスしてブランクも不安要素となるかもしれません。
こうした理由で、50代の転職について足踏みしてしまう人も多いものです。
50代保育士が転職を考える理由とは?
そもそも、50代の保育士はどのような場面で転職を考えるのでしょうか?
まずは、前述のような健康面の問題です。
保育士は体力勝負であることから、加齢とともに仕事に自信がなくなっていくこともあるでしょう。
イベントの準備や残業、持ち帰り仕事などが続くと、身体がもたなくなってしまうかもしれません。
持病などがある人ならば特に「このまま仕事を続ける自信がない」という気持ちになってしまうでしょう。
働き方に不安があるのなら、転職して正職員以外を目指したり、負担の少ない職場を選んだりするのもひとつの手です。
また、50代の保育士となるとキャリアを重ねて昇進したり、役職に就いたりする人も増えてきます。
しかし主任や園長のような重要な役職は、常にポジションが用意されているわけではありません。
そのため、前向きに転職によるキャリアアップを検討するのもひとつの手です。
50代保育士が転職先を探すポイント
50代の保育士が理想的な転職先を見つけるためには、ポイントを押さえる必要があります。
まずは、経験者を優遇する求人を見つけることです。
求人によって「新卒優遇」「経験者優遇」など、求めている人材のタイプは異なります。
新卒を積極的に採用している求人では50代の保育士はなかなか受け入れられないかもしれませんが、そうでない求人を見つければ問題ありません。
そして経験者を優遇してくれる求人では、これまで積み重ねた経験の分、給与や待遇面でも考慮してくれるかもしれません。
施設ごとに違う待遇は「定年時の対応」にもかかわります。
正社員であれば、退職金の対象となるかも重要なポイントでしょう。
求人を探すときには、そうした点も配慮し選んでください。
50代の保育士の転職には派遣がおすすめ
働き方に悩む50代の保育士は、派遣という働き方を選ぶのもひとつの手です。
50代の保育士にとって「採用を獲得する」ということが、まずひとつ大きなハードルとなるでしょう。
一般的な転職活動では、求人を探す、施設にアプローチする、採用されるというところまで、自分ひとりで対応することになります。
求人のマッチングがうまくいかないときや、面接で良い結果に結びつきにくいときも、自分で対応する必要があるでしょう。
しかし派遣なら、派遣会社の担当者が施設とのあいだに入ってくれます。
自分に合う求人を探したり、施設側にかけあったりといったサポートを受けられるため、採用にあたって有利に働くでしょう。
待遇面で「もう少し条件を見直してほしい」という気持ちがあったときには、その旨を正直に伝えれば、かけあうこともできます。
自分のスキルや経験を活かした有利な転職活動ができるため、スムーズに転職先を見つけられますよ。
まとめ
50代の保育士は、体力面やキャリア面などさまざまな不安から転職を考えるようになるかもしれません。
年齢を理由に「転職がうまくいかないのでは」と不安になってしまうかもしれませんが、「経験者優遇」などの求人ならば、むしろ重宝されるでしょう。
転職活動に不安があるなら、派遣を利用することでスムーズな転職を叶えられるかもしれません。