赤十字幼児安全法指導員とは?保育士が知っておきたい特徴と取得方法

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2021.9.23

赤十字幼児安全法指導員とは?保育士が知っておきたい特徴と取得方法

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保育に携わる者として、いつでも子どもの安全を第一に考えることは非常に重要ですよね。

一方で、安全にまつわる知識は専門性の高い分野でもあり、どのように学べばいいか悩んでしまうのではないでしょうか。

そこでこの機会に、赤十字幼児安全法指導員についての知識を深めませんか?

赤十字幼児安全法指導員とは

赤十字幼児安全法指導員とは、子どもの健やかな生活を守るために、引き起こしやすい事故や病気について正しい知識を身につける資格のことです。

あわせて、万が一事故や病気を招いてしまったときの手当のやり方についても身につけることができます。

乳幼児期の子どもは特に、たった一瞬目を離してしまっただけでも異変を招いてしまうものです。

保育士の経験がある人なら、「少し目を離す」という行為の恐ろしさをよく理解している人も多いと思いますが、万が一目を離した隙になにか起きてしまったとき、すぐに正しく対応できるでしょうか。

事故を目の当たりにしたり、病気によってけいれんをはじめとした症状を見たときには、気が動転して冷静な判断ができなくなってしまう人もいるでしょう。

いくら正しい対応について知っていても、とっさの判断できちんと対応できなければ意味がありません。

知識と技術の理解を深めるための資格である赤十字幼児安全法指導員は、保育士にとって価値のある資格と言えるでしょう。

赤十字幼児安全法指導員になる方法

赤十字幼児安全法指導員になるためには、「指導員養成講習」と呼ばれる講習を受講する必要があります。

赤十字では「救急法」と呼ばれる、救急にまつわる技術や知識のための講習が展開されています。

「救急法基礎講習」および「救急法救急員養成講習」によって救急法を身につけることで、救急法にまつわる正しい知識を効果的に身につけることができます。

赤十字幼児安全法指導員の場合は特に「幼児安全法支援員養成講座」と呼ばれる、専門知識を身につけられる講座を受講することになります。

こちらの講習は12時間ですべて終了しますので、1日で履修を終わらせることができます。

受講費用は教材費、保険料などを含めても1900円と、比較的安い金額で受けられるのも魅力です。

無事すべての講習を修了すると「受講証」を受け取ることができます。

さらに、その後の検定を合格したあとには「赤十字幼児安全法支援員認定証」も発行されます。

これらの証明は持ち合わせていることで「資格を持っていて、信頼できる人だ」という印象を呼び寄せてくれるはずです。

保育士としてスキルアップしたいときや、ほかの保育士との差別化を実現したいときに取得を目指してみるのもよいでしょう。

「幼児安全法」とは?

赤十字幼児安全法指導員の基盤となるのは「幼児安全法」です。

「法」とつくと法律のように思えてしまうかもしれませんが、これは赤十字による独自の活動であり、法律ではありません。

具体的な内容として、乳幼児の子どもにフォーカスして、その時期に起こりやすくなる事故な予防方法などを取り扱います。

万が一事故が起こってしまったとき、適切な手当を行うための講習であり、保育士にとって非常に実践的な内容と言えるでしょう。

緊急時の対応について学べる講習はさまざまありますが、幼児安全法の特徴としてさらに、乳幼児がかかりやすい病気の内容とそのときの対応の仕方も学べることが挙げられます。

「子どもはよく病気になるもの」といっても、軽視することは非常に危険です。

「よくある風邪の症状だろう」という思い込みから、重症化したり大きな病気の予兆を見逃したりしては、保育士としてもやるせないでしょう。

いつなにが起こるかわからないからこそ、正しい知識は身に着けておいて損がありません。

講習を受けたいときには?

赤十字幼児安全法指導員になりたい、講習を受けたいときには、赤十字の公式サイトをチェックしましょう。

メニューバーから「講習について」というページに飛ぶと、赤十字が展開するさまざまな講習について知ることができます。

さらに「講習に参加する」「講習リンク先一覧」というページから、各都道府県の講習に関する問い合わせ先を確認できます。

それぞれの講習は各都道府県の赤十字支部で行われますので、あとは最寄りの支部へ連絡をとって確認してみましょう。

都道府県の日本赤十字社支部では、講習のスケジュールや申し込みについても細かく確認できます。

「幼児安全法支援員養成講習 〇〇県」で検索することでも確認できますから、まずは問い合わせてみましょう。

まとめ

保育施設で預かっている大切な命を守るためには、保育士としてさまざまな知識に深い理解を持つことも非常に重要です。

赤十字幼児安全法指導員は、乳児や幼児にフォーカスして起こりやすい事故や引き起こしやすい病気とその対処法を身に着けた人材のことです。

各都道府県の赤十字支部に問い合わせれば比較的短い時間、安い金額で講習を受けられますので、保育士としてステップアップしたいときには検討してみてはいかがでしょうか。

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